聖霊病院聖堂
大正末期から昭和初期に日本に滞在したスイス人建築家マックス・ヒンデルの設計による教会堂建築で、竣工は、昭和6年(1931)です。
木造平屋建で、外観は高さを低くおさえるために二層に分け、白く塗られた下見板貼りのロマネスク様式を基調としたデザインでまとめ、隅柱や窓枠はこげ茶色に塗ってめりはりを付けています。側面窓は円形アーチの滑り出し窓、高窓には円形窓をはめ、ともにステンドグラスを入れています。
建物全体のアクセントとなる鐘楼は、角塔を基部として尖塔型の屋根を架け、その先端には十字架を頂いています。
内部は、中央に広い身廊、左右に側廊を配した三廊式バシリカの平面形式を採用し、西洋的な様式を踏襲しながらも柱身を金沢の伝統工芸、黒漆塗りで仕上げています。
西洋と日本の感性が調和したユニークな建築物として貴重な文化財となっています。
タグ
基本情報
- 所在地
- 石川県金沢市長町1-5-30
- アクセス(車)
- 金沢駅から約10分
金沢西ICから約15分、金沢東IC・金沢森本ICから約20分 - アクセス(公共)
- 城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス・西日本JRバス「香林坊」バス停から徒歩約5分
まちバス「香林坊大和・アトリオ」「香林坊東急スクエア・日銀前」バス停から徒歩約5分
金沢ふらっとバス長町ルート「聖霊病院・聖堂」バス停から徒歩すぐ - 関連リンク
- 金沢聖霊総合病院
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。