石川県民おすすめ!「石川・金沢のうどん店」7選
もっちりとした食感と優しい出汁の香りが魅力の「うどん」は、性別や年齢を問わず愛される国民的フード。石川県・金沢にも、地元民が通い詰める名店や、こだわりの一杯が楽しめるうどん店が点在しています。
今回は、石川・金沢で外せないうどん店7選を厳選!定番の味から個性派うどんまで、石川ならではの美味しさを堪能できるお店をご紹介します。金沢観光のランチや、地元グルメ巡りの参考にぜひチェックしてみてください!
※2024年9月に石川県民を対象に行ったWEBアンケートの結果です。(ランキングではありません)
加登長総本店「金沢」
加登長(かどちょう)総本店とは
金沢市民にはおなじみの『加登長』は、近江町市場近くにある老舗のうどん店です。
『お多福』と並び、金沢で最も古い大衆うどん屋の一つとして知られています。
創業は1897年。元は小松市の駅前で開業しましたが、その後、鉄道が金沢まで延伸したのをきっかけに、半年ほどで店を閉め、現在の場所で再オープンしたのが始まりです。
2020年7月15日にはリニューアルオープンし、夜の営業も開始。うどんだけでなく、地元の食材を使った郷土料理やお酒も楽しめるようになりました。
加登長総本店のうどんは、関西風のダシに金沢の甘口醤油を合わせています。
ダシは、うるめ、イワシ、サバ、カツオなどから取り、削りたてをたっぷり使用。そこに、初代から受け継がれる「かえし」を加えることで、昔と変わらぬ味を提供しています。
麺の材料は小麦粉・塩・水のみと、とてもシンプル。
「金沢のうどんは、麺にダシを含ませて食べるもの。麺にコシがありすぎてもいけない。ダシとのバランスが大切なんです。」と、店の方が教えてくれました。
加登長総本店の看板メニュー
数あるうどんの中でも特に人気なのが、「たぬきうどん」(850円)。
一般的に、関東では天かすがのったものを「たぬきうどん」と呼びますが、金沢では短冊状に切った油揚げとネギが入った「いなりうどん」に、とろみのあるあんをかけたものを「たぬきうどん」といいます。
加登長総本店のたぬきうどんは、生姜もトッピングされており、風味豊かで体がポカポカ温まる一品。日本人だけでなく、海外からの観光客にも人気があるそうですよ。
<県民からの声>
- 60代/男性
- おすすめは、金沢市民のソウルフード「たぬきうどん」!短冊状の油揚げとネギがトッピングされ、少し甘めの出汁に柔らかめの麺が特徴です。観光客で賑わう近江町市場の近くにありながら、リーズナブルな価格帯も魅力的です。
- 60代/女性
- 金沢市民に愛される「たぬきうどん」がイチ押し!甘めの出汁に柔らかい麺、油揚げとネギのシンプルなトッピングが絶妙。近江町市場のすぐそばに位置し、観光ついでに気軽に立ち寄れる上、価格もお手頃です!
店舗情報
百万石うどん近江町店「金沢」
百万石うどん近江町店とは
金沢市民の台所・近江町市場内にある『百万石うどん 近江町本店』。
創業は1970年で、今年で55年を迎える老舗のうどん店です。
朝8:30から営業しているため、市場関係者や買い物客が朝食やランチに訪れる人気店となっています。
百万石うどんの麺は自家製で、少し太めのコシのある生うどんを使用。湯がきたてを提供してくれるため、つるつるモチモチの食感が楽しめます。
店頭ではイートインだけでなく、うどんやそば、ダシ、自家製カレールゥ、鍋焼きうどんなども販売。価格も良心的なので、自宅でも手軽に美味しいうどんを味わえます。
ダシは毎朝たっぷりの鰹の削り節と昆布を使って丁寧に取られ、醤油ベースの少し甘めの味わい。上品で優しく、どこかほっとする味が特徴です。
百万石うどんの看板メニュー
同店の看板メニューは「百万石うどん」(850円)。
大きな海老天に、季節の野菜の天ぷら3種が入った人気の一杯です。この日は舞茸、ピーマン、茄子がトッピングされていました。さらに、大根おろしが添えられているため、途中でダシに溶かすと、さっぱりとした味わいに変化します。
ぜひ、皆さんも味わってみてください。
<県民からの声>
- 50代/男性
- 評判がとても良いお店です。出汁の旨みがしっかりと効いていて、うどんの柔らかさもちょうど良い仕上がり。地元の方だけでなく、県外からのお客様にも人気です。
- 40代/女性
- 県外から来た方を連れて行くと、必ず出汁のお土産を買って帰られるほど好評です!出汁の美味しさが際立つ百万石うどん、ぜひ訪れてみてください。
店舗情報
小橋お多福「金沢」
小橋お多福とは
金沢市彦三町にある『小橋お多福』は、老舗のうどん・そば店です。創業は1955年と古く、今も地元の方々に愛され続けています。
地元の味噌や醤油、新鮮な野菜、厳選された肉をふんだんに使用した料理が評判。出汁は、九州産をはじめとする全国各地から厳選した鰹やさばをブレンドし、丁寧に炊き上げた伝統の味です。麺はこだわりの自家製麺を使用しています。
また、『小橋お多福』のほかにも、『小橋カフェ OTABA』や『饂飩と釜ごはん 福わ家』の3店舗を展開しています。
小橋お多福の看板メニュー
同店の看板メニューは、カレーうどん(1,050円)。
長ネギ、人参、油揚げが入っており、お多福自慢の出汁とカレーが絶妙に絡み合う一杯です。コク深い味わいと、ほどよいとろみが特徴で、最後の一口まで楽しめます。
いなりうどん(900円)も定番の人気メニュー。ネギと油揚げというシンプルな具材だからこそ、ダシの旨みが際立つ一杯です。
金沢で長年愛され続ける名店の味を、ぜひ一度堪能してみてください。
<県民からの声>
- 50代/女性
- 金沢の城下町、小橋のたもと近くにあるこのお店は、創業1955年から続く歴史あるお店です。総本店が閉店した今では、最も歴史のあるお店として地域に愛され続けています。店内も趣があり、雰囲気がとても良かったです。
- 40代/男性
- 席数は結構ありますが、人気店なのでごはんどきは混雑することがありますので、注意が必要です。うどんやそば、丼ものなどメニューが豊富でどれを選ぶか迷ってしまいますが、どれもハズレがないのはさすがの一言です!
店舗情報
小橋お多福
住所:金沢市彦三町1-9-31
電話番号:076-231-7205
営業時間:平日11:30~14:00(L.O.)17:30~20:00(L.O.)、土日祝11:00~20:00(L.O.)
定休日:水曜日、第2・第4木曜日
麺屋讃岐のんち「珠洲」
麺屋讃岐のんちとは
珠洲市にある『麺屋讃岐のんち』は、道の駅すずなりのすぐ近くに位置する人気のうどん店です。評判の美味しいうどんを求めて、地元はもちろん遠方から訪れる方も多く、注目されています。
一見うどん屋さんとは思えない、おしゃれな外観が特徴で、店内は木のぬくもりが感じられる落ち着いた雰囲気です。
店主の尾間谷さんは珠洲市出身で、もともとは地元の工場で働いていましたが、2005年に「のと鉄道能登線」が廃止されたことで、地元の過疎化が進む中で「生まれ育った街を元気にしたい」と一念発起。うどん屋の開業を決意しました。
その後、讃岐うどんの本場である香川県にある製麺機械メーカーが主催する「うどん学校」で、うどん作りの講習や店舗研修を受けてお店をオープン。
本格的なコシのある讃岐うどんは、食べ応えがあり、美味しいと評判です。麺やダシ作りは無添加にこだわり、材料にはできるだけ地元産のものを使用しています。
のんちの看板メニュー
同店の看板メニューは「鳥天うどん」(1,200円)。
国内産の若鶏を使用した鳥天に、トロトロの半熟卵がトッピングされた一品で、こちらが人気ナンバーワンのメニューとなっています。
つるつるもちもちの麺と、こだわりの出汁との相性は抜群です。また、うどんの器には地元珠洲焼を使用しているので、そちらにも注目してみてくださいね。
<県民からの声>
- 50代/女性
- かき揚げうどんがおすすめです。かき揚げはサクサクで、野菜の甘みがしっかり感じられます。うどんはコシがあってツルツルとした食感が最高!また食べたくなる一杯です。
- 30代/女性
- とり天がおすすめです。味付けがしっかり染み込んでいて、胸焼けしないサッパリ感が魅力的です。うどんのツルツル感とコシの強さも抜群!さらに、店員さんの愛想が良く、素敵な接客も印象的でした。
店舗情報
小松うどん中佐中店 城南店「小松」
小松うどん中佐中店 城南店とは
小松市インターと小松空港からそれぞれ車で約5分の場所にある『小松うどん中佐中店 城南店 』。
こちらのお店では、季節の豪華食材をふんだんに使用した豪華な小松うどんが味わえると評判で、地元の方々はもちろん、県内外から多くの訪問客が訪れる人気店です。
小松を代表するうどん店のひとつです。その歴史は古く、1905年に三津野兄妹の次男・菊松が『中佐西店』をオープン。その後、兄妹が本店、南店、北店と開くなか、三男・豊次によって、1914年に大阪府と福井県にオープンしたのが現在の『中佐中店』のルーツです。1926年に小松へ拠点を移し、1984年に現在の城南店がオープンしました。
店内は和風の趣があり、離れの「鈴虫庵」には個室も完備されているため、ゆったりとした空間で食事を楽しむことができます。
同店のうどん鍋には、全てお抹茶、お菓子、デザート、おじやがセットになっています。メインのうどん鍋が運ばれるまで、お抹茶とお菓子をいただきながら、ゆっくりとしたひとときを楽しめます。
待っている間も上品な雰囲気の中、日々の忙しさを少し忘れ、リラックスできます。心とお腹の両方を満たしてくれる、この特別な体験をぜひ味わってみてください。
小松うどん中佐中店 城南店の看板メニュー
同店の看板メニューは「牛肉うどん」(1,980円)。
うどんが見えないほど大きな牛肉が入ったこのうどん鍋は、年間を通して楽しめる人気メニュー。うどんのダシと牛肉の旨みが絶妙に絡み合い、シンプルながらも深い味わいを堪能できる一品です。
<県民からの声>
- 60代/男性
- 手打ちうどんの麺が美味しく、コシがあって最高です。シンプルながら素材の良さが引き立っています。
- 50代/女性
- 茶処石川らしいお店で、お抹茶からデザートまで楽しめるコース仕立てが素晴らしいです。食事の後も満足感があります。
店舗情報
小松うどん中佐中店 城南店
住所:小松市城南町119
電話番号:0761-21-7533
営業時間:11:00~15:00(13:50L.O.)、17:00~21:00(19:50L.O.)
定休日:第四水曜・木曜日
小松 武兵衛「小松」
『小松 武兵衛』とは
小松市には多くのうどん店がありますが、その中でも注目の新店が2023年11月にオープンした『小松 武兵衛』です。
「小松うどんと蛍米、時々、和菓子」というユニークなコンセプトで、こだわりの全粒粉入りうどんや土鍋ごはん、お菓子が楽しめるお店として、地元はもちろん、県外からも多くの人々が訪れる人気店となっています。
外観も趣があり、店内に一歩足を踏み入れると、竹林を背景にした和モダンで開放感のある空間が広がっています。その美しい景観は、思わず息をのむほどの素晴らしさです。
小松 武兵衛の看板メニュー
同店の看板メニューは「いなりうどん」(900円・毎日数量限定)。特徴的なのは、うどんをいなりの中に閉じ込めたユニークなスタイル!大きな京揚げには、美川のものを使用しており、その味わい深さが魅力です。お箸で割って、中からうどんを味わうスタイルが珍しく、幅広い世代の方々に人気を集めています。
うどんの他にも、こちらの看板メニューとして土鍋ごはん単品や、うどんと土鍋ごはんのセットがあります。小松市産のこしひかり「蛍米」を使用し、注文を受けてから土鍋で炊き上げるので、アツアツの炊き立てご飯を楽しむことができます。ふっくら美味しいご飯は、うどんと合わせていただくとさらに満足感がアップ!ドライブがてら、ぜひ足を運んでみてくださいね。
<県民からの声>
- 50代/男性
- 洗練された古民家風の店内で、贅沢に竹林を眺めながら食事を楽しむひとときは本当に素晴らしいです。特に注目すべきは、うどんと蕎麦の中間のような細い麺。独特な食感で、どこか新鮮さを感じる一品です。竹林の景色が、さらにその味わいを引き立てます。
- 30代/女性
- 驚きの「いなりうどん」は、いなりの中からうどんが顔を出すユニークなスタイルが印象的でした。初めての体験でしたが、見た目にも楽しく、味わいも素晴らしいです。竹林の景色とともに、心もお腹も満たされる素敵な時間を過ごしました!
店舗情報
びっくりうどん「加賀」
『びっくりうどん』とは
道路沿いに掲げられた「びっくり140円うどん」のインパクトある看板。実は、気になっていた方も多いのではないでしょうか?『びっくりうどん』は、1981年にオープンした、44年の歴史を誇る老舗のうどん店です。
このお店の開店のきっかけは、店主・橋階さんの旦那さんが勤めていた酒屋の奥さんから「お店をやってみない?」という誘いを受けたことでした。橋階さんは当初、主婦業をしていたものの、2回目の誘いを受けてついに決意し、うどん屋を開業することに。
店を開いて間もなく旦那さんが他界したものの、「うどん屋をやっていたからこそ、なんとかやってこれた」と明るく話してくれました。試行錯誤を経て、今や地元の人々に愛され続ける名店となっています。
びっくりうどんの看板メニュー
同店の看板メニューは、「天ぷらいなりうどん(360円)」。手づくりの天ぷらと甘めのいなりがのったうどんで、最初は関西風のあっさりとしたダシが楽しめますが、食べ進めていくうちにいなりの甘みがダシに溶け込んで、味わいが変化し、さらに美味しくいただけます。
また、もう一つの人気メニューは「カレー天ぷらうどん(420円)」です。自家製のカレーとダシが絶妙にマッチし、定番人気の逸品として長年愛されています。
うどんのトッピングとして提供される海老天やいなり(お揚げ)、カレーなどもほぼ手作りで、橋階さんは「手間はかかるけれど、ちゃんとしたものを提供したいから。やっぱり美味しいものを食べて欲しいしね。みんなの笑顔見てたら頑張れるんよ」と話しています。
なるべく手作りにこだわりながらも、価格を上げないようにと日々努力しているそうです。その情熱が、食べた人々の笑顔に繋がっているのです。
うどんがとてもお手頃な価格で提供されていることから、お寿司を一緒に頼む方も多いのが印象的でした。
手巻き寿司は全9種類で、なんと1本100円!お寿司の詰め合わせも220円~270円と非常にリーズナブルです。
うどんと合わせて一食500円前後という価格は、この物価高の時代においてとても嬉しいポイント。毎日通う常連さんが多いのも納得です。
美味しいうどんと元気な店主さんに会いに、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。
<県民からの声>
- 50代/男性
- 加賀市に向かう交差点に大きなインパクトのある看板が目印。店内は44年間の歴史を感じさせる趣のある造りです。名物のびっくりうどんと巻き寿司をいただきました。提供スピードも早く、この安価で温かくて美味しい料理を長年提供されていることに感謝の気持ちが湧きます。
- 60代/女性
- メニューが豊富で、お寿司などのサイドメニューもあります。うどんは柔らかめの麺で消化に良いため、食べると胃に負担がかからず、すぐにエネルギーになります。味も素朴で美味しいです。また、壁にはボランティア活動に関する新聞が貼られていて、温かみを感じる店内です。ひっきりなしにお客さんが来る人気のお店です。
店舗情報
まだある! 石川県民から寄せられたおすすめコメント
【八幡のすしべん 入江店】
所在地:〒921-8011 石川県金沢市入江2丁目32
八幡のすしべん 入江店|詳細
<県民の声>
●石川県のスタンダードなうどんが気軽に味わえます。早い、安い、美味い。のかなりの満足が得られます。店舗は県内にグループ店が多数あります。(60代/男性)
【讃岐饂飩宏之輔】
所在地:〒920-1151 石川県金沢市田上町16街区16
讃岐饂飩宏之輔|詳細
<県民の声>
●金沢で人気のうどん屋さんです。冷たいかしわ天ぶっかけうどんを注文しましたが、大きなかしわ天がたっぷり乗っていて驚きました!サクサクの食感と美味しさで、あっという間に完食。うどんの出汁は絶品で、麺のコシも抜群。食べ応えがありながらも最後まで飽きずに楽しめました。(30代/女性)
【小松 お多福】
所在地:〒923-0301 石川県小松市矢崎町ナ151
小松 お多福|詳細
<県民の声>
●あっさりとした出汁が特徴で、コシのある麺が楽しめます。店内からは絶景の白山を眺めることができ、景色とともに食事を楽しめるのが魅力的です。 (50代/女性)