石川県・家族旅行|奥能登の海山で子どもと丸一日遊びつくそう!
ほっと石川旅ねっと体験ライターの谷口です。今回は小学生の姪っ子を連れて、ちょっと足を延ばして能登まで遊びに行ってきました!
金沢では体験できないような、スケールの大きい自然と遊び触れ合うことのできる、大満足の一日になりました。
自然と村長さんの愛情あふれる『ケロンの小さな村』
カーナビでは「道の駅 桜峠」を目指すと分かりやすいと思います。
私たちは3連休の中日にお伺いしたのですが、お昼頃に到着すると、村内には既にたくさんの子どもたちが、村長さん手作りの遊具や、村の中に流れる小川で遊ぶ歓声にあふれていました。
村中のそこかしこにある遊具
小さな三輪車から、大人が乗っても楽しいシーソーのような遊具もあり、子どもたちはお気に入りの遊具を探して夢中になって遊んでいました。
ツリーハウスはすべての子どもたちの憧れですよね。
このケロンの小さな村は、子どもたちの夢を叶えてくれる村長さんのあたたかな想いで作られた、手作りの村なのです。
こういう小さなスリルが子どもたちの心を鷲掴みにするんですよね・・・さすが村長さん、子どもの気持ちをよくわかっております。
夏場は小川に入って遊ぶのも、楽しいんだろうなあ。
最初は何度押しても水が出てこず、どうしたものかと思っていたところ、他のご家族連れから上から少し水を入れると水が出ることを教えてもらいました。
実体験を元に学習できるのも、こちらの素敵なところですね。
ファミリーで楽しめる!米粉ピザ作り体験
いよいよピザ作り体験です!
トマト、バジル、クレソン、ミックス(2種類のソースを選べます。)があり、私たちはちょうど4人だったため、全種類でお願いしました!
手作りピザ体験をしない場合も、ピザは注文可能です。
作ってもらう場合だと、カレーソース、ツナ&ポテト味もあります。
まずは生地を伸ばすところから始めます。
指先に粉をつけて、お皿のふちまで伸ばしていきます。
この生地は米粉で作られており、この米粉も村長さんご夫婦が村内でお米を作り、粉挽きをして精製されているというから驚きです。
お店の人も適宜お手伝いしてくれるので、小さなお子様でも安心して参加できます。
用意された具は玉ねぎ、ピーマン、トマト、ベーコン、ソーセージ、きのこ、じゃがいも、コーン。
なんだか具が多いな?と思いながらトッピングを進めていくと・・・
やっぱりめちゃめちゃ具沢山です!!具材がてんこ盛りになりました。
この状態で既においしそう!
バジルに目がない母はこれでもかとたっぷりのせていました。
バジルをそのままちぎってピザにのせる体験も『ケロンの小さな村』ならでは。
もちろんこのバジルも、村長さんが育てたおいしいバジルです。
こちらも手作りという石窯で、ピザを焼いていきます。
ピザが焼けるまでは約8分ほどかかります。
もうひとつの窯で米粉のパンを焼いており、文字通り飛ぶように売れていきます。
私たちが到着した頃には、写真のようにたくさんあったパンたちも、ピザを焼き終わる頃にはほぼ完売していました。
たっぷりのチーズがとろけてとってもおいしそうです。
こんな贅沢なピザは、なかなかレストランでも食べられないのではないでしょうか。
お子様でも上手においしいピザを作ることができます。
米粉で作った生地は、耳までカリッと焼き上がっていて、いつもはピザの耳は残す姪っ子も気に入ったようでした。
チーズやマヨネーズもたっぷりなので、大人も子どもも大好きな味に仕上がっています!
ボリュームたっぷりなので、食べきれない分はテイクアウトも可能です。
帰宅後、トースターであたためて食べてもおいしかったです。
また、土日に事前予約をしていなくても、その場でピザ作り体験を申し込むことも可能です。
村長さん曰く「来てくれた子どもたちが、急にピザ作りがやりたくなるかもしれないから。出来ないとなったらかわいそう」とのこと。お人柄がよく現れている言葉だなあと思いました。
「ケロンの小さな村」は、村長さんご夫婦のあたたかな想いが溢れた最高の遊び場
※写真撮影のため特別にマスクを外していただいています。
「ケロンの小さな村」は、村長さんである上乗秀雄(じょうのりひでお)さんと、奥様の純子さんが、二人三脚で作り上げた思い入れのある場所です。
高校の先生や教育委員会での勤務など、子どもの教育に長年従事されていた村長さんならではの、子ども心をくすぐるアイディアのたくさん詰まった村。
豊かな自然に囲まれて、なんだかほっとする、大人も童心にカエルことのできるあたたかな場所でした。
基本情報
ケロンの小さな村
住所:石川県鳳珠郡能登町中斉た部26
電話番号:090-4322-1380(代表/ジョウノリ様)
定休日:月曜~金曜(平日のピザ作り体験は10名以上で相談可)
駐車場:約20台
体験料金:1,100円
体験可能時間:10:00~15:00
体験可能年齢:2歳以上
実施期間:4月~11月(12月~3月は積雪のため休業)
楽しみながらSDGsも学べる!「うみとさかなの科学館」
夏に開催される、あばれ祭りが有名な町ですね。
この町には「うみとさかなの科学館」という、入館無料とは思えない充実した体験スポットがあるのでご紹介いたします!
船には飛び石を渡って乗船可能です。
あいにく内部まで入ることはできませんが、窓から中を覗くことができるようになっています。
2階から1階はスロープでつながっており、バリアフリー設計となっているので、車椅子でも訪れることができます。
例えばこちらは、魚と競争できるゲームです。
ペダルを漕ぐと、ハゼ、ヒラメ、カマス、マグロの泳ぐ速さとスピードを競うことができます。
マグロ泳ぐの速すぎです。
あの、砂場でのんびりとしているイメージのヒラメにも辛勝というところも驚きでした。
未来から来た「ノット船長」と「機関士スコンバー」と、日本海へお宝を探しに行く冒険に出ます。
未来へ資源をつなぐためにどのような取り組みがされているか、SDGsについても学べる内容となっており、私も大変勉強になりました。
無料で体験できる「工作教室」
訪れたタイミングでは、「海藻コースター工作教室」が開催されていたので体験してきました!
※月によって体験できる内容が異なっているので、事前にホームページを確認してみてください。
コースターの土台となる色紙と、うみの仲間の形を切り抜いたお好みの色紙を選んで、海藻と共に糊で貼り付けていきます。
海藻にそれぞれ名前があるなんて、今まで考えたこともなかったです。
こうやって見ると、確かに全て「海藻」なのですが、色も形もばらばらで興味深いです。
おうちに帰っても、このコースターを使えば今日の楽しい思い出がよみがえりそうです。
ぜひ皆様も、世界で一つだけのオリジナルコースター(月によってはしおりになるようです)を作ってみてはいかがでしょうか。
館内から外へ出ると、大きな水槽があります。
ガンド、フクラギ、エイ、ヒラメが水槽の中をびゅんびゅん泳ぎ回っていました。
今回タイミングが合い、石崎館長さんのご厚意で、お魚たちに餌やりをさせてもらいました。
餌を水槽に投げると、すごい勢いで魚が飛び跳ねます!
姪っ子は、壁に張り付いてがんばって餌を食べようとしているエイの一生懸命さに心打たれたようで、なんとかエイに餌をあげようと試行錯誤した結果、この近距離で餌をあげることに成功しました!
この後ずっと「エイかわいかった」と喜んでいました。
これらが全て無料で体験でき、学んで遊べる実に太っ腹の施設でした!
海、山、郷土の文化と歴史が学べる『遠島山公園』
ここは棚木城の跡地である広大な敷地の中に、公園や散策路の他、美術館や郷土館、民俗資料館が点在し、郷土の文化に触れることができる憩いの場となっています。
四季折々の自然を楽しめる散策路
10月は写真のように青々とした緑が生い茂っていましたが、晩秋には紅葉が、春には200本もの桜が楽しめるそうで、四季折々の自然が満喫できる景勝地となっています。
しらさぎ橋からの風景は、奥能登の絶景スポットの一つと言われています。
遠島山公園は海沿いの岬のような場所に位置しているため、散策路を歩いていると、ふと突然、日本海が一望できる景色が拓ける場所に遭遇します。
緑豊かな森に囲まれ、どこまでも広がる雄大な海を眺めながら、穏やかな時間を過ごしに来てみませんか。