鹿島の森
数百年斧を入れることがなかったと伝えられている森
北側は大聖寺川河口に、南西側は福井県の北潟湖に臨む陸地続きの小島です。標高30m、周囲600mで総面積は約3ha。南北に長く円阜状をなしたほぼ楕円形の樹叢です。
古くは天台宗の霊場として、また江戸時代は大聖寺初代藩主前田利治が萬宝院と称する法華宗の道場として使ったため、鹿島の森(社叢)は数百年斧を入れることがなかったと伝えられています。
鹿島の森、タブ・スダジイ・ヤブニッケイなどの常緑広葉樹林がおおい、樹下にはカラタチバナ・ヘニシダ・ムラサキシキブが自生し、動物ではツルガマイマイ・アカテガニなどがいます。
加賀における唯一の暖地植物による原生林です。
この鹿島の森については、古い文献にも残っています。「三壺記」によれば、「吉崎の鹿島山、年々林木生い茂り無雙の景なりけるを、越前の者伐絶す。尊氏将軍の御時、加賀越前も両国加島の論地ある時、越前の申分に。加賀鹿島の儀につき申し上る由、伝奏の前と記され、加賀領の根拠と伝えています。
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基本情報
- 所在地
- 〒922-0763 石川県加賀市塩屋町
- お問い合わせ先
- 加賀市観光商工課
- 電話番号
- 0761-72-7906
- 料金
- 無料
- アクセス(車)
- 北陸自動車道 片山津ICから約15.0km
北陸自動車道 加賀ICから約5.3km - アクセス(公共)
- 加賀温泉駅からIRいしかわ鉄道 普通列車で4分(福井方面へ1駅) → 大聖寺駅から約7.0km
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。