金沢観光ガイド|人気観光スポットからグルメまで!おすすめコースと楽しみ方
金沢は日本の伝統文化と現代の魅力が融合した観光地で、歴史的な建造物や美しい自然、そして豊かなグルメを楽しむことができます。この記事では、金沢を訪れる際に絶対に外せない観光スポットやおすすめの観光コースをご紹介します。
金沢観光の魅力
金沢市は石川県の県庁所在地。加賀藩のお膝元として栄えた城下町で文化と歴史が色濃く残ります。「加賀百万石」とも呼ばれ、芸術や工芸品の産業が栄え、その名残が今も街中に感じられます。加えて、現代アートや新しいカフェ・ショップも増え、古と今が融合した独特の雰囲気を持っています。
金沢の人気観光スポット
1. 兼六園(国指定特別名勝)
春のサクラ、初夏のカキツバタ、秋の紅葉、冬の雪吊りと、四季折々の美しさが訪れる人を魅了する兼六園。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(ミシュラン観光版)で最高ランクの3つ星を獲得したことで、海外からの観光客にも人気のスポットです。「金沢の兼六園・水戸の偕楽園・岡山の後楽園」が日本三名園と称され、国の特別名勝に指定されています。
静かに散策を楽しみたいなら、早朝か夜間に訪れるのがおすすめ。夜に定期的に行われるライトアップは園内を幻想的な空間に演出します。
敷地は約11.4万平方メートルと広大なため、漫然と歩くよりもガイドツアーに参加した方が、見どころを逃しません。当日受付もできますが、事前予約しておけばより確実です。「徽軫灯籠」「唐崎松」「雁行橋」「霞ヶ池」「時雨亭」「夕顔亭」…まだまだある見どころを効率よくめぐることができ、歴史やいわれを知ることで兼六園の魅力が格段にアップします。
着物レンタルも充実している金沢で、日本庭園を背景に記念撮影をしてみてはいかがですか?隣接する金沢城も、兼六園同様、日本情緒たっぷりでフォトジェニックです。
(関連記事)兼六園の見どころや見頃などを開設!
基本情報
兼六園(国指定特別名勝)
【住所】 〒920-0936 石川県金沢市兼六町1
【電話番号】076-234-3800
【営業時間】7時00分〜18時00分(3月1日〜10月15日)、8時00分〜17時00分(10月16日〜2月末日)
※時雨亭:9時00分~16時30分(最終入亭16時00分)
【定休日】年中無休(時雨亭のみ12月29日~1月3日は休亭)
【料金】
入園料:大人320円、小人(6歳〜18歳未満)100円、6歳未満及び65歳以上無料(証明書要)
時雨亭 呈茶(煎茶310円、抹茶730円)
【駐車場】有料駐車場のみ
2. 金沢城公園
国の史跡に指定され兼六園と並び石川県を代表する景観が広がる金沢城公園。
公園のシンボルともいえる「菱櫓」「五十間長屋」「橋爪門続櫓」。外観の素晴らしさはもちろんのこと、歴史資料に基づいて史実に忠実に復元された内部も必見です!
その他のエリアは入園無料。広々としてきれいに整備されている公園なので、気軽にのんびりお散歩ができます。休憩所にあるカフェでお城を眺めながらお茶をするのも素敵な時間の過ごし方。より本格的な雰囲気を味わいたいなら「玉泉院丸庭園」へ。「玉泉庵」では抹茶と季節ごとのオリジナル生菓子で呈茶を行っています。
新たに再建された「河北門」「いもり堀」「橋爪門」、国の重要文化財に指定されいる「石川門」「三十間長屋」「鶴丸倉庫」など園内は見どころがいっぱい!「石垣の博物館」とも言われる金沢城では、バラエティに富んだ石垣を巡るのも楽しみ方の一つです。
天守があった場所は、現在森となっています。建物だけではなく、豊富な動植物を見られるのもこの公園の特徴です。
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基本情報
金沢城公園
【住所】 〒920-0937 石川県金沢市丸の内1-1
【電話番号】076-234-3800
【営業時間】
●3月1日~10月15日 7:00~18:00(退園時間)
●10月16日~2月末日 8:00~17:00(退園時間)
※菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門:9時00分〜16時30分(最終入館16時)
※河北門・鼠多門(無料):9時00分~16時30分(最終入館16時)
※玉泉庵:9時00分~16時30分(最終入亭16時)
【定休日】年中無休(玉泉庵のみ12月29日~1月3日は休亭)
入園料:無料
入館料(菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門):大人320円、小人(6歳~18歳未満)100円、6歳未満・65歳以上無料(要証明書)
玉泉庵:呈茶 抹茶 730円
【駐車場】有料駐車場のみ
3.ひがし茶屋街
金沢を代表する観光地の一つ「ひがし茶屋街」。美しい出格子と石畳が続く古い街並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
和菓子、伝統工芸品、雑貨などを扱うお店やカフェが充実しており、風情ある街並みの中でショッピングや食事を楽しむことができます。昔ながらの茶屋街には和装がぴったり、着物のレンタルを利用して街歩きを楽しむのも素敵です。
江戸時代そのままの建物が残る、国指定重要文化財の「志摩」では昔ながらのお茶屋を見学でき、当時の三味線なども展示されています。庭を眺めながらお抹茶をいただくこともできます。
金沢で一番大きいお茶屋建築の「懐華樓」は、現在も一見さんお断りで「一客一亭」のお座敷があげられていますが、昼は一般にも公開されており、金箔で織られた畳の茶室や輪島塗の階段、加賀友禅などを鑑賞できます。お茶屋遊びが体験できる「艶遊会」が開催される日も。1階には金箔を一枚使った黄金くずきりなどの甘味を楽しめるカフェやオリジナル商品を販売するショップ「蔵」も併設しています。
>>【関連記事】ひがし茶屋街でできたてスイーツ・グルメを楽しむ方法
基本情報
4. 金沢21世紀美術館
誰もがいつでも立ち寄れ、様々な出会いの「場」となることを目指した現代アートの美術館。
「現代アート」と聞いて少し小難しいものを想像する人もいるかもしれません。でも、ここでは、レアンドロ・エルリッヒ作の《スイミング・プール》(通称:レアンドロのプール)をはじめ、実際に見て、触れて、感じることができる作品も多いので「公園」に遊びに来たような感覚で楽しめます。
フラッと立ち寄って作品を鑑賞しても、じっくりと作品を鑑賞しても、人それぞれの作品鑑賞スタイルを受け入れてくれる美術館がここにあります。
※レアンドロ・エルリッヒの《スイミング・プール》の地下部への入場には、事前予約が必要です。
>>【解説記事】金沢21世紀美術館を徹底解説!人気のスイミング・プールや予約情報もチェック!
基本情報
金沢21世紀美術館
【住所】〒920-8509 石川県金沢市広坂1丁目2-1
【電話番号】076-220-2800
【営業時間】
展覧会ゾーン:10時00分〜18時00分(金・土曜日は20時まで)
交流ゾーン:9時00分〜22時00分
【定休日】展覧会ゾーン:毎週月曜日(祝休日の場合は翌平日)、年末年始
交流ゾーン:年末年始
【料金】
入館(交流ゾーン):無料
展覧会ゾーン:入場には展覧会観覧券(有料)が必要
※1日フリー乗車券の場合は団体料金が適用
【駐車場】有料駐車場あり
5. 近江町市場
古くより繁華街として栄えた武蔵ヶ辻にある近江町市場は、1721年に加賀藩前田家の御膳所が設けられて以来、現在も「金沢市民の台所」としてにぎわうなど、約300年間にわたり、金沢の人々の生活を支えてきました。
狭い小路を挟んで並ぶ約170店の店先で、日本海の新鮮な魚介や地元産の野菜、果物を中心に、漬け物、菓子類、生花、衣類など、さまざまな商品が威勢の良いやりとりの中で売り買いされ、市場はいつも活気に満ち溢れています。
新鮮な魚介類やコロッケをはじめとする揚げ物など、店頭ですぐに食べることができるお店もあります。海鮮丼などの人気のお店は行列ができることも。早い時間に行くのがおすすめです。
市場の一角にある「近江町いちば館」は1階の青果や鮮魚、2階の飲食店街をはじめドラッグストアや日用品まで揃う複合施設で、「金沢市近江町交流プラザ」なども入っています。
金沢市民の台所で地元の人との交流を楽しんでみてはいかがですか?
基本情報
近江町市場
【住所】 〒920-0905 石川県金沢市上近江町50
【電話番号】 076-231-1462
【営業時間】店舗によって異なる(物販の店は概ね9時~17時、飲食店は概ね11時〜17時の営業が多いが、飲食店では早朝7時から営業する店や21時頃まで営業する店もある)
【定休日】店舗により異なる(中央市場休市の水曜日と日曜日に休む店が一部ある)
【料金】無料
【駐車場】近江町パーキング(十間町)、近江町ふれあい館駐車場(国道159号から入庫)、近江町いちば館駐車場(国道159号橋場町方向からのみ進入可)
金沢で楽しむグルメ
金沢は、長い歴史を持つ美食の街であり、特に新鮮な海の幸と伝統的な料理が豊富です。
ぜひ、おいしいグルメをお楽しみください!
- 旬の魚介
- 「朝獲れた魚介」を地元で消費する文化が残る石川県では鮮度抜群の海の幸を存分に堪能できます。カニや甘えび、のどぐろなど四季を通してさまざまな魚介が楽しめるので旬の魚介をぜひ味わってみてください。
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- 百万石の鮨
- 県内の一部店舗にて、熟練の寿司職人が吟味した旬のネタを握った「百万石の鮨・特選10貫セット」や「百万石の鮨」をベースに、ブランド食材や地酒を含む、贅沢な鮨会席コース「百万石の鮨・幸」が楽しめます。
提供店舗については、以下公式HPをご確認ください。 - 詳細を見る
- 海鮮丼
- 石川県の海鮮丼は、日本海で獲れる新鮮な魚介類をふんだんに使用し、四季折々の旬の食材が楽しめるのが魅力です。近江町市場をはじめ、さまざまな場所で贅沢な海鮮丼が提供され、鮮度や美しい盛り付けが特徴。地元の米や醤油との相性も抜群です。
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- 海鮮居酒屋
- 新鮮な海の幸はもちろん、おいしい地酒が満喫できる海鮮居酒屋。旬の魚介にこだわったお刺身盛り、地魚の焼き物、地元の食材を使った鍋料理など絶品料理がリーズナブルな価格で楽しめます。店主が選ぶ地元食材を使った料理と地酒との相性も抜群。地元客が通う人気のお店が数多く揃っているので、夜ごはんに気軽に立ち寄ってみては!
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- 金沢カレー
- スパイシーでとろみのある濃厚なルーが人気の「金沢カレー」。ビッグサイズのトンカツをトッピングするのが王道の食べ方。揚げたてのトンカツはサクサクとした食感で食欲をそそります。みずみずしい千切りキャベツが付き、そのまま食べてもよし、カレールーと絡めて食べても美味しい!ステンレスの皿と先割れスプーンで食べるのが金沢スタイルです。
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- ハントンライス
- 金沢発のオリジナル洋食「ハントンライス」は、オムライスの上に魚のフライをのせ、ケチャップとタルタルソースで味付けをしたボリューム満点の「ハントンライス」。もともとは白身魚のフライをのせていましたが、今ではエビフライやお肉などお店によってさまざまです。不思議な料理名の由来は、ハンガリー料理からヒントを得たことから、ハンガリーの“ハン”と、フランス語でマグロを意味する“トン”を組み合わせたと言われているなど諸説あります。金沢に立ち寄った際に一度味わってみてはいかがでしょうか?
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- 金沢おでん
- 加賀野菜、車麩、旬の魚介など金沢ならではのおでんダネが魅力の「金沢おでん」。素材のうまみを引き出すコクのあるだしが美味しさの秘密。名物の香箱ガニの甲羅にカニの身、卵、ミソが詰められた「かに面」は冬限定の贅沢な一品です。金沢では寒い時期などに関係なく、夏でもおでんを食べる人が多く、市内の居酒屋では1年中おでんが提供されています。
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おすすめの観光コース
金沢は比較的コンパクトな町で、短時間でも十分見どころを周ることができます。
一方で、歴史と伝統ある奥深い町でもあり、リピーターになって何度も訪れる方も多数います。
ここでは、おすすめのモデルコースをご紹介します。
金沢観光は車?それとも公共交通機関?
金沢の観光スポットが集まる中心部は約3キロメートル四方とコンパクト。
金沢市内は公共交通機関が充実しているため、バスやレンタサイクルでの移動が便利です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
金沢は四季折々の魅力が満載!いつ来ても素敵な景色に出会えますので、みなさまぜひお越しください。