金沢市・伝統工芸体験|加賀百万石・前田家が紡いだ絢爛豪華な芸術文化を堪能!
ほっと石川旅ねっと体験ライターのあやです。
今回は金沢エリアで蒔絵体験をしました!
その他、成巽閣と玉泉院丸庭園へ立ち寄り、金沢らしい伝統と文化に触れた素敵なコースを娘と一緒に楽しんできました。
蒔絵体験で世界で一つだけのお盆を作ろう
金沢漆器•輪島塗•山中塗など石川県内の漆器を豊富に販売しています。
こちらでは伝統文化の蒔絵体験ができます。
代用漆の硬さをテレピンで調節し、下絵の中に筆を使って塗っていきます。
漆は糊の役割を果たす為、塗り残しが無いようにしっかり塗ります。
一つのお花を先生と一緒に蒔絵をしてみます。この時にグラデーションの色の割合を考えながら粉を蒔いていきます。
楽しくなってきました〜!
ゴールド一色で仕上げる方もいるそうですよ。
世界に一つだけのお盆が完成しました!
とっても綺麗で上品な仕上がり。
一週間ほど置いた後に使用できるようになります。
金沢観光の思い出に、プレゼントにもオススメ!
基本情報
能作(のさく)
住所:石川県金沢市広坂1-1-60
電話番号:076-263-8121
営業時間:10:00〜18:00
定休日:水曜
〈蒔絵体験〉
体験料金:3,500円〜
体験時間:10:30〜、13:30〜 ※所要時間は1時間半程度
持ち物:メガネ等(細かい作業の為)マスク着用
申込方法:電話orメール(nosaku@kanazawa.gr.jp)
※前日までに要予約
前田家奥方の優美な屋敷、成巽閣
大名書院造りと数寄屋風書院造りの二つの様式を持つ建造物は風格ある佇まいが印象的で、国の重要文化財に指定されています。
柱が一つも無いのは不思議な感じでしたが、見渡しが良くのんびりお庭を眺めたい縁側です。
※ちなみに、今回は許可を得て館内も撮影しておりますが、一般の方はお庭部分のみ撮影が可能です。
つくしの縁の障子の腰板には土筆の絵が、同様に亀の間、蝶の間なども腰板に絵が描かれています。そしてその数は1つ、2つと増えていきますが、これは数を数えることによって障子の順番がわかるようになっています。
松の間の書院の腰板にはオランダ渡米の花鳥焼き付けの絵ガラスがはめこまれています。
光が差込むとキラキラと写し出されて綺麗でした。
正座してお部屋を見渡すと可愛い装飾や絵がたくさん飛び込んできて、立って見ているのとは世界が違って見えました。
どれも上品で可愛らしい物が多かったです。
一階の謁見の間は成巽閣のメインのお部屋で、1番豪華でした。
シャンデリアや絨毯も素敵でしたが、一枚の板に花や鳥の彫刻をいれた欄間(らんま)がとても色鮮やかでオシャレ!
一瞬にして目を奪われました。
ニ階の群青の間は天井がヨーロッパから取り寄せた非常に高価なウルトラマリンブルーを惜しみなく用いて、鮮やかな群青に塗られています。色合いがとても綺麗で心に残りました。
一階は可愛らしく、二階は遊び心があり、全く異なる雰囲気が面白かったです。
基本情報
成巽閣
住所:金沢市兼六町1-2
電話番号:076-221-0580
定休日:水曜(祝日の場合は翌日)
営業時間:9:00〜17:00(入館は16:00まで)
入館料:一般・大学生700円(特別展は1,000円)中高生300円(特別展は400円)小学生250円(特別展は300円)
駐車場:7台 ※石川県兼六駐車場(有料)割引あり
※一般来場者の撮影は、お庭のみ可能。
加賀藩代々の藩主たちが愛でた『玉泉院丸庭園』
尾山神社から『玉泉院丸庭園』へと向かう際に通る「鼠多門(ねずみたもん)、鼠多門橋」は、黒い海鼠漆喰が特徴の城門で、2020年に復元されました。
隣接する玉泉院丸庭園は加賀藩主の私的な庭を2015年に再現したものです。
ライトアップされた鼠多門や玉泉院丸庭園もオススメです。
池の周りを緑が囲む池泉回遊式庭園です。
池には一の島、ニの島、三の島という3つの浮島があり、木橋、石橋、土橋を合わせて5つの橋で結ばれています。眺める位置や角度によって、いろいろな趣きが感じられます。