おとなとこどもの自由研究 工芸の光と影展
光と影のコントラストとハーモニーをあじわう 約100点の工芸作品をご紹介
光と影。それは自然・人工を問わず日々目にするもの。物理で語ることながら、心理への働きかけも少なからず、まったく意識にのぼらないこともあるのに、ひとたび注視すれば時が経つのも忘れさせるほどです。原初的な畏怖から私たちを救い出し、富貴や理想の表象ともなって憧れを募らせる光。他方の影は底知れなさもまた魅力で、そこに情趣さえ読み取ろうとするのは、陰翳礼讃の気風があるわが国ならではの美意識かもしれません。
本展は工芸が切り取って見せた光と影のそれぞれの方向、そしてその間で無段階に変化する美しさを訪ねる試みです。物質感を豊かに抽出し、複雑さと合理性とを兼ね備えた構造から成る工芸。そこは光と影にとって絶好の舞台装置ともいえます。また、身近ではあっても決して触れることのできなかった現象を掌中に包み込み、身にまとうことさえできるのも工芸ならではの喜びです。
夏のひととき、光と影のコントラストとハーモニーをお楽しみください。
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基本情報
- 開催期間
- 2024年6月18日(火)~2024年8月18日(日)
- 開催時間
- 午前9時30分~午後5時30分 ※入館は閉館の30分前まで
- 所在地
- 石川県金沢市出羽町3-2
- お問い合わせ先
- 国立工芸館
- 電話番号
- 050-5541-8600(ハローダイヤル)
- 休業日
- 月曜日(ただし7月15日、8月12日は開館)、7月16日
- 料金
- 一般 300円(250円)/大学生 150円(70円)
*( )内は20名以上の団体料金および割引料金。*いずれも消費税込。
*高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方と付添者(1名)は無料。 - 関連リンク
- https://www.momat.go.jp/craft-museum/exhibitions/r6-01
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。