【石川県&香川県★連携 Vol.1】2つの国際芸術祭をめぐる旅 〜前編:瀬戸内国際芸術祭2022〜
「奥能登国際芸術祭」の運営に携わる「サポートスズ」の新人スタッフ・小菅杏樹さんが香川県を訪れ、瀬戸内海の島々を舞台に開催されている「瀬戸内国際芸術祭2022」に「こえび隊」のサポートスタッフとして参加しました。その活動体験や「瀬戸内国際芸術祭」の魅力、見どころなどをご紹介します。
※石川県と香川県は観光パートナーシップ協定を締結しています。【石川県&香川県★連携】特集ではさまざまな観光コンテンツをテーマに、全10回にわたり両県の魅力を発信していきます。第1回目は「芸術祭」をテーマに<前編>で香川県の「瀬戸内国際芸術祭」、<後編>で石川県の「奥能登国際芸術祭」をご紹介!
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「瀬戸内国際芸術祭2022」を訪れた旅人をご紹介
【小菅杏樹(こすが・あんじゅ)さん】
奈良県出身、2022年5月に珠洲市へ移住。「サポートスズ」のスタッフとして、「奥能登国際芸術祭」の作品メンテナンス、作品案内、パンフレット等のデザインの仕事に携わる。「瀬戸内国際芸術祭2022」夏会期に「こえび隊」のサポートスタッフとして参加し女木島を訪れました。
「瀬戸内国際芸術祭2022」秋会期が開幕!
香川県高松港にある大巻伸嗣「Liminal Air-core-」。港にそびえ立つ2本のカラフルな柱は一部が鏡面になっていて、周囲の情景を映し出します。港の移りゆく景色が、作品の様々な表情をつくります。
高松港からフェリーで約20分の「女木島」へ
2016年からは「女木島名画座」、2019年からは「ピンポン・シー」など、島民や来島者が利用・購入できる作品が増え、特に女木島名店街は作品とお店がパワーアップしています。作品は港周辺の集落に点在しているので、歩いて巡るのがおすすめです。
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注目作品その1:ニコラ・ダロ「ナビゲーションルーム」
「ナビゲーションルーム」の開場前に、ボランティアサポーター「こえび隊」へ作品に関する情報や来場者対応について説明する小菅さん。小菅さんは運営側の遊撃隊として「こえび隊」のサポートを3日間行いました。
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注目作品その2:五所純子「リサイクルショップ複製遺跡」
スプーンやフォークなどの食器類をはじめ、動物をかたどった置物、サングラスなどがランダムに配され、まるで白い砂浜に漂流したもののようです。
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注目作品その3:レアンドロ・エルリッヒ「不在の存在」
レアンドロ・エルリッヒの「不在の存在」。中庭には不思議な体験ができる芸術作品、建物内部には鏡を使った芸術作品、レストランと図書スペースも併設しています。小菅さんは、来場者に作品の紹介をしながら、作家の魅力を伝えていました。レアンドロといえば、石川県の「金沢21世紀美術館」の人気作品「スイミング・プール」でもお馴染みのアーティスト。作品を通じて香川と石川のつながりを感じることもできます。
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サポーターの一員として、「瀬戸内国際芸術祭」を訪れて…
瀬戸内から奥能登へ「2つの芸術祭をめぐる旅」は後編へ!
取材日に初対面となった小菅さんと香川県庁職員で「瀬戸内国際芸術祭」を立ち上げから担当している今瀧哲之(いまたき・てつゆき)さん。アートや芸術好きな2人は会話も弾んで意気投合。次は今瀧さんが石川県珠洲市を訪れ、小菅さんが「奥能登国際芸術祭」の常設作品を特別公開する「ART Oku-Noto 2022秋」を案内する約束をしました。今瀧さんの珠洲訪問は「2つの国際芸術祭をめぐる旅 後編」でご紹介します!
開催中の「瀬戸内国際芸術祭2022」、来年開催の「奥能登国際芸術祭2023」も、ぜひお楽しみください!