サイクリングで周遊観光!【⑧加賀・大聖寺コース】
【加賀・大聖寺コース】
歴史と伝統文化が今も息づく大聖寺エリアを巡るコース。
由緒ある寺院が点在しており、趣のある街並みを味わえます。
こちらのコースは「いしかわ里山里海サイクリングルート」の「日本遺産・加賀四湯いでゆルート」を参考にしています。
- 所要時間
- 主な交通手段
- 自転車
このコースでめぐるエリア
大聖寺駅
石川県九谷焼美術館
石川県九谷焼美術館は、白山を望む加賀平野の南端にあります。青手の間、色絵五彩の間、赤絵金襴の間等、雰囲気の異なった展示空間を持ち、江戸時代初期の彩色磁器「古九谷」をはじめとして、およそ360年にわたる九谷焼の名品を展示しております。
古九谷の杜親水公園から、館内のミニ庭園まで、一貫性を持たせて庭園美術館として楽しむことができます。
※展示入替のため臨時休館日があります。ご注意ください
- 住所
- 加賀市大聖寺地方町1-10-13
- 電話番号
- 0761-72-7466
- 営業時間
- 9時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
- 休業日
- 毎週月曜日(祝日は開館) ※展示入替のための臨時休館日あり
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
大聖寺 山の下寺院群
7寺院、1神社が並ぶ
大聖寺には隣の越前との国境付近であったところに、大聖寺藩が意識的に寺社を集めた場所がある。
山の下寺院群(やまのしたじいんぐん)と呼ばれ、7寺院、1神社が並ぶ。浄土真宗の寺は城下の町中に、曹洞宗、日蓮宗、法華宗、浄土宗の寺はこの通りに移された。
●実性院(じっしょういん)曹洞宗のお寺。大聖寺藩前田家の菩提寺で「萩の寺」としても知られる。※現在休館中
●蓮光寺(れんこうじ)日蓮宗のお寺。毎年1月15日、僧侶が冷水をかぶる水行の「星祭り」が行われる。
●久法寺(きゅうほうじ)法華宗の寺。日本で初めて鉛筆を作った柿澤理平(かきざわりへい)のお墓がある。
●全昌寺(ぜんしょうじ)曹洞宗のお寺。芭蕉が立ち寄ったことで知られ、境内には句碑があります。別棟の「五百羅漢像」は一見の価値あり。
●正覚寺(しょうがくじ)浄土宗のお寺。秘仏の「履行阿弥陀如来(くつばきあみだにょらい)」と呼ばれる珍しい如来像がある。
●宗寿寺(そうじゅじ)日蓮宗のお寺。大聖寺藩の関所の門が払い下げられ、山門として移設されている。
●本光寺(ほんこうじ)法華宗のお寺。「日本百名山」の著書で知られる深田久弥(きゅうや)のお墓がある。
●神明宮(しんめいぐう)現在はこの通りで唯一の神社だが、藩政時代には真言宗の慈光院だった。
- 住所
- 加賀市大聖寺
- 電話番号
- 0761-72-6678
- 営業時間
- 各施設により異なる
- 休業日
- 各施設により異なる
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
大聖寺城址
織豊時代の領主本城としては県内唯一の遺存例
大聖寺市街地の西端、通称錦城山にある城跡で、藩政期には古城山といわれています。南北朝時代の『太平記』が初見である。その頃の城跡は錦城山背後の津葉城であったといわれています。以後度々合戦の舞台となったが、この地が水陸交通の要衝であり越前国境にも近く、標高約63mの里山でありながら南・北・東の斜面は急で、天険の要害をなしているなど、重要な軍事拠点であったと見られています。戦国末期に至って加賀の一向一揆の拠点となり、越前朝倉氏との激しい攻防戦が当城を中心として繰り広げられました。やがて織田信長による一向一揆制圧の後、天下の覇者となった羽柴秀吉はこの地を丹羽長秀に与え、その与力であった溝口定勝(秀勝)が四万四千石で大聖寺城主となりました。現在残る縄張りの原型はこの頃構えられたものと推定されています。在城15年で越後国新発田へ転封した後、小早川秀秋の家臣であった山口玄蕃頭宗永が七万石で入城しましたが、2年足らずの慶長五年(1600)前田利長に攻められ、落城しました。以後、前田方の重要な抑えとして修築され城代を置いたものの、15年後の元和元年、『一国一城令』によって廃城となりました。大聖寺藩分封の際にも再建されることなく麓に藩邸を構えるに止まりました。藩政期はお止め山となっていたため保存状態は極めて良好で、各曲輪の虎口形態や本丸の櫓台・大土塁等に堅固な防御の工夫が凝らされていることが良く理解できます。近年実施された踏査で、かなり複雑な構造をした天守相当の本丸櫓があったことが判明し、その櫓台や馬出し部分に石垣があったことも確認されました。織豊時代の領主本城としては県内唯一の遺存例であり、織豊系城郭の発達過程や地方伝播を知る上で、貴重な城跡となっています。
- 住所
- 加賀市大聖寺地方町
- 電話番号
- 0761-72-7888
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
深田久弥山の文化館
山が好きな人々の語り場
『日本百名山』の著者であり、山の文学者として知られる深田久弥は加賀市大聖寺出身です。この施設は、彼の業績やゆかりの品々の展示のみならず、山と自然に関する資料を集めた資料文献室もあり、山の魅力についても紹介しています。
山の好きな人々、自然に心を寄せる人々が、絶えずこの場に集まり、心を開いて自然と人間について語りあっていただける施設です。
- 住所
- 加賀市大聖寺番場町18番地2
- 電話番号
- 0761-72-3313
- 営業時間
- 9時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
- 休業日
- 火曜日(祝日を除く)
※年末年始はお問い合わせください。
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。