石川県を走る電車特集!個性派ぞろい!
海を、山を、まちなかを、車窓から楽しむ鉄道の旅
東京~金沢間を疾走し、陸のファーストクラスと呼ぶにふさわしいグランクラスのある「北陸新幹線」。
加賀・能登の粋を集結し、走る伝統工芸とも称される「JR七尾線」の「花嫁のれん」。
沿線自慢のビュースポットをめぐる「のと里山里海号」や、「花咲くいろは」ラッピング車両もある「のと鉄道」。
山に向かって走る北陸鉄道石川線と、海に向かって走る北陸鉄道浅野川線。
遠くから人々を連れて来る列車、おもてなし心満点の観光列車、地元の足として生活の中に根付いたローカル列車…。
役割はそれぞれですが、どれも石川の風景を車窓に映し、今日も走り続けます。
「グランクラス」は陸路のファーストクラス
北陸新幹線「グランクラス」
2015年の開業以来、全国の注目を北陸に集め、首都圏と石川のアクセスを飛躍的に向上させて多くのお客様を呼び込んだ立役者、北陸新幹線。中でも贅を尽くしたおもてなしを提供するグランクラスは、まさに「陸路のファーストクラス」です。東京~金沢間を約2時間30分でつなぐ「かがやき」の高速アクセスも魅力ですが、せっかくグランクラスに乗るのなら、3時間かけて贅沢気分をたっぷり味わえる「はくたか」もお勧めです。
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セレブ気分を味わえる、「グランクラス」の嬉しいポイント!
●最大45度にリクライニングする、ゆったり仕様の専用シート
●往復で内容が変わる軽食、10種類以上から選べて飲み放題のドリンク
●1車両にアテンダントが2人もつく、きめ細かいサービス
●スリッパ・アイマスクなど充実のアメニティ
「花嫁のれん」で金沢から和倉温泉へ
JR七尾線「花嫁のれん」
嫁ぐ娘を送り出す古くからの婚礼儀式を彩る「花嫁のれん」。ドラマにもなって、石川のゆかしい伝統として全国的に知られるようになりました。金沢から和倉温泉まで、加賀と能登をつなぐJR七尾線では、その「花嫁のれん」の名を冠し、豪華な加賀の伝統と、土まで優しい能登のもてなしを合わせた石川の魅力満載の観光列車が走ります。加賀友禅・輪島塗・金沢金箔などを取り入れた和モダンなデザインをお楽しみください。
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観光列車「花嫁のれん」に乗ってみた!
日帰り女子旅レポート!
2020年11月1日、編集部スタッフが「花嫁のれん」に乗車してきました!
花嫁のれん館と、その近くの人気のカフェを訪問!ぜひ旅の参考にしてみてください♪
「のと里山里海号」でゆったり奥能登の車窓を望む
のと鉄道「のと里山里海号」
七尾駅から穴水駅まで、世界農業遺産に認定された能登の里山里海の景色を電車に乗って満喫。通常40分で走る行程を、アテンダントの案内を聞き、要所要所で停車しながら、60分かけて走ります。日本の原風景とも言える里山里海のパノラマを車窓から眺め、能登の「まいもん(美味しいもの)」を味わう「食事付きプラン」もお勧めです。
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風光明媚な「のと里山里海号」の嬉しいポイント!
●ビューポイントで一時停車。ガイド付きでゆっくり景色を味わえる
●桜の季節は感激の絶景!別名「さくら駅」の能登鹿島駅がおすすめ
●能登中島駅では全国でも珍しい鉄道郵便車「オユ10」の見学も
●スイーツ、寿司御膳、ほろ酔い…食事プランは時間帯でチョイス
観光列車「のと里山里海号」に乗ってみた!
日帰りで中能登エリアを楽しんできました♪
2022年3月27日、編集部スタッフが「のと里山里海号」に乗車してきました!
「のと里山里海号」から見える雄大な景色の様子や、穴水町・七尾市で散策や能登の味覚を堪能!ぜひ旅の参考にしてみてください♪
「ラッピング列車」も走る「のと鉄道」
のと鉄道「ラッピング列車」
人気アニメ『花咲くいろは』で駅のモデルとなったのは、のと鉄道の「西岸駅」。アニメでは『湯乃鷺駅」の名で登場しました。聖地巡礼として多くのファンが西岸駅を訪れ、2012年に「花咲くいろは」ラッピング車両が運行開始。プラットホームには「ゆのさぎ 湯乃鷺」と書かれた駅名標も立っていて、ファンを喜ばせています。
「北陸鉄道」に乗って、海へ山へのローカル旅
北陸鉄道「石川線」「浅野川線」
沿線住民の足として愛され続けているローカル線。野町駅から白山麓の鶴来駅に向かう「石川線」では、旅の切符「恋のしらやまさん」を使えば、縁結びの神社「白山比咩神社」にお参りし、鶴来の町並みやパワースポットを堪能する旅ができます。また、金沢駅から海方面の内灘駅へ向かう「浅野川線」なら、海風を感じられるサイクリング旅がおすすめ。どちらの路線も、無料で自転車を持ち込める「サイクルトレイン」を期間限定で実施しているので、金沢から少し足を延ばして、海山の自然を感じながら巡る旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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ローカル情緒たっぷり「北陸鉄道」のポイント!
●白山の麓、鶴来へ向かう北陸鉄道石川線
車窓にはローカル線ならではののどかな田園地帯が広がります。
●海を見たくなったら、北陸鉄道浅野川線
終点の内灘駅から北へ1キロほど歩けば、海に出ます。