芭蕉が愛した山中温泉をめぐる
山中温泉は、かつて松尾芭蕉が滞在して「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」と句を残した歴史ある温泉です。
その後も多くの文人墨客が訪れ、豊かな文化が根付きました。伝統文化に加え、自然、食、温泉と、山中の魅力をまるごと味わいます。
- 所要時間
- 1日コース
- 主な交通手段
- 徒歩とバス
このコースでめぐるエリア
こおろぎ橋
渓流の絶景に臨む風雅な橋
鶴仙渓に架かる総ヒノキ造りの風雅な橋です。四季を彩るその風情に、日本の情緒が感じられます。山中温泉を代表する名勝で、橋から眺める鶴仙渓は絶景です。
かつては行路が極めて危なかったので「行路危」と呼ばれたとされ、また一説には秋の夜に鳴くコオロギに由来するともいわれています。
- 住所
- 加賀市山中温泉こおろぎ町
- 電話番号
- 0761-78-0330
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
あやとりはし
S字型の斬新なデザインの橋
いけばな草月流家元勅使河原宏(てしがわらひろし)氏のデザインによるユニークなS字型の橋です。
他に類のない形状と美しい紅紫色のモダンさ、橋上から眺める鶴仙渓は絶景です。
また、九谷五彩をイメージしたライトアップ「KAKUSENKEILIGHT」毎夜開催しています。
- 住所
- 加賀市山中温泉河鹿町
- 電話番号
- 0761-78-0330
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
山中温泉芭蕉の館
芭蕉ゆかりの品や山中漆器を展示
芭蕉の館は、芭蕉が山中温泉を訪れ逗留した泉屋に隣接していた「扇屋」の別荘を平成16年に再整備したものです。明治38年の建築で、広い庭園や庭園を望む雁行型の濡れ縁など、和風情緒豊かな憩いの空間が親しまれてきました。
芭蕉ゆかりの品や400余年の歴史を有する伝統工芸「山中漆器」の秀品の数々をごらん頂けます。
- 住所
- 加賀市山中温泉本町二丁目ニ86-1
- 電話番号
- 0761-78-1720
- 営業時間
- 9時00~17時00(入館は16時30分まで)
- 休業日
- 水曜日(祝日を除く)
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
または
山中うるし座(山中漆器伝統産業会館)
伝統工芸 山中漆器のすべてが分かる
伝統工芸山中漆器の全てがわかる施設です。
1階は名品の展示・ロクロ技術の実演・ビデオによる製造工程の紹介など一般的に広く開放されており、2階は伝統的な技術、技法継承のための研修の場として利用されています。
- 住所
- 加賀市山中温泉塚谷町イ268-2
- 電話番号
- 0761-78-0305
- 営業時間
- 平日 10時00分~16時00分、土日祝 9時30分~16時30分
- 休業日
- 年末年始および毎週水曜日(祝日の場合は開館)
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
または
または
ゆげ街道
山中温泉の中心部に位置し、観光客が楽しめるスポットがいっぱい!
山中温泉の中心部にある目抜き通りで、観光客が楽しめるスポットがいっぱいです。長谷部神社から総湯「菊の湯」付近までの地域を指しており、山中温泉の伝統の息づく古美術や九谷焼、山中漆器に現代工芸のギャラリーや土産店、カフェや飲食店などさまざまなジャンルの店で構成されています。なかには「1店舗2業種」の旗印のもと、ユニークな組み合せの店もあり、意表をつく出合いがあります。ぜひそぞろ歩きをお楽しみください。
- 住所
- 加賀市山中温泉こおろぎ町~南町~湯の出町
- 電話番号
- 0761-78-0330
- 休業日
- なし
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
山中節と温泉の館 山中座
温泉情緒漂う山中芸妓による「唄」と「舞」を山中塗やろくろ挽き技術の粋を集めた内装が引き立てる
山中温泉の中心地にある総湯「菊の湯女湯」と併設された館です。
ロビーの天井や柱、欄間、階段の手すりなど、あらゆる所に山中塗やろくろ挽き技術の粋が見て取れます。
土日、祝日の15時30分から1時間は、山中芸妓による郷土芸能「山中節」を中心とした「山中節四季の舞」が楽しめます。温泉情緒漂う、優雅な「唄」と「舞」を満喫してはいかがでしょうか。
- 住所
- 加賀市山中温泉薬師町ム1
- 電話番号
- 0761-78-5523
- 営業時間
- 8時30分~22時00分、冬季のみ8時30分~20時
(第2・4火曜日は8時30分~17時30分)
- 休業日
- 年中無休
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
山中温泉総湯「菊の湯」
山中温泉は、1300年の歴史を誇る温泉地です。
「奥の細道」の途上訪れた芭蕉もいたく気に入って、「山中や菊は手折らじ湯の匂い」(この湯につかるだけで長生きできる)と詠んでいます。
温泉は、さらりとした湯で、地元の方々が利用しているため、飾らない人情に触れることもあります。
総湯は、菊の湯と呼ばれ男湯と女湯が別棟になっており、隣接して建っています。
- 住所
- 加賀市山中温泉湯の出町レ1
- 電話番号
- 0761-78-4026
- 営業時間
- 6:45~22:00
- 休業日
- 第2・4火曜日(祝日の場合は翌日休み)
※臨時休業日あり
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。