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金沢から加賀へ、海と陸の交流をめぐる

石川県は、日本列島のほぼ真ん中にあり、古くから交通・交流の要所として発展してきました。
古代には、大陸からの使いが福浦港をめざして渡来。近世、加賀藩の時代に至ると、半島沿岸の良港は北前船の港として賑わいます。
その名残は、黒島(門前町)の伝統的な街並み等に見ることができます。
「日本遺産」 に認定されて注目の北前船をはじめ、古代から近代にかけて 石川県に大いなる繁栄をもたらした物流の変遷を、名所・旧跡を訪ねながら たどってみます。


※令和6年能登半島地震の影響により、一部コースを修正しております。



所要時間
1泊2日コース
主な交通手段
車、バス、まちのり

このコースでめぐるエリア

START
JR金沢駅を午後出発。
「金沢駅」からバスで約18分、「金石バスターミナル」下車
「金石バスターミナル」からまちのりで8分

大野・金石の町並み散策

まちのりで10分

石川県銭屋五兵衛記念館・銭五の館

銭屋五兵衛(1773~1852)は、幕末の鎖国状況の中にあって早くから殖産事業の振興と交易の重要性を認識し、先見の明をもって積極的に国の内外を駆け巡り築いた巨万の富で加賀藩の財政を支える一方、私利私欲より富国民利を願った『海の百万石』と称される豪商です。「銭屋五兵衛記念館」では、アニメのビデオで銭五の半生を紹介、北前船実物大1/4の模型で航海の擬似体験が出来ます。現存していた銭屋の旧宅と3階建ての蔵を移築再現した「銭五の館」も併設しており、共通入館となっています。

  • 第4回いしかわ景観賞、第20回都市文化賞を受賞
  • 「銭五の館」本宅の一部及び蔵の一つを移築
  • 大野湊公園(お台場)
まちのりで5分
「金石バスターミナル」からバスで18分、金沢駅下車
車で32分

呉竹文庫(臨時休館中)

北前船主の私設図書館を見学

呉竹文庫は能登半島地震の影響により、館内の安全を確保できないため、当分の間臨時休館いたします。


手取川河口の左岸に、竹と木々に囲まれて佇む呉竹文庫。大正11年(1922年)に旧北前船主の熊田源太郎が自宅に開いた私設図書館を、昭和3~4年に別宅として改築。平成3年(1991年)に見学施設となりました。

展示室となっている土蔵は明治22年(1889年)頃の建築で、この建物の中で最も古いものです。また土蔵造りの書庫は大正4年(1915年)頃の建築とされ、和洋折衷の2階建てになっています。主屋は平屋建ての上質な近代和風住宅で、昭和3年(1928年)の建築です。茶室は昭和18年(1943年)頃に建てられたもので、壁に埋め込んだ呉竹を床柱にするなど、独創的な三畳茶室となっています。

蔵書は13,000冊余りで、美術品、古文書等も所蔵しています。

近くには、織田軍と上杉軍が戦った「手取川古戦場跡」の碑があり、白山の遠望も楽しめます。

車で25分

あわづ温泉

開湯1300年 北陸最古の温泉地・粟津温泉

白山開山の祖泰澄大師(たいちょうたいし)が開湯したといわれ、1300年の歴史を誇る北陸最古の温泉地・あわづ。

霊峰白山に端を発する湯は効能にすぐれ、全国各地から湯治客が訪れているだけでなく、無色透明のなめらかな肌触りの湯は美人の湯として有名で、女性ファンが多くいるのも、あわづの湯の特徴。

そして、あわづのお宿は全てが自家掘りの源泉を持っていること。そのため、お宿によって泉質と泉温が微妙に違うので、お宿ごとでの泉質と泉温を比べてみる楽しみができるのも、あわづの湯の楽しみ方。


お湯だけではありません。あわづ温泉は「恋人の聖地」としても有名。

江戸時代から語り継がれる「おっしょべ恋物語」は、若い男女が紆余曲折の末に大恋愛を成就させたお話。

この恋物語にあやかろうと、多く恋人たちがこの地を訪れています。

  • 総湯(共同浴場)
  • 黄門杉(前田利常お手植)
  • お末・竹松像(郷土民謡おっしょべ節)
あわづ温泉で宿泊
車で約20分

安宅住吉神社

古くより陸・海路の要所として栄えた北国の港・安宅の地に祀られる安宅住吉神社は「安宅の住吉さん」として親しまれ、昔は安宅住吉大明神、住吉宮とも称された。その創建は古く、歴史を遠く遡ること千二百有余年の天応2年(782)で、正保4年(1647)現在地に遷座された。その名は古典にもしばしば見られ、北陸道往来の人々が必ず詣でた古社である。
義経と弁慶一行が、安宅の関守・富樫に疑われながらも難を逃れたとの伝承から、難関突破に霊験ありとされ、全国唯一の難関突破の守護神となっている。会社経営、各種受験、スポーツ競技、芸事上達など、人生の様々な難関を突破するため、御祈願やお守りを受けようと、全国から毎日多くの人が参拝に訪れている。
神社には勧進帳の場面を描いた貴重な押絵や錦絵などがあり、巫女さんが無料で説明してくれる。また境内には「勧進帳」の舞台として有名な史跡「安宅の関跡」、与謝野晶子歌碑をはじめ塩田紅果句碑、森山啓文学碑など多くの石碑が残されている。
例大祭(安宅まつり:9月7~9日)には曳船(ひきふね)巡行などが行われる。
車で約20分

北前船の里資料館

日本遺産「北前船」の歴史や文化を学ぶ

日本海のロマン漂う船主の邸です。藩政期から明治中期頃まで瀬戸内、日本海、北海道を舞台に活躍した「北前船」に関するさまざまな資料を展示公開しています。

館内には航海用具や船箪笥、20分の1の船模型をはじめ、多くの資料が展示されています。

建物は橋立の北前船主・酒谷長兵衛が1877(明治10)年に建てたもので、最高級の建材を使った建物から、船主の豪勢な暮らしぶりをうかがい知ることができます。

2017年4月には、「北前船」をテーマとしたストーリー「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」が日本遺産に認定されました。


関連記事はこちら!

>>【関連記事】北前船とは?その歴史と加賀橋立北前船を観光!


徒歩で約2分

加賀橋立 北前船主集落

日本一の富豪村とも呼ばれました

江戸後期から明治中期にかけて活躍した北前船の船主や船頭が多く居住した集落。

2005(平成17)年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。


往時の様子を伝える船主屋敷が起伏に富む地形に展開。船主屋敷の主屋は切妻妻入で、屋根は赤茶色の瓦葺きです。外壁には船板を張っています。

屋敷地を取り囲むように板塀や土蔵が配され、石垣や敷石には淡緑青色の笏谷石しゃくだにいしが使われています。

車で約12分
GOAL
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  • 石川県銭屋五兵衛記念館・銭五の館
  • 呉竹文庫(臨時休館中)
  • あわづ温泉
  • 安宅住吉神社
  • 北前船の里資料館
  • 加賀橋立 北前船主集落

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