【石川県&香川県★連携 Vol.1】2つの国際芸術祭をめぐる旅 〜後編:奥能登国際芸術祭(ART Oku-Noto 2022)〜
香川県から訪れた今瀧さんを、珠洲市在住・サポートスズの小菅さんが「奥能登国際芸術祭」の常設作品を特別公開する「ART Oku-Noto 2022秋」(終了:9月17日〜19日開催)へとご案内! 芸術祭・特別公開の期間以外も、常設の全18作品は10名以上の予約で屋内作品も鑑賞でき、予約なしでも楽しめる屋外作品もあるので、ぜひ奥能登の旅の参考にしてください。
※石川県と香川県は観光パートナーシップ協定を締結しています。【石川県&香川県★連携】特集ではさまざまな観光コンテンツをテーマに、全10回にわたり両県の魅力を発信していきます。第1回目は「芸術祭」をテーマに<前編>で香川県の「瀬戸内国際芸術祭」、<後編>で石川県の「奥能登国際芸術祭」をご紹介!
待ち合わせは「さいはてのキャバレー」で
小菅さんは8月末に「瀬戸内国際芸術祭2022」に「こえび隊」のサポートスタッフとして参加し、その際に出会った今瀧さんとは約1ヶ月ぶりの再会。待ち合わせの「さいはてのキャバレー」は、珠洲市と佐渡市を結ぶ定期船の待合室があった場所です。
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アート満喫の珠洲旅をしてくださった2人をご紹介!
【今瀧哲之(いまたき・てつゆき)さん】
香川県庁職員、「瀬戸内国際芸術祭」を立ち上げから担当。もともとはアートに興味がなかったが、今では大のアート好き。珠洲市へは「奥能登国際芸術祭2017」の訪問以来で5年ぶり。2021年開催の「奥能登国際芸術祭2020+」は来訪できなかったので、今回の旅では2020+の新作鑑賞と、2017年の作品との再会が楽しみ。
【小菅杏樹(こすが・あんじゅ)さん】
奈良県出身、2021年開催の「奥能登国際芸術祭2020+」に感銘をうけて2022年5月に珠洲市へ移住。「サポートスズ」のスタッフとして、作品メンテナンス、作品案内、パンフレット等のデザインの仕事に携わる。「瀬戸内国際芸術祭2022」夏会期に「こえび隊」のサポートスタッフとして参加。その様子は【石川&香川連携】2つの国際芸術祭をめぐる旅 〜前編:瀬戸内国際芸術祭2022〜 でご紹介しています。
「さいはてのキャバレー」の屋外のテラスには、2020+の新作「石の卓球台第3号」が常設展示されています。卓球の名手としても名高い浅葉克己の作品で、普段も卓球台は見ることができますが、今回のような特別公開のときは、ネットやラケット、ボールも用意されているので卓球体験もできます。
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海原を見下ろすレストランで海の幸と絶景を味わう
(左)一番人気の「イカさま定食」(1,200円)。(右)ガンド(ブリの一歩手前)に甘辛いタレがからんだ「ぶりっ子丼定食」(1,000円)。
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民具とアートが融合した「スズ・シアター・ミュージアム 光の方舟」へ
世界土協会の「Soilstory -つちがたり-」は、能登の風習「あえのこと」のリサーチや土の記憶にまつわる地元の人たちとの対話をもとに、「大蔵ざらえ」で得た「もの・証拠」を素材に民具の声をテーマとしたインスタレーション。
客席の下にはOBIによる「ドリフターズ」の展示。
(左)竹中美幸「覗いて、眺めて、」は、半透明なガラス小屋の中に「大蔵ざらえ」で見つかった日記をもとにした珠洲の現在と過去を表現。(右)舟小屋に眠っていた木造船の古材を配し、珠洲の海と船のイメージをめぐる三宅砂織の作品。
(左)久野彩子「静かに佇む」は、朽ちた農機具に金属の造形物を添え、北前船の寄港地として栄えた街の風景や、過去とまだ見ぬ風景を映し出しています。(右)鹿の角・骨を素材とした作品で注目を集める橋本雅也が、クジラの骨で制作した作品。
「スズ・シアター・ミュージアムは期待以上!! 多くの作家が参加しているのに、このまとまりや世界観は素晴らしい」と今瀧さんも絶賛。会場を去る前に2020+のメインビジュアルにもなった、海風で斜めに育った松の木と一緒にポーズ!
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スズ・シアター・ミュージアム
住所:石川県珠洲市大谷町2-47(旧珠洲市立西部小学校)
料金:一般800円/大学生600円/小中校生400円
※会期外は10名以上の事前申込で鑑賞可
塩田の歴史と記憶を作品にした「時を運ぶ船」
船の展示室の隣の部屋には、制作の様子を映像で見ることができる覗き窓があります。
珠洲の揚浜式塩田は何度か消滅の危機に瀕しながらも、日本で唯一、古代から連綿と続く伝統的な製塩法。会場の近くにある「道の駅 すず塩田村」では見学・体験もできます。
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さいはてのカフェで出会う最高の時間
「今日のお昼ごはん定食」(1,100円)。この日は夏野菜のスパイスキーマカレーを中心にした野菜たっぷりのワンプレート。
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廃線跡のメッセージ「Something Else is Possible/なにか他にできる」
双眼鏡の先に見えた看板と、旧蛸島駅の方へ線路を歩いて行くこともできます。
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お知らせ:瀬戸内国際芸術祭2022 秋会期、奥能登国際芸術祭2023
「奥能登国際芸術祭」の常設展示を巡るアート満喫の旅はこれにて終了! みなさんの奥能登の旅の参考になると幸いです。あわせて開催中の「瀬戸内国際芸術祭2022」、来年開催の「奥能登国際芸術祭2023」も、ぜひお楽しみください!
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◆瀬戸内国際芸術祭2022 秋会期
期間:2022年9月29日(木)〜11月6日(日)
会場エリア:香川県・岡山県にまたがる瀬戸内海の12の島と2つの港 直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、高松港、宇野港、本島、高見島、粟島、伊吹島
問合せ:瀬戸内国際芸術祭総合案内所
◆奥能登国際芸術祭2023
期間:2023年9月2日(土)〜10月22日(日)
会場エリア:石川県珠洲市全域
問合せ:奥能登国際芸術祭実行委員会
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