穴水町を楽しむモデルコース 人気スポットを巡ってきました。

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※このブログは2022年3月時点の情報です

海あり、森ありの能登は、自然の中をドライブするのも旅の醍醐味。今回の旅のテーマは、海と森と杜!
まずは、潮風を感じる穴水町へ。

穴水町を楽しむモデルコース 人気スポットを巡ってきました。

ハイキング気分も味わえるパワースポット「能登長寿大仏」

北陸最大級の大仏様があると聞いて目指したのは「真和園」。

こんなところに大仏さまがあるの~?と、思いながら車を走らせると、ありましたありました、ど~んと鎮座する大仏さま! 国道から少しそれたところにあるので、看板を見過ごさないように注意しましょう。
高台に位置する「真和園」は、2003年にオープンした屋外型の文化施設。戦後に建設業で成功した堀内秀雄さんという方が、町民の憩いの場にと私財を投じてつくったのだそう。能登人の懐の深さが伺えるエピソードです。
自然豊かな敷地内には、「能登長寿大仏」のほか、三重塔や観音堂、阿弥陀堂が点在しています。
 
青銅製の大仏は、台座も含めて13.7m。「長寿大仏」というユニークな名前は、堀内さんが100歳の天寿を全うしたことにちなんでいます。
敷地内には、森と海沿いにコースがあり、のんびりと散策することができます。まずは海沿いの「朱鷺のさんぽ道」へ。
 
「観音堂」のあたりまで来ると、なんとなく感じる潮の香り。

そしてその先には‥‥…
穏やかな穴水湾が!
透明度の高さにも驚かされます。この美しい海で、特産品の牡蠣が養殖されているんですね。
絵馬所では、多くの人の願いが潮風に揺れていました。
絵馬は、「真和園」の入り口にあるお蕎麦屋さん「そば処 大仏庵」で購入可能。絵馬の真ん中の大仏さまをくり抜いて、お土産に持ち帰ることができます。
次は山側の道へ。爽やかな空気が気持ちいい!赤い欄干の極楽橋も緑に映えます。

写真を撮りながら、ゆっくりと一周して40分ほど。人混みもなく安心して歩くことができました。トレッキングやハイキングするほどではないけれど、ちょっとリフレッシュしたい!というときにもおすすめのスポットです。

基本情報

真和園

住所:石川県鳳珠郡穴水町乙ケ崎申66

入園料:無料

駐車場:あり

自分で焼くのが穴水流。炭火コンロを囲んで焼きたて牡蠣に舌鼓

穴水の名物グルメと言えば、牡蠣。
 
複雑な地形をした穴水には入り江がたくさんあり、牡蠣棚がいたるところに浮かんでいます。
 
そして、炭火のコンロを囲んで牡蠣を楽しめるお店もたくさん!
 
牡蠣の養殖を手がける「義祥丸水産」直営の「コーストテーブル」もそのひとつ。Coast table(海岸の食卓)という店名のとおり、穴水湾をのぞむ絶好のロケーションにあります。
お店の真ん中にど~んと構えるのは、炭火を入れた珠洲の珪藻土コンロ。これをぐるりと囲むようにして席があります。
 
牡蠣は自分で焼き、殻をむいて食べるのが穴水流。目の前でパチッパチッと殻がはぜる様子はなんとも食欲を誘います。焼きあがるのを待つ間、サクサクの牡蠣フライをつまむのも、至福の時間。
貝が開いて、身がプクプクしてきたら、食べごろ。殻の外し方はちょっとコツがいりますが、お店の方がちゃんと説明してくださいます。
ジュワ~っ。湯気とともにたちのぼる牡蠣汁の香ばしい香りがたまりません!
穴水町をあげての「まいもんまつり冬の陣・かきまつり」開催期間中は、焼き牡蠣のほか、牡蠣フライ、牡蠣ご飯、牡蠣のお味噌汁などがつくフルコースが4180円で楽しめます。
 
真牡蠣(12月~5月)が終われば、次は岩ガキが登場!9月下旬~11月上旬の牡蠣が獲れないオフシーズンは、穴水産の魚を使ったフィッシュバーガーも登場するのだそう(現在はテイクアウトのみ)。

牡蠣でお腹いっぱいになれるなんて、穴水ならではの贅沢。素晴らしい眺めもご馳走です!

Column

コーストテーブル

住所:石川県鳳珠郡穴水町中居南2−107

電話番号:080-1966-1761

営業時間: 11:00~16:00(入店は~14:00、L.O.15:00)*要電話予約

定休日:水曜(6~11月は火・水曜)

駐車場:あり

穴水に胃袋を掴まれる! 蔵カフェで自家製野菜のランチ

穴水のグルメは、もちろん、牡蠣だけではありません。お米や野菜など、畑でもおいしいものがたくさん育っています。
 
そんな豊かな大地の幸を(もちろん、海の幸も!)家庭的な料理でもてなしてくれるのが、「蔵カフェ菜々(さいな)」。
明治30年代建築の蔵を改装した店内に入ると、どこか懐かしい雰囲気に包まれます。どっしりとした柱や梁は存在感があるけれど、高い天井から優しく光が入り、とても開放的。
 
立派なこの蔵は、オーナー・森山美奈子さんの実家から移築したものなのだそう。
ランチプレートは、穴水の恵みがぎゅっと凝縮したような一品。ソフトドリンクとスイーツ付きで1100円と、値段も手頃です。
 
この日のプレートにあったシイタケのおいしいこと! 食感といい、旨味といい、まるでお肉を食べているみたい。
(撮影のために一時的にマスクを外していただきました)
 
「今日使っているシイタケと玉ねぎはうちの畑から。春菊も、さっき収穫したばかりですよ」と、森山さん。野菜作りやおもてなしが大好き! という、あったかなお人柄が伺えます。
 
無農薬で育てた野菜は、味がしっかりとして、食べ応えあり。なんだか、体の中からパワーが湧いてきそうです。季節のもの、その土地のものはおいしいな~と実感。
ランチは14時までですが、その後はカフェタイムを楽しめます。もちろん、スイーツも手作り。エスプレッソマシーンで淹れたコーヒーとよく合います。
 
おいしいものが、職人や農家さんによって大切に育てられている穴水。すっかり胃袋を掴まれてしまいました。

基本情報

蔵カフェ菜々

住所:石川県鳳珠郡穴水町川島ツ126

電話番号:0768-52-0855

営業時間:11:00〜22:00(17:00~のディナータイムは前日までに要予約)

定休日:月曜

駐車場:あり

2000年の歴史を誇る神社でパワーをチャージ!

海に面した穴水町から、一路、豊かな森が息づく中能登町へ。
 
ここは文化と自然がクロスする街。眉丈山の山頂を中心に広がる古墳群や、石動山に残る寺院群跡など、能登の歴史を体感できるスポットが点在しています。
樹齢600年の大木に迎えられるのは、「天日陰比咩神社(あめひかげひめじんじゃ)」。境内に足を踏み入れると、凛とした空気に包まれます。
2000年の歴史を持つここは、全国でも珍しい、どぶろくの醸造が認められている神社でもあります。
 
「どぶろく」というのは、米と米麹と水を原料として発酵させたお酒のこと。醸造が認められている神社は全国に約30あり、そのうち3神社(天日陰比咩神社、能登部神社、能登比咩神社)が中能登町にあります。
さらに、中能登町は、農家民宿や農家レストランなどを含む農業者による「どぶろく」製造が可能な「どぶろく特区」!どぶろくは、「道の駅 織姫の里なかのと」などで販売しています。
「天日陰比咩神社」には酒造の祖神といわれる大三輪神も祀られ、江戸時代からどぶろく造りが伝承されています。醸造されたどぶろくは12月5日の新嘗祭(どぶろく祭り)にお供えし、祭典が終わった後は参拝客に振る舞われるのだそう。
 
もうひとつ、「天日陰比咩神社」ならではのものが、満月と新月の晩に行われる神事。境内の灯りを消し、キャンドルの火が揺らぐ幻想的な雰囲気の中で、お祓いや玉串拝礼を行っています。
この旅では運よく、ムーンウォーター(初穂料500円)をいただくことができました!
 
このお水は、境内に沸く湧水をボトルに入れ(一度沸かして湯冷まし。瓶も消毒しています)、満月と新月の神事にお祓いをして月光浴させたもの。

ガラスのブルーボトルに入ったムーンウォーターは神秘的で、部屋においておくだけでも気分があがります。このお水でお茶を淹れたら、いつも以上においしくてびっくり。能登の豊かな自然からパワーをいただけたからなのかもしれません。

基本情報

天日陰比咩神社

住所:石川県鹿島郡中能登町二宮子甲8

電話番号:0767-76-0221

駐車場:あり

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