企画展「能面の継承―時代を繋ぐ写し面―」
観阿弥・世阿弥親子が能楽を大成させた室町時代以降能面は舞台演出の中心として
魅力的に見えるよう数多の面打ち師によって創意工夫がなされました。
江戸時代に円熟期を迎えた能楽は、庇護する大名の意向もあり、芸の型を学び「写す」ことが中心となります。
能面も特に優れたものを「本面」とし、造形、彩色、傷跡、雰囲気その全てを写しとれるよう制作することが
面打ち師の本分となり、その精神性は現代まで継承されています。
今期は宝生会所蔵の優れた能面を軸として、「加賀 宝生」の地に残る加賀藩前田家ゆかりの写し面、
現代 能面作家後藤祐自の写し面を揃えて展示いたします。
また伝説の面打ち師、赤鶴が制作した浮木般若の特徴を伝える希少な写し面を三面一堂に展示いたします。
時代を超えて守り継がれる能面を通して、作家個々の感性と様式美の両面を感じていただく機会となりましたら幸いです。
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基本情報
- 所在地
- 石川県金沢市広坂1-2-25
- お問い合わせ先
- 金沢能楽美術館
- 電話番号
- 076-220-2790
- FAX番号
- 076-220-2791
- 営業時間/期間
- 10時00分~18時00分(入館は17時30分まで)
- 休業日
- 月曜日(休日の場合はその翌日)、年末年始
※展示替などで休館することがあります。 - 料金
- 【観覧料】
個人:310円
団体:260円(20名以上)
高齢者等:210円(祝日無料)
高校生以下:無料
※高齢者等とは、65歳以上・障がい者手帳をお持ちの方及びその介護人(1名)になります。
【体験】
有料 - アクセス(車)
- 北陸自動車道金沢西ICから約20分、金沢東ICから約30分
- アクセス(公共)
- JR金沢駅から路線バスにて「香林坊」下車徒歩5分、または「広坂・21世紀美術館」下車徒歩2分
- 駐車場
- お車でのご来館の際は、金沢市役所・美術館駐車場をご利用ください。
- 所要時間
- 【体験】
・「能面」「能装束」着装体験:1名約10分~20分
【見学】
30~60分 - ユニバーサルデザインその他
- AED(自動体外式除細動器)配備
- 体験内容
- 【体験】
・「能面」「能装束」着装体験(金・土・日・祝日限定) - 関連リンク
- https://www.kanazawa-noh-museum.gr.jp/
- 関連資料
- 備考
- ・各種クレジットカード、電子マネーが利用できます
・団体での利用については、事前にご連絡ください。
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。