金沢周遊『インスタ映えコース』
尾山神社側からの鼠多門・鼠多門橋・五十間長屋、スロープからの河北門・菱櫓・桜、兼六園(唐崎松・ことじとうろう)といった
インスタ映えスポットをめぐり、写真を楽しむコース。
(全長:約3㎞ 所要時間:約2時間)
- 所要時間
- 半日コース(4時間以内)
- 主な交通手段
- 徒歩
このコースでめぐるエリア
長町武家屋敷跡界隈
土塀が続く街並みがタイムスリップしたかのような気分にさせる
香林坊から歩いてすぐ、繁華街の近くとは思えないほど静かな長町界隈。加賀藩士・中級武士たちの屋敷跡が残り、黄土色の土塀、石畳の小路などが当時の面影をしのばせます。今も市民生活が営まれ、周辺には九谷焼のお店や飲食店も並びます。長町武家屋敷跡は、昔ながらの街並みの中に現代の生活が自然に溶け込み、独特の風情が漂う魅力的なエリアです。
雪から土塀を守る「こも掛け」は雪吊りとともに金沢の冬の風物詩となっています。長町を流れる大野庄用水は、古くから人々の生活を支え、今も町に趣を添えています。
屋敷を公開している「武家屋敷跡野村家」では豪華な建物と美しい庭園を楽しむことができます。「旧加賀藩士高田家跡」では修復された藩政時代の長屋門を一般公開しており、敷地内には見事な池泉回遊式庭園もあります。足軽屋敷を移築再現した「金沢市足軽資料館」では、足軽の職務や日常生活を知ることができます。「長町友禅館」では本加賀友禅の工芸品と着物が多数展示されています。
歴史や見どころをおさえつつ、効率よく巡るなら「長町武家屋敷休憩館」に常駐の無料の観光ボランティアガイド「まいどさん」がおすすめ。ガイドは団体様や特別な要望時には事前の予約が必要です。
- 住所
- 金沢市長町
- 電話番号
- 076-232-5555
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
尾山神社
美しいステンドグラスがある神社
加賀藩初代藩主・前田利家公と正室お松の方を祀る神社です。見どころは国の重要文化財にも指定されている「神門」。和漢洋のそれぞれの様式が用いられた異色の門が訪れる人を惹きつけます。
「神門」の最上階にはめ込まれたステンドグラスは特に印象的で、優しい明かりが灯される夜には幻想的な雰囲気で辺りを包み込みます。現存する日本最古の避雷針もあります。
金沢駅から歩いて15分ほど、繁華街の香林坊近くにありますが、それを忘れてしまうほど静かで落ち着く空間です。種類豊富なおみくじ、珍しい狛犬なども人気です。
見どころの一つである「神苑」は「楽器の庭」とも呼ばれており、古代舞楽の楽器を模した池泉廻遊式庭園です。1954年に金沢市の指定名勝となりました。「沢渡り」によって「琵琶島」に至り、ここから「八ツ橋」、「琴橋」、「図月橋」等によって「鳳笙島」に回ることができます。楽器の形を想像しながら静かな庭を歩いてみてはいかがですか。
近江町市場にも近く、金沢城にも続いているので観光の途中に気軽に立ち寄ることができます。
- 住所
- 金沢市尾山町11-1
- 電話番号
- 076-231-7210
- 営業時間
- 9時00分~17時00分(授与所・御朱印受付時間)
9時30分~15時30分(お祓い時間) - 休業日
- 年中無休
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
鼠多門 鼠多門橋
尾山神社と金沢城をつなぐ門・橋が復元!
城内の他の城門と同じく、屋根は木型を薄い鉛の板で覆う鉛瓦、外壁上部は白漆喰(しろじっくい)塗りで、腰壁は海鼠(なまこ)壁仕上げとなっていますが、海鼠壁の平瓦の目地には、黒漆喰(くろじっくい)が用いられ、他の門とは異なる特徴的な外観であったと考えられます。
創建年代は明らかになっていませんが、江戸時代前期にはすでに存在していたことが絵図等から判明しており、城内の多くの建物が失われた宝暦9年(1759)の大火でも焼失を免れ、修理等を経ながら明治期まで存在していました。
明治4年(1871)の廃藩後は、明治17年(1884)に火災により焼失し、面影は失われていました。
2014年より復元に向けた発掘調査や絵図・文献等調査を行い、令和2年7月に完成しました。
鼠多門完成により、尾山神社から鼠多門橋を通り、石垣の上に二階建ての櫓を備えた門を抜け坂道を上がると玉泉院丸の敷地に至ります。
- 住所
- 金沢市丸の内1-1
- 電話番号
- 076-234-3800
- 営業時間
- 9時~16時30分 (最終入館16:00)
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
五十間長屋 三の丸広場(金沢城公園内)
「五十間長屋」は武器等を保管する倉庫と城壁の機能とを兼ね備えた2階建ての建物です。ここには天井板が貼ってないので、大きな松の木の梁など、その木組みをそのままご覧いただけます。
- 住所
- 〒920-0937 石川県金沢市丸の内1-1
- 電話番号
- 076-234-3800(石川県金沢城・兼六園管理事務所)
- 営業時間
- 7:00〜18:00(3月1日〜10月15日)、8:00分〜17:00(10月16日〜2月末日)※五十間長屋:9:00~16:30(最終入館は16:00まで)
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
兼六園(国指定特別名勝)
日本三名園の一つ、四季が織りなす多彩な表情
春のサクラ、初夏のカキツバタ、秋の紅葉、冬の雪吊りと、四季折々の美しさが訪れる人を魅了する兼六園。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(ミシュラン観光版)で最高ランクの3つ星を獲得したことで、海外からの観光客にも人気のスポットです。「金沢の兼六園・水戸の偕楽園・岡山の後楽園」が日本三名園と称され、国の特別名勝に指定されています。
静かに散策を楽しみたいなら、早朝か夜間に訪れるのがおすすめ。夜に定期的に行われるライトアップは園内を幻想的な空間に演出します。
敷地は約11.4万平方メートルと広大なため、漫然と歩くよりもガイドツアーに参加した方が、見どころを逃しません。当日受付もできますが、事前予約しておけばより確実です。「徽軫灯籠」「唐崎松」「雁行橋」「霞ヶ池」「時雨亭」「夕顔亭」…まだまだある見どころを効率よくめぐることができ、歴史やいわれを知ることで兼六園の魅力が格段にアップします。
着物レンタルも充実している金沢で、日本庭園を背景に記念撮影をしてみてはいかがですか?隣接する金沢城も、兼六園同様、日本情緒たっぷりでフォトジェニックです。
(関連記事)兼六園の見どころや見頃などを開設!
- 住所
- 金沢市兼六町1
- 電話番号
- 076-234-3800
- 営業時間
- 7時00分~18時00分(3月1日~10月15日)、8時00分~17時00分(10月16日~2月末日)
※時雨亭:9時00分~16時30分(最終入亭16時00分、12月29日~1月3日は休亭) - 休業日
- 年中無休(※時雨亭除く)
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
国立工芸館
日本海側初の国立美術館
国立工芸館は、日本で唯一の工芸・デザイン専門の国立美術館です。
陶磁、ガラス、漆工、木竹工、染織、人形、金工など、近現代の工芸及びデザインの作品を収集・展示しています。
建物は、明治期に建てられ、国登録有形文化財である旧陸軍の第九師団司令部庁舎と金沢偕行社を移築。過去に撤去された部分や外観の色などを復元し、建設当時の姿を再現しました。
毎日、建物をライトアップしており、日中とは異なる夜間の建物の魅力が楽しめます。
- 住所
- 金沢市出羽町3-2
- 営業時間
- 9:30~17:30(入館は17:00まで)
- 休業日
- 月曜日(祝休日の場合は翌平日)、年末年始、展示替期間
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。