反復と偶然展
工芸とデザインは、繰り返すことと繰り返せないことでできている 工芸館所蔵作品約130点でその特徴を紹介
「反復」と「偶然」という工芸やデザインを特徴づけるふたつの性質に注目し、国立工芸 館の所蔵作品をご紹介する展覧会です。 同じ動きの繰り返しで造形されるものや、同じ図柄を連続させたり幾何学模様を施すことは、洋 の東西を問わずあらゆる工芸やデザインにみられます。たとえば、竹工や織物は「編む、織る」と いう反復動作が直接作品の形状や模様につながります。また、食器などでは用途の異なるものを同 じかたちに揃えることで統一感が生まれますし、同じかたちのパーツで構成された物品は、見る人 や使う人に心地よいリズムを感じさせます。 一方で、自然素材は木目や節の具合などひとつとして同じものがなく、制作工程での火力や温湿 度、力の加減や歪みといった完全にはコントロールできない偶然性も工芸の特質です。この人為を 超えた作用が、作品の味わいとなることも少なくありません。あるいは、本来均質な製品の量産を 目指すデザインに、あえて偶然できたような風合いをもたせることで、量産品らしからぬ存在感が 備わることもあります。 反復と偶然がおりなす工芸とデザインの多様な表現の魅力をお楽しみください。
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基本情報
- 開催期間
- 2024年12月17日(火)~2025年2月24日(月・休)
- 開催時間
- 午前9時30分~午後5時30分 ※入館は閉館の30分前まで
- 所在地
- 石川県金沢市出羽町3-2
- お問い合わせ先
- 国立工芸館
- 電話番号
- 050-5541-8600(ハローダイヤル)
- 休業日
- 月曜日(ただし1月13日、2月24日は開館)、年末年始(12月28日~1月1日)、1月14日
- 料金
- 一般 300円(250円)/大学生 150円(70円)
*( )内は20名以上の団体料金および割引料金。*いずれも消費税込。
*高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方と付添者(1名)は無料。 - 関連リンク
- https://www.momat.go.jp/craft-museum/exhibitions/r6-02
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。