金沢・加賀を1泊2日で楽しんできた!

8440ビュー

※このブログは2022年3月時点の情報です。

石川県の観光スポットとしてよく名前が挙がるのは、兼六園や金沢21世紀美術館、近江町市場など、金沢にあるスポットがほとんど。しかし!!石川県の魅力は、金沢だけにとどまりません!忙しい日々を忘れて、自分を癒す現実逃避旅をしたい…。そんなあなたには加賀エリアもおすすめです!
 
そこで今回は、金沢と加賀の魅力をまとめて楽しめちゃう1泊2日旅に行ってきました~♪1日目金沢、2日目加賀のよくばりプランです!

金沢・加賀を1泊2日で楽しんできた!

ギヤマンが映える「尾山神社」へ

まず訪れたのは、金沢駅から車で約10分の「尾山神社」。
420年の歴史・文化に触れることができる「尾山神社」には、前田利家公と正室お松の方が祀られています!神社には珍しい、和漢洋の三様式を混合したレンガ造りの「神門」がお迎えしてくれます。
神門の最上階に埋め込まれたステンドグラス「ギヤマン」は、夜になるとライトアップされ、幻想的な雰囲気で金沢の街を優しく照らしています♪
境内を進むと「楽器の庭」と呼ばれる、雅楽をモチーフにした橋や島が浮かぶ神苑があり、橋を渡ることもできちゃいます。差し込む木漏れ日に癒されながら、自然のエネルギーをチャージ!

また尾山神社は、男女別・年代別・恋みくじ、女みくじなど、おみくじの種類が豊富!

どのおみくじを引こう~?運勢はどうかな~?とおみくじを引くのも、参拝に行く楽しみの一つです!

基本情報

尾山神社

〒920-0918 石川県金沢市尾山町11-1

【営業時間】8:30~18:00(授与所)

【定休日】無休

城下町のシンボル「鼠多門」へ

つづいて訪れたのは、金沢城公園内にある「鼠多門(ねずみたもん)」と「鼠多門橋」です!
江戸時代に、玉泉院丸(現在の玉泉院丸庭園)と金谷出丸(現在の尾山神社)を結ぶ出入り口として使われていたのですが、明治期に失われてしまったのです。しかし、2020年7月18日に、約140年ぶりに復元整備されました!復元されたことで、金沢城公園から鼠多門・鼠多門橋を通って尾山神社、そして長町武家屋敷跡界隈までたどり着けるようになり、新たな城下町巡りが楽しめるようになりました♪
鼠多門は、海鼠(なまこ)壁の目地が、黒漆喰(くろじっくい)で仕上げられており、他の門には見られない特徴となっています!

Column

★海鼠(なまこ)壁というのは、壁塗りの様式のひとつで、壁面に平瓦を並べて貼り、瓦の目地(継ぎ目)に漆喰をかまぼこ型に盛り付けて塗る工法のことです。
その目地がなまこに似ていることから、「海鼠(なまこ)壁」と呼ばれています。
海鼠壁は金沢城のあちこちで見ることができます!!

「鼠多門」の中にも入ることができました~!

「鼠多門」は、木造2階建ての櫓門で、史実に沿った木造軸組工法を用い、往時の姿で復元しているそうです!県内産の能登ヒバなどの木材が使われており、木の香りが落ち着きました。内外ともに美しい造りは見ごたえも抜群です!

基本情報

鼠多門・鼠多門橋

〒920-0918 石川県金沢市丸の内1-1

【営業時間】9:00~16:30(最終入館:16:00)

優美な奥方御殿「成巽閣(せいそんかく)」へ

次に「成巽閣(せいそんかく)」に行ってきました!

「成巽閣」は、加賀藩13代藩主・前田斉泰が、母・眞龍院のために、1863年に兼六園に建てた隠居所で、加賀百万石の栄華を感じることができる建物です。

寄棟造りの2階建てで、階下は書院造り、階上は数寄屋風書院造りという2つの様式を取り入れており、国の重要文化財にも指定されています!また、雅な庭園は国の名勝にも指定されています!「つくしの縁」に腰掛けて、優雅な時間を過ごすのがおすすめです♪

また、「成巽閣」の注目ポイントは、”群青の間”!なんと、天井が青いんです!

「ウルトラマリンブルー」という、西欧より輸入された顔料を使用した群青が天井に使われています。この色は、前田家のみに許された「高貴な色」だそうです。北陸新幹線「かがやき」のグリーン車に使われている色のモチーフにもなっています♪

基本情報

成巽閣

〒920-0936 石川県金沢市兼六町1-2

【料金】

<企画展>大人・大学生700円、中高生300円、小学生250円

<特別展>大人・大学生1,000円、中高生400円、小学生300円

障がい者割引料金<企画展>一般・大学生350円、中高生250円、小学生200円

        <特別展>一般・大学生500円、中高生300円、小学生200円

【営業時間】9:00~17:00

【定休日】水曜日(祝日の場合開館し、翌日休館)、12月29日~1月2日

地元色に溢れた美術館「石川県立美術館」へ

次に訪れたのは、出羽町にある「石川県立美術館」です!
石川県が誇る名品が数多く展示されており、加賀蒔絵の大名道具や人間国宝の伝統工芸など、匠の技が感じられる作品が鑑賞できます♪

展示には、「コレクション展」と「企画展」があります。

「コレクション展」は、所蔵品を中心とした展示です!第1展示室は野々村仁清《色絵雉香炉(いろえきじこうろ)》(国宝)、《色絵雌雉香炉(いろえめすきじこうろ)》(重要文化財)を常設展示しています。常設展示なので、いつ訪れても鑑賞することができます。石川県内には2つしかない「国宝」が、1点常設されているので、石川県立美術館に足を運ぶ際は必見です!

「企画展」はテーマに沿って、外部からも作品をお借りして行う規模の大きな展示で、年に3回程度開催しているそうです。

基本情報

石川県立美術館

〒920-0963 石川県金沢市出羽町2-1

【料金】
 一般 370円、大学生 290円、高校生以下無料、65歳以上290円
 ※企画展は別途料金
 身体障がい者手帳又は療育手帳又は精神障がい者保健福祉手帳を所持する方及びその付添者(県内外を問わず)※付添者は原則1人まで コレクション展:無料、企画展:無料(※例外あり)

【営業時間】
 9:30~18:00(入場は17:30まで)

 ※[カフェ]ルミュゼドゥアッシュKANAZAWAは10:00~19:00

【定休日】

 展示室:展示替期間中と年末年始

 ※[カフェ] ルミュゼドゥアッシュKANAZAWAは無休

金沢を満喫した後は、目的地の加賀方面に向かってドライブ~!

心の癒しと日本の美を感じる山中温泉へ

今回宿泊するのは、加賀温泉駅から車で約20分の「山中温泉 かよう亭」!
加賀温泉郷・山中温泉にある旅館のひとつです。
客室は10室のみで、少数制にされているそうです。館内は広々とした余裕のある空間なので、あまり人と会うことなく、ゆったりとくつろぐことができます♪
回廊の途中途中に、置物・飾り棚・屏風・陶器などが、途切れ目無くキレイに飾られていました!まるで小さな美術館のよう♪

10室あるお部屋のうち、4室が露天風呂付きのお部屋になっています。

お部屋の表札は、かよう亭の亭主が一つひとつ書かれたそうです!

お部屋は広々とした数寄屋造りの和室。
窓から見える景色は、山の緑や川のせせらぎなどの自然。窓いっぱいの緑で、本当にリラックスできます。

また、こたつもあり、故郷に帰ったような温かさを感じました。


地元に住んでいる私たちも、旬の地場の食材を意外とじっくり味わうことがなく、改めてこの宿で、「石川県は美味しいものがいろいろあるなあ」と感じさせられました。

 

基本情報

山中温泉 かよう亭

〒922-0114 石川県加賀市山中温泉東町1-ホ20

【電話番号】0761-78-1410

2日目!渓谷美を誇る場所からスタート♪

2日目は加賀を満喫!
はじめに訪れたのは、山中温泉街近くの「鶴仙渓(かくせんけい)」です!
山中の温泉街に沿って流れる大聖寺川の渓谷で、上流の「こおろぎ橋」から「黒谷橋」までの約1キロの区間を「鶴仙渓」と呼びます。春は新緑を眺め、夏は水の流れる音で涼み、秋は紅葉を愛でる…。鶴仙渓でしか味わえない風情あるひと時を楽しめます。

「あやとりはし」は、ユニークなS字型の橋です。他に類のない形状と美しい紅紫色のモダンさに目を引きます。

基本情報

あやとりはし

〒922-0126 石川県加賀市山中温泉河鹿町

【TEL】0761-78-0330(山中温泉観光協会)

「こおろぎ橋」は、鶴仙渓に架かる総ヒノキ造りの風雅な橋です。山中温泉を代表する名勝で、こおろぎ橋から眺める鶴仙渓も文句なしの絶景。2019年10月に、新しい橋への架け替えが終わったそうで、新生のこおろぎ橋を渡ることができました!

基本情報

こおろぎ橋

〒922-0128 石川県加賀市山中温泉こおろぎ町

【電話番号】0761-78-0330

「ゆげ街道」で散策!

つづいて訪れたのは「ゆげ街道」です!

加賀・山中温泉の祖、長谷部神社を中心に広がっており、山中漆器や九谷焼などのギャラリー店が多く軒を連ねています!街道にはカフェやお食事処も♪

ゆげ街道を歩いていると、山中温泉総湯の「菊の湯」を発見!男性浴場前の温泉たまごゆで処では、温泉たまごづくり体験もできるのだとか。また近くには、足湯やフォトスポットも!記念にパシャリと写真を撮りました♪

基本情報

ゆげ街道

石川県加賀市山中温泉南町ゆげ街道

【電話番号】0761‐78‐0330(山中温泉観光協会)

雪の世界「中谷宇吉郎 雪の科学館」へ

最後に訪れたのは、「中谷宇吉郎 雪の科学館」です!
「雪は天から送られた手紙である」という素敵な言葉をのこした雪博士・中谷宇吉郎は、加賀市片山津温泉の出身。世界で初めて人工的に雪の結晶を作りだすことに成功し、雪や氷の研究に先駆的な業績をあげました。これを記念して建てられた「中谷宇吉郎 雪の科学館」では、博士の業績やひととなりを紹介し、実験・映像などを通して雪や氷の不思議を楽しめます。ダイヤモンドダスト、氷のペンダントなど、美しくふしぎな実験が楽しめます!
私たちは、2つ実験に参加しました!

一つ目は「ダイヤモンドダストと過冷却⽔の実験」です!

冷凍庫の中で、ダイヤモンドダスト(氷晶)を見ることができました!シャボン膜でつかまえたダイヤモンドダストはきれいな六⾓形♪また、過冷却の⽔の実験も一緒に行っていました!0℃以下になっても凍らない過冷却⽔の現象はとても不思議です。

二つ目は「氷のペンダントをつくる実験」。

アルミニウム製のモールド( 型) で氷を挟むと結晶型のかわいいペンダントになりました!ペンダントをつくった後は、すぐに溶けてなくなるので、すぐに写真を撮ることをお勧めします♪

基本情報

中谷宇吉郎雪の科学館

〒922-0411 石川県加賀市潮津町イ106

【電話番号】0761-75-3323(中谷宇吉郎雪の科学館)

【営業時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)

【定休日】水曜日(祝日は開館)・年末年始についてはお問い合わせ下さい

【料金】 一般560円/団体(20名以上)460円/満75歳以上280円/高校生以下・障がいのある方無料

ページトップへ
「令和6年能登半島地震」の影響による掲載内容の注意点
当サイトに掲載の情報については、震災の影響により更新が追い付いていないものがありますのでご注意ください。