グルメ特集
石川で食べたいグルメを一挙公開!
日本海で獲れた海の幸、能登の里山里海の幸、個性的なご当地グルメ、伝統が息づく加賀の食文化など、一度は味わいたい石川県が誇る絶品グルメを紹介!
(写真提供:金沢市、白山市観光連盟、こまつ観光物産ネットワーク)
美味!日本海の幸
一度は本場で味わいたい“極上の海の幸”
日本海の新鮮な海の幸がたっぷりと味わえる石川県。「加能ガニ」「甘エビ」「ノドグロ」「岩ガキ」「ふぐ」など、鮮度抜群の食材が職人の技でさらに美味しい料理となって提供されています。旬の魚介を使った「寿司」や「海鮮丼」は絶対に食べたいグルメとして人気です。
石川県の“海の幸”が美味しい理由
暖流と寒流のふたつの海流が交わる好漁場
石川県沖の日本海は南からの暖流と北からの寒流が交わる海域。それぞれの潮の流れが能登半島にぶつかり、たくさんの魚が回遊する恵まれた漁場です。山からの栄養分を含んだ川が多く流れ込む能登半島沿岸の海には魚の餌となるプランクトンが豊富。たっぷりと餌を食べた石川の“海の幸”は脂がのって美味しいと評判です。
コレは食べたい!旬の魚介
獲れたての新鮮魚介を味わおう!
「朝獲れた魚介」を地元で消費する文化が残る石川県では鮮度抜群の海の幸を存分に堪能できます。四季を通してさまざまな魚介が楽しめるので旬の魚介をぜひ味わってみてください。
- 「加能(かのう)ガニ」
- 冬の味覚の王様。地元ではズワイガニのオスを「加能ガニ」と呼びます。太いカニの脚には身がぎっしりと詰まっていて贅沢な味わい!繊細で甘みが強く、カニ本来の旨味が堪能できます。(旬:冬 漁期は11月~3月)
- 「香箱(こうばこ)ガニ」
- ズワイガニのメスが「香箱ガニ」。甲羅の中の卵(内子)は旨みが凝縮され、味は濃厚で甘みがあって美味しい!香箱ガニの出汁が味わい深く、「味噌汁」や「かに鍋」にして食するのもおすすめです。(旬:冬 漁期は11月~12月末)
- 「甘エビ」
- とろけるような甘さとプリッとした食感が魅力の甘エビ。特に卵を抱えたメスはとても美味しく、珍重されています。お刺身だけではなく、焼いたり、揚げたり、とさまざまな食べ方が楽しめます。(旬:秋~冬)
- 「ノドグロ」
- 「白身のトロ」と言われるほど脂がたっぷりとのった高級魚。クセのない味わいで旬の時期以外でも脂がのっていて美味しい!(旬:秋~冬)
- 「岩ガキ」
- 能登で獲れた天然の岩ガキは殻から溢れんばかりの大きな身入りが特長。広がる磯の香りと旨みが堪能できます。(旬:夏)
- 「寒ブリ」
- 冬に産卵のために南下してきたブリを「寒ブリ」と呼んでいます。特に日本海産のものは脂がのってうまいと評判。ぶりしゃぶやぶり大根などのほかに、郷土料理の「かぶらずし」として食されています。(旬:冬)
手軽に極上の味を!「百万石の鮨」
豊かな里山・里海と 伝統工芸・食文化の 息づく風土が育てた、 百万石の鮨
県内の一部店舗にて、熟練の寿司職人が吟味した旬のネタを握った「百万石の鮨・特選10貫セット」や「百万石の鮨」をベースに、ブランド食材や地酒を含む、贅沢な鮨会席コース「百万石の鮨・幸」が楽しめます。
提供店舗については、以下公式HPをご確認ください。
Column
新鮮ネタと職人の技がコラボ!回転寿司
鮮度抜群のネタと、豊富な種類で大満足!
日本海の海の幸を気軽に味わいたいなら回転寿司がおすすめ。金沢をはじめとする県内各地の漁港から届く厳選された地魚や、高級魚までネタの種類が豊富。寿司職人のレベルが高く、好きなネタをタッチパネルで注文するスタイルが主流なため、握り立ての寿司が味わえるのがうれしい!
近江町市場の絶品グルメ!海鮮丼
絶対食べたい!豪華な盛つけで大人気
金沢の観光スポットとして人気の近江町市場。食べ歩きメニューが充実しているが、特に名物海鮮丼は大ぶりにカットしたネタがどんぶりいっぱいに盛られているため食べごたえ満点。観光客の必食グルメとして評判です。市場内には鮮度抜群の海鮮丼を味わえるお店が数多く点在。週末やランチタイムは混雑しているため、お目当てのお店の営業時間をチェックしてお出かけください。
地魚と地酒を味わう海鮮居酒屋へ
朝獲れ魚介を贅沢に味わいたいなら立ち寄ってみて!
新鮮な海の幸はもちろん、おいしい地酒が満喫できる海鮮居酒屋。旬の魚介にこだわったお刺身盛り、地魚の焼き物、地元の食材を使った鍋料理など絶品料理がリーズナブルな価格で楽しめます。店主が選ぶ地元食材を使った料理と地酒との相性も抜群。地元客が通う人気のお店が数多く揃っているので、夜ごはんに気軽に立ち寄ってみては!
絶品!里山里海の幸
能登の里山里海を味わう
新鮮な海の幸をはじめ、野菜や米などの豊かな食材に恵まれた能登半島。幻のブランド牛、憧れの高級魚、こだわりのワイン、個性的な日本酒などバラエティーに富んだ能登のグルメを紹介します。
能登が誇るブランド和牛「能登牛」
肉質がきめ細やかで、上品な脂が特長!
年間の出荷頭数が少なく「幻のブランド牛」と言われる「能登牛」。肉質がきめ細かく、脂肪の質がいい和牛として高く評価されています。牛肉のやわらかさや食感などに影響を与えるオレイン酸が脂肪内に多く含まれているのが特長で、美味しさの秘密と言われています。ご当地丼「能登丼」のほかに、県内のレストランや和食店などでステーキやしゃぶしゃぶとして召し上がれます。
天然ふぐ漁獲高全国一!「輪島ふぐ」
お手頃なキャンペーン価格でふぐ料理を満喫
能登半島近海にはごまふぐ、とらふぐ、真ふぐなどいろいろな種類のふぐが春から初夏の産卵時期にやってきます。石川県輪島市では天然ふぐの漁獲高が5年連続全国一位(2015年度)。「てっちり」などの定番料理はもちろん、濃厚な味わいの白子天ぷら、から揚げ、ひれ酒など、絶品ふぐ料理が楽しめます。3000円(税抜)の統一料金でふぐコース料理を提供するキャンペーンを輪島市で実施中!能登を訪れた際には新鮮な天然ふぐをご賞味ください。
能登の自然が育んだ、風味豊かな「門前そば」
自生する自然薯をふんだんに使った伝統の味
約700年前に開創された曹洞宗大本山總持寺祖院の門前で振舞われた「門前そば」。そば粉に水を加えて練り上げるのが一般的ですが、「門前そば」は自然薯をつなぎに使用してそば粉をまとめます。豊かな自然の中で育まれたそば粉と、山奥に自生する天然の自然薯が使われたそばは多くの人に愛され続けています。今でも地元では「そば」といったら自然薯でつなぐ「門前そば」のことを指します。
2つのワイナリーで作られる「能登のワイン」
口当たりがフルーティーで、食材を引き立てるワイン
東京ドーム6個分の広大な畑で育てた能登の葡萄のみを用いた「能登ワイン」。加熱処理を一切行わない生詰め製法によってワイン本来の深い味わいが楽しめます。日本海を臨む恵まれたロケーションで「おいしい!」と思うワイン作りを心がけている「ハイディワイナリー」。常に新しいチャレンジをして多彩なワインを生産しています。2つのワイナリー共に醸造所の見学ができるのでワイン作りが身近に感じられます。
まいもん!ご当地グルメ
“庶民の味”から“おもてなし膳”まで
全国的に人気急上昇の「金沢カレー」、金沢生まれの不思議な洋食「ハントンライス」、庶民に長年愛されてきた「金沢おでん」など、グルメな金沢っ子に支持されるご当地グルメを紹介。能登の名物「能登丼」、オリジナル「宝達志水オムライス」など旬の魚介や、珍しい山の幸を使った地元ならではのおもてなし膳はぜひ味わってほしい一品です。
奥能登の味覚がギュッとつまった「能登丼」
地元の新鮮素材をたっぷり使ったオリジナル丼
旬の魚介やブランド肉など奥能登産(輪島市、珠洲市、能登町、穴水町)の食材をふんだんに使ったご当地丼「能登丼」。地元のお米や水を使いヘルシーで、奥能登らしいオリジナル丼を提供しています。例えば、「能登牛」のヒレステーキをのせた「能登牛ステーキ丼」、港からの直送魚介を使った「能登朝市丼」、輪島で獲れる天然フグを使った「輪島ふぐ丼」など、多彩な丼が味わえます。丼と一緒に提供されるお箸は持ち帰ることができます。
クセになるウマさ!「金沢カレー」
スパイシーな濃厚ルーと揚げたてカツが食欲をそそる!
スパイシーでとろみのある濃厚なルーが人気の「金沢カレー」。ビッグサイズのトンカツをトッピングするのが王道の食べ方。揚げたてのトンカツはサクサクとした食感で食欲をそそります。みずみずしい千切りキャベツが付き、そのまま食べてもよし、カレールーと絡めて食べても美味しい!ステンレスの皿と先割れスプーンで食べるのが金沢スタイルです。
金沢発!オリジナル洋食「ハントンライス」
安くて、ボリューム満点の地元で愛されるご当地グルメ
オムライスの上に魚のフライをのせ、ケチャップとタルタルソースで味付けをしたボリューム満点の「ハントンライス」。もともとは白身魚のフライをのせていましたが、今ではエビフライやお肉などお店によってさまざまです。不思議な料理名の由来は、ハンガリー料理からヒントを得たことから、ハンガリーの“ハン”と、フランス語でマグロを意味する“トン”を組み合わせたと言われているなど諸説あります。金沢に立ち寄った際に一度味わってみてはいかがでしょうか?
庶民の味として愛されてきた「金沢おでん」
金沢ならではのおでんダネは必食!
加賀野菜、車麩、旬の魚介など金沢ならではのおでんダネが魅力の「金沢おでん」。素材のうまみを引き出すコクのあるだしが美味しさの秘密。名物の香箱ガニの甲羅にカニの身、卵、ミソが詰められた「かに面」は冬限定の贅沢な一品です。金沢では寒い時期などに関係なく、夏でもおでんを食べる人が多く、市内の居酒屋では1年中おでんが提供されています。
オムライスの父の故郷で味わう「宝達志水オムライス」
各店舗オリジナルなオムライスが味わえる!
宝達志水町出身のシェフが日本発祥の洋食オムライスを考案したと言われています。そのため宝達志水町では「オムライスの郷」プロジェクトを展開し、オリジナルオムライス「やわらぎオムライス」を開発。町ではオリジナリティに溢れた多彩なオムライスが提供されています。ご当地オムライスを味わうために宝達志水町へ立ち寄ってみてください。
あの俳人・松尾芭蕉が称賛した「小松うどん」
細くて、軟らかくて、白い、たおやかな麺が特長
江戸時代に加賀藩御用達品として将軍などに送られていたとされる「小松うどん」。古くは俳人松尾芭蕉が食し、称賛したといわれています。白山の伏流水を使って練られた麺と、透明感のあるだしは上品な味が楽しめます。2010年「小松市制70周年」を機に「小松うどん」のおいしさをたくさんの方に知ってもらうべくブランド化への取り組みを開始。現在では小松市内の60店舗以上のお店で味わえます。
白山の恵みをいただくヘルシー御膳「白山百膳」
旬の食材を使った、山のもんづくしの健康ごはん
川魚、ジビエ、山菜、蕎麦、堅豆腐など白山麓の豊かな食材を御膳スタイルで提供する「白山百膳」。白山の水の恩恵で育まれてきた山里の美味を多くの人に味わってほしいという思いから誕生した郷土色豊かな料理です。「熊鍋御膳」「岩魚焼物膳」「白山堅豆腐すきやき膳」「山菜膳」など多彩な御膳がおよそ90種類提供されています。
加賀料理
加賀料理の名付け親は、吉田茂首相の長男吉田健一氏(ともに故人)といわれています。地元素材の多用、江戸時代のおもてなし料理と郷土料理の組み合わせ、九谷焼や加賀漆器など絢爛たる器への盛付け…加賀料理はこれらの集大成です。正統なコースは金沢の料亭に事前予約を。気取らないスタイルや単品料理ならば割烹や居酒屋へ。
地産地消のおもてなしスイーツ「加賀パフェ」
パフェを味わいながら、伝統工芸の器にも注目!
加賀市がおもてなし喫茶メニューとして地産池消をコンセプトに開発した「加賀パフェ」。加賀ならではの素材を5層に盛り付け、その上に「加賀九谷野菜」をトッピング。名物菓子「吸坂飴」オリジナルソース等を使ったこだわりのパフェは美味!さらに味わい深い献上加賀棒茶をセット。地元作家による山中漆器と九谷焼を使用した“おもてなしの心”が詰まったご当地スイーツです。
金澤料亭
加賀百万石が世界に誇る料亭の美学
加賀百万石以来の歴史と伝統文化が凝縮された石川の料亭。料理はもちろん、器や座敷、調度品、庭、女将の立ち振る舞いに至るまで、この地ならではの「もてなしの心」が込められています。
石川県内でも特に料亭の多いまちである金沢では、13軒の料亭が「金沢市料理協同組合」に加盟しています。
上品な“おもてなし膳”「加賀カニごはん」
水揚げされた新鮮な「香箱ガニ」を用いた贅沢なお料理
加賀市橋立漁港で水揚げされた「香箱ガニ」一杯を使った「カニごはん」に、旬の野菜や魚を使った小鉢五品、味噌汁、献上加賀棒茶、デザート&コーヒーが付いた「加賀カニごはん」。器には山中漆器と九谷焼を使用し、見た目も楽しめる贅沢なおもてなし料理です。