自然からの癒やしとパワーをチャージ☆石川県小松市の景勝地巡り旅

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ほっと石川旅ねっと体験ライターのFUMIEです。
自然が豊かで見どころがたくさんある石川県。
今回は、小松市の山間をドライブしながら自然を愛でてきました!
ついつい写真を撮りたくなるようなスポットがいっぱい☆

自然からの癒やしとパワーをチャージ☆石川県小松市の景勝地巡り旅

苔の庭園『苔の里』

最初に訪れたのは、『苔の里』です。
あわづ温泉から車で約3分のところに位置する里山の集落、小松市日用町(ひようまち)にあります。

山間の地形と北陸の湿度が苔の生育に適した環境であったため、昔からそれぞれの家の裏庭(せど)に苔が生えていました。
現在では一般の方も苔庭を回遊できるようにと、町内7軒20人の住民で組織体制「日用苔の里整備推進協議会」と「一般社団法人叡智の杜」を設立。共同で管理運営するとともに、一般から募集した「苔の里サポーター」と共に苔庭を整備し、景観を守っています。

日用杉の美しい林に囲まれた苔むす庭園と古民家や神社、小川、田園など美しい自然と文化を残していることから「美しい日本のむら景観百選」にも選ばれています。

今回は「苔の里ガイド」さんの案内で『苔の里』を鑑賞してきました♪
(ガイド希望時は事前の予約が必要になります)
入園者用の駐車場が整備されています。
「日用町P」の緑色の看板が目印です。
駐車場敷地内にトイレもありました。

『苔の里』入口は駐車場奥の左側を歩いていくと門があります♪
ガイドさんとは入口で待ち合わせです。
(苔の里ガイドの映像や動画の撮影、SNS等での様子公開は禁止になっていますのでご注意くださいね)
入口門の左側に環境整備協力金を入れる箱があります。

来園7人以下の場合は、その箱に人数分の入園料を入れたら、あとは自由に鑑賞できます。
(団体は予約しガイドさんと入園)
無人なのでおつりは出ません。予め準備しておくと良いですよ。

『苔の里』は関係者の私有地(住民が生活している場所)になりますのでマナーを守って鑑賞しましょうね。

世界からも注目されている苔庭

日用町の苔庭は多様な苔が見られる日本有数の苔庭です。

苔には湿度も大切ですが、杉(日用杉)の役割も大きく影響しています。
針葉樹の杉林のおかげで日射条件がほぼ同じ環境になり、苔が生育しやすくなっているそうです。
湿度と地表が日向や半日陰、日陰の環境ができるため多様な苔が育成され、確認されているだけでも48種類あるそうです。すごいですね!

昭和50年頃までは、杉の落ち葉(すんば)を使って囲炉裏やお風呂などの火をつけていたので、庭掃除が日常だったそう。
人間の当たり前の生活行為が苔の環境を整えていたのですね。

いろんな条件がそろって苔にとって住みやすいところだったのですね~。
古民家と苔庭、素敵ですね!

住民の方曰く、野生動物が苔庭に穴を掘って困っているそう。
野生動物がペットのにおいに反応して里に出てきてしまうため、
ペットを連れて『苔の里』には入園できない決まりだそうです。
日の光と緑の苔♡
どこを見ても絵になりますね♪
訪れた日もカメラやスマホで写真を撮っている人が多かったですよ。
神社の横のヤブだったところを6年前から苔庭に作庭しているそうです。
はり苔を育て苔庭のベースにするそうです。
そしてその場所や環境にあった苔が、ベースの上に育っていくそうです。

「苔の里サポーター」募集しています!

住民が代々の暮らしで育んできた環境を大切にしながら次世代も暮らしていける町を目指して立ち上げた「日用苔の里整備推進協議会」。
「昔のことを想像できる景観を残し、若い世代に伝えていきたい!」というガイドさんの熱意が伝わってきます。

こちらでは「苔の里サポーター」を募集されているそう。
活動内容は、苔庭の清掃や苔の栽培、苔庭の拡張など。
苔についてを学べて、住民のみなさんと交流しながら『苔の里』のお手伝いもできるそうです。
私も「苔の里サポーター」登録しました☆
次回活動に参加予定です。
楽しみ♪
園内には町内の木材で建てられた築100年の古民家を改修した交流体験施設『Wisdom House(ウィズダムハウス)』があります。

壁の色は群青色、座った目線の先には苔庭を眺める窓。
ダイニングやキッチンもあります。
入口屋根の軒には大きなスズメバチの巣(蜂はいません)を発見。
こちらを利用するには利用料と予約が必要です。
苔の里駐車場向かいには苔の販売もしていました。
いろんな種類の苔を見ることができました。
今回は「苔の里ガイド」さんと『苔の里』を鑑賞できて良かったです!
苔のことや日用町の生活文化、自然について学ぶことができました。
ありがとうございました☆

他にも平成28年の歌会始の儀に眞子内親王殿下がお詠みになった歌の石碑、魚が泳いでいる日用川や石垣などなど見どころが沢山あります!

是非、みなさんにも足を運んで苔庭の鑑賞や「苔の里ガイド」さんとお話してほしい場所でした。

基本情報

苔の里

住所:石川県小松市日用町寅71 

電話番号:090-7083-6969 

営業時間:9:00~16:00 

休園日:荒天時、12月中旬~3月下旬頃(降雪時期)

      ※都合により入園出来ない場合あり 

入園料:500円(小学生200円)※駐車場奥の入口で料金箱に入園料を投入

     1〜7名…料金投入後、自由鑑賞可(事前予約でガイド可)

      8〜25名…事前予約が必要(ガイドと共に入園、鑑賞)

      26名以上…一度に入園不可のため要相談

     ※ガイド予約は1週間前まで受付

     ※感染状況や都合により、ガイド対応ができない場合あり

駐車場:20台

お問い合わせ:hiyou.koke@gmail.com

紅葉が綺麗な『荒俣峡(あらまたきょう)』

次は、11月上旬から中旬頃に紅葉が見頃の『荒俣峡(あらまたきょう)』赤瀬町へ向かいます♪
県道161号線を赤瀬ダム方面へドライブしていると寄り道パーキングが見えてきます。『苔の里』から車で7分くらいです。

蛇行した大杉谷川の流れや奇岩など自然を楽しめる景勝地で、大杉谷川の中流辺り最も谷間が狭まったところになります。

昭和24年12月に石川新聞が読者投票で選定した景勝地「加能八景」にも選ばれた場所だそうです。
(ちなみに八景は、白山比咩神社、俱利伽羅山、卯辰山公園、湯涌温泉、見附島海岸、橋立海岸、『赤瀬の荒俣峡』、能登金剛巌門だそうです)
『荒俣峡』周辺には遊歩道が整備されていたのですが、2022年10月30日時点では通行止めになっていました。
大杉谷川下流側にある保名(やすな)橋の方へ歩いて行ってみました。
保名橋の上からの景色。
紅葉と川、岩場に落ち葉~綺麗!
保名橋の真ん中辺りに階段があり、降りていくと大杉谷川の側まで行けます。
川の近くから景観を楽しむこともできます。

階段を降りるとき、階段の幅が狭いので足元に気をつけて降りてくださいね。
また、保名橋は歩道がないので車にもご注意ください。

 

 

 

 
中州のようになっていて歩きやすい場所もありました。
野鳥や蝶にトンボ、カマキリ、野草花、魚の姿を見かけましたよ。

景色が綺麗なので写真を撮っている人が多かったです。
魚釣りしている人も見かけましたよ。
駐車場の横にも綺麗に紅葉している場所がありました♡
大杉谷川上流側(駐車場近く)に河鹿橋があり、その橋の上からも綺麗な景色が広がっていました☆
河鹿橋の上は歩道がないのでこちらも車にご注意くださいね。

春は新緑、夏は涼、秋は紅葉、冬は雪景色を見せてくれる『荒俣峡』

野草花や野鳥、昆虫、魚にも出会える自然が豊かな景勝地。


自然がつくりだす美しい景観を見にお出かけしてみませんか!

基本情報

荒俣峡

住所:石川県小松市赤瀬町 

駐車場:5台

憩いの滝『十二ヶ滝』

今度は、郷谷川の沢町と布橋町の下方、金平町境の川筋にある『十二ヶ滝』に行ってみます。
国道416号線沿にあるので気軽に立ち寄れる場所です。
寄り道パーキング「布橋十二ヶ滝」の看板が目印ですよ。

郷谷川が流れる『十二ヶ滝』のある付近の河床はすべて岩石になっているそうです。
十二筋に分かれた滝があることから『十二ヶ滝』と名付けられたみたいですね。
滝の幅は約36m、落差約4m、昔は滝の高さが約6mあったとか。

こちらは西尾地区の美しい自然を伝えるため選定された景勝地「西尾八景」のひとつです。
(象岩、観音山、烏帽子岩、鱒留の滝、鷹落山、大滝、大倉岳、「十二ヶ滝」の8つ)
 
駐車場にはベンチがあり上からも眺めることができます。
階段やスロープを降りて行くと滝の側まで行けます。
大きな桜の木が何本もあったので、春は桜が咲いて綺麗だろうなぁ~。
5月のこどもの日にあわせて、寄贈された鯉のぼりが滝の上を泳ぐ姿を見ることができるそうです。

また、4月から6月にかけては雪解けで川の水が増水して迫力があります。
以前、水量が多いお天気の良い日に訪れた際、タイミング良く滝と虹の両方が見られる絶景を目にしたことがありました。

滝の上はどうなっているのかな?
見てみました!
ほ~、岩石になっていますね。
郷谷川の流れ。
滝の上、少し上流から綺麗な景色も見ることができました!
12の筋になった滝があるか、数えてみます。

答えは、、、

是非、訪れてご自身の目で確かめてみてくださいね。
訪れた日もそれぞれに滝と川の景色を楽しんでいる姿を見かけました。

川原遊びを楽しんでいる家族、犬と訪れ散歩している人、食事やおやつを食べながら景観を楽しんでいる人、写真を撮っている人など。

訪れる人たちの憩いの場所になっているようですね。

基本情報

十二ヶ滝

住所:石川県小松市布橋町、沢町 

駐車場:17台(内、大型1台、車椅子用1台)


 【注意】飛び込み等危険な川遊びはご遠慮ください。

    また、滝つぼのまわりは深くなっているので近づかないようにしてください。

今回の旅で小松市の自然を満喫してきました♪

先人との共存や自然環境から生まれた豊かな景色や自然がつくりだす美しい景色。
こんな素敵な景色を見ることができる贅沢さ!

澄んだ水と空気、自然の音色、色鮮やかな山、、、
豊かな自然に癒やされパワーチャージしてきました。

石川県は自然に恵まれたいいところですね☆

訪れた『苔の里』『荒俣峡』『十二ヶ滝』の3カ所は近く、車で移動しても約10分以内で次の場所へ行くことができます。
みなさんも自然を満喫できる小松の旅をしてみませんか♪

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