「今行ける能登」応援ツアー【自動車利用】モデルコース~中能登の自然や文化を満喫!~
令和6年元日に発生した能登半島地震により、石川県能登地域は甚大な被害を受けましたが、多くの方のご支援を受けて復興に向けて歩みを進めており、観光施設や飲食店も少しずつ再開しています。
今回石川県観光連盟が、大手旅行会社と連携し、金沢を拠点にレンタカーや自家用車で巡れる旅行プランを発表しました。皆様に能登の観光地を訪れていただき、産品をお買い求めいただくことが、被災地の早期復興につながります。
今回は金沢発ー七尾と中能登を巡るドライブコースを車で行ってきました!ぜひ旅の参考にしてもらえると嬉しいです!能登の魅力的なスポットを1日で巡れるプランで、観光のヒントや写真撮影ポイントも満載。ぜひ能登で特別な体験をしてみませんか?
「今行ける能登」応援旅行商品の詳細は?
以下の旅行会社にて、金沢を拠点にレンタカーや自家用車で巡れる旅行プランを販売しています。
詳細は、取り扱い旅行会社にてお問い合わせください。
取扱旅行会社 | 販売開始時期 | 旅行会社公式サイト | お問合せ先 |
近畿日本ツーリスト㈱ | 12月19日~ | https://www.knt.co.jp/meito/sp/noto-ouen/ | 首都圏発:0570-012450 中部発:0570-012451 関西発・マイカープラン:0570-012453 |
㈱JTB | 12月下旬 | https://tabisugo.jtb.co.jp/themes/973 | 旅の過ごし方問合せ窓口(10:00~18:00) 050-3503-1344 |
㈱日本旅行 | 12月下旬 | https://www.nta.co.jp/akafu/west/jbh/rentacar/ | 最寄りの日本旅行「赤い風船」取り扱いのある店舗まで |
【旅行商品内容の例】
・三大都市圏発の交通・金沢市内での宿泊・レンタカーがセットになったパッケージ商品
・石川県内の宿泊にレンタカー(オプション)を加えた商品
〇特典〇
旅行プランをご利用いただいた方には、能登地域の「道の駅」で使える特別クーポン券(お一人様につき1枚)をプレゼント!
- ・クーポン内容:能登の特産品(1,000円相当)と交換可能
- ・対象施設:内灘町以北の「道の駅」10施設
※特産品の内容は施設ごとに異なります。
※詳細は特設ページをご覧ください。
今回巡るコースはこちら
今回は金沢発ー七尾と中能登を巡るドライブコースを車で行ってきました!
- 一本杉通り
- 道の駅 能登食祭市場 ※曜日・時間限定で仮営業中
- のとじま水族館
- 能登島ガラス工房
- 道の駅 いおり
Google Mapの読み込みが1日の上限回数を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください
冬の能登半島をドライブする際の注意!
最近は雪が道路に長く残ることは少ないですが、凍結した路面や道路の凹凸にも注意が必要です。そのため、冬タイヤは必須です。運転に自信のない方には観光タクシーの利用をオススメします!
また能登半島は広く、その面積は東京都とほぼ同じ!東西の距離は約60km、能登半島の最先端・禄剛崎(ろっこうさき)から和倉温泉までの道程は約100kmです。目的地までの所要時間はしっかりチェックしましょ!
その他のお役立ち情報はリンクよりご覧ください !
一本杉通り仮設商店|歴史と未来をつなぐ街歩き
七尾市の一本杉通りは、市の中心を流れる御祓川と垂直に交わる、風情あふれる商店街です。
古くからの歴史的建物とモダンな店舗が混在する、街の中心となっているエリアです。
現在は、震災復興の一環として仮設商店街が設置されており、地元の味や工芸品を楽しめます。
また、通りにある既存店舗でも、元店舗の一角や近隣の施設内で営業しているお店もあります。
歴史ある老舗の味や技に、ぜひその歴史とともに触れてみてください。
基本情報
道の駅「能登食祭市場」|能登の海鮮を堪能
次に訪れるのは、能登半島の新鮮な食材が揃う、道の駅「能登食祭市場」。
一部仮営業中の店舗では、地元産の魚介類や特産品を購入できます。
厳選した能登の食材が並ぶオアシスです。
大きな文字の垂れ幕を見ながら中に入ると、目に飛び込んでくるのが海鮮の数々。
能登といえば海!海といえば海鮮!
冷蔵ケースの中を覗くと、能登地方の魚醤「いしる」を使った、自家製のたれに漬け込んだ、肉厚なこだわりの魚がきれいに並べられていました。
さらには、近郊の海で獲れたカニがずらり!
山積みになっている、大きなズワイガニの赤色が圧巻です。
新鮮な海鮮を前に、店員さんとおいしい食べ方談義をするのも楽しいひと時です。
買い物だけでなく、実際に味わえるのも能登食祭市場の魅力です。
食祭市場のイチオシスポットは「浜焼き」。
窓の向こうに見える七尾港を眺めながら、暖かい屋内で焼き立ての海鮮を堪能できます。
浜焼きのメインメニューは「食祭市場セット」と「浜焼きセット」の2種類。とくに「食祭市場セット」は、2人前でカニも入っていてお得です。
数量限定ですが、柔らかく上質な「能登豚のミックスプレート」もあります。
驚くのは、海鮮のボリューム種類だけでなく地酒の充実ぶり。能登の各地域の地酒がそろっていて、飲み比べも楽しみのひとつです。
その種類の多さと海鮮のボリューム、大満足するに違いありません。
この日は、牡蠣8個を注文。
網に火を入れてもらい、軍手を使って牡蠣を並べます。焼き場に丁寧な焼き方が貼ってあるので、初めての人でも安心です。
網に乗せたら、数分待って裏返します。
さらに待つこと数分。
いくつかの牡蠣の口がパカッと開き出し、中には熱々の旨みたっぷりの牡蠣が!
皿に取り、殻を開けて焼き立ての牡蠣をほおばります。大きくてプリップリの身は、七尾の海そのものの味わいでした。
食祭市場の一角には、石川県の食材を使った出汁のお店も。
ここでは、出汁の試飲ができます。
この日は、冬季限定カニ出汁がありました。
能登島、のどぐろなど、石川・能登の味がずらり。
どの味もそれぞれの風味やおいしさがあり、試飲すればするほど迷ってしまいました!
物販コーナーには、地酒を集めたエリアもあります。
石川県には、能登から加賀まで、個性豊かな酒蔵が点在します。
この日は、震災で被災した150年以上続く松波酒造さんが、被災地外の酒蔵の支援を受け、コラボ酒として生まれたお酒も販売されていました。
新しい味との出会いが、支援にもつながります。
海鮮のほかにも、地元ならではのご当地食品や工芸品、銘菓が並びます。
見て回るだけでも、能登を1周した気分に。
地元感あふれる特産品の数々を、ぜひ手に取ってみてください。
建物の一番奥には、休憩場所としても使える、広い「モントレー広場」があります。
この七尾フィッシャーマンズワーフは、アメリカのモントレーフィッシャーマンズワーフと姉妹提携しており、夏には「モントレー・ジャズ・フェスティバル イン能登」が開催されています。
潮風を感じながら、波の音と潮風、ジャズの生演奏と歌声に癒される、1989年から開催され今も続くジャズフェスティバルです。
ひと休みしながら、海とジャズのコラボを思い描いてみてください。
※現在は、震災の影響により屋外は立ち入り禁止になっています。
道の駅能登食祭市場で引き換えれる商品はこちら!
道の駅 能登食祭市場で引き換えられる商品は「農家のパスタ(能登中島菜・ひゃくまんごくのセット) 」・「能登の心米・コシヒカリ 」のいずれか1点 です!
※引き換え商品の内容は、在庫状況等により変更になる場合がありますのでご了承ください。
基本情報
道の駅 能登食祭市場
住所:〒926-0041 石川県七尾市府中町員外13-1
電話番号:0767-52-7071
営業時間:平日10:00〜16:00/土日祝9:00~17:00(グルメ館は店舗により異なります)
定休日:毎週火曜日(祝日の場合は営業)※7月〜11月は無休、1/1は全館休業
駐車場:150台
のとじま水族館|新たなジンベエザメ「モモ」に出会う
おいしい時間を過ごしたら、のとじま水族館へGO!
能登島は、能登半島の真ん中に浮かぶ人口2000人あまりの島です。
海水浴やキャンプなどのレジャーのほか、のとじま水族館、ガラス美術館などの体験や文化に触れることもできる、ワクワクが詰まった宝島のような島。
能登島へは、七尾市から海に架かる「能登島大橋」を渡って行きます。
船の航行を妨げないよう、中央が盛り上がったアーチ状の大橋。
もう1本「ツインブリッジ」もありますが、現在は通行できません。
「Welcome to Notojima!」
能登島大橋を渡ると、アーチ状の看板が歓迎してくれます。
途中「のとじま水族館」の案内看板をたどって、15分ほどで到着します。
のとじま水族館の入口では、大きなジンベエザメが迎えてくれます。
となりには、植栽で形作られた石川県。
人気のフォトスポットになっています。
のとじま水族館は、2024年10月11日に新たにジンベエザメが仲間入りし、より魅力的なスポットになりました。
普段は「来て、見て、触れる、体験型水族館」ですが、現在は地震の影響でイルカショーやペンギンのお散歩、体験はお休みしています。
しかし、迫力あるジンベエザメや、光の新体験など、余りある楽しみが詰まっていました!
館内に入ると、まず目に飛び込んでくるのが、青の世界。
大きな水槽に悠々と魚たちが泳ぎ、見るとジンベエザメがゆっくりとこちらに向かってきました。
上から差し込む光がキラキラと反射し、その下をリズムよく泳ぐ魚の群れ。
その向こうから優雅にやってくる、美しいシンベエザメの泳ぎに、ゆったりとした時間が流れます。
ジンベエザメの名前は「モモ」。
ウェルカムイベントの一般投票で決まった愛称です。
新しい水族館のアイドルに、ぜひ会いに行ってみてください。
さらに進むと、回遊する魚を身近で感じられる「のと海遊回廊」が開けます。
ここでは、日本海側の水族館としては初めてとなるプロジェクションマッピングが投影されています。
目まぐるしく移り変わる光の演出が、まるで海の中にいるような感覚。
海藻のゆらぎ、クラゲの浮遊感に続いて、なんと大きなジンベエザメも泳いできました。
まるで海中散歩の臨場感。
何度も往復したくなるスポットです。
光と魚の共演は、ほかにもあります。
きれいなピンク色の真鯛と光を操る「マダイの音と光のファンタジア」。
毎日ショーが開催されています。
さらに、神秘的なクラゲを展示している空間「クラゲの光アート」も。
フワリフワリと遊泳するクラゲが、美しく光に照らされています。
館内には、被災に関する展示もありました。
震災時からの復旧のようすや、仲間たちの避難状況のほか、様々な支援の様子もよくわかります。
すべて、水族館スタッフのみなさんが手作りした展示。
危機を乗り越え、計り知れない苦労と努力の物語に、知るだけでも支援になることが実感できます。
全国の水族館から集まった「南の海の魚たち」。
ここにも、エピソードとともに、さまざまな魚が展示されています。
さかなクンから提供された「ホシフグ」も、ぜひご覧ください。
館外に出ると、目前に広がる能登の海。
何時も変わらない、静かでおだやかな時間が流れていました。
基本情報
のとじま水族館
住所:〒926-0216 石川県七尾市能登島曲町15部40
電話番号:0767-84-1271
営業時間:
3月20日~11月30日 9:00~17:00
12月1日~ 3月19日 9:00~16:30
休館日:12月29日~31日
入場料:イルカ・アシカショー再開までの間は特別料金(一般1,000円、中学生以下無料)
駐車場:約1100台
能登島ガラス工房|「能登の藍」ガラスとガラス作り体験
のとじま水族館から、車で約5分。
能登島ガラス美術館の目の前にある「能登島ガラス工房」では、目の前でガラス作品を作る様子が見られます。
ガラス職人が作ったガラス製品を買うこともでき、思い出作りにぜひ立ち寄りたいスポット。
ここでは、ガラス職人がガラスを作っているところを見られます。
黙々と、高熱のガラスを巧みに操る技は、見ていて飽きることがありません。
師走が押し迫るこの日は、季節のガラス作品を作っていました。
能登の珪藻土を使った「能登藍(NOTO BLUE)」のガラスは、能登の海の色そのもの。
美しく深い藍と、その透明感に目を奪われます。
もうひとつ、ここ能登島ガラス工房のオリジナルガラスが、耐熱燿変ガラス「Hotto-G」(ホット・ジー)。
ガラスの透明感を持ちながら、陶磁器のようにも見える、不思議な質感のガラスです。
手に取ると、かすかに透き通っています。
光のゆらぎで、お酒もより雰囲気を増し、おいしく感じることでしょう。
時間の余裕があれば、ガラス作り体験もおすすめです。
初心者でも、手軽に自分オリジナルのガラス作品が作れます。
選べる形や種類はなんと19種類!
さらに、お好きな形と色の組み合わせは無限大です。
文字通り、世界で1つだけの作品を作ってみませんか?
併設のショップには、ガラス作家の作品も並びます。
どれも他にはない、美しく個性派の作品ばかり。
思い出に、ここでしか出会えないガラスを購入してみては?
基本情報
能登島ガラス工房
住所:〒926-0211 石川県七尾市能登島向田町122-53
電話番号:0767-84-1180
営業時間:9:00~17:00
※ガラス作り体験は、種類によって受付時間が異なります。
ガラス作り体験は、公式サイトからの予約がおすすめです。
道の駅いおり|立山連峰を眺める絶景スポット
旅の最後に訪れるのは「道の駅いおり」。
富山湾越しに立山連峰を一望できる絶景の地です。
夕方の美しい景色とともに、旅の締めくくりを楽しめます。
この道の駅のシンボルにもなっている、敷地に出迎えるように立つモニュメントは、七尾(NANAO)の「N」「A」「O」を組み合わせた幾何学図形なのだとか。
海沿いに突如現れる、このモニュメントを目印に車を走らせます。
目の前は富山湾。
富山湾を挟んで、立山連峰が一望できる景勝地でもあります。
晴れると、遠くにハッキリと立山連峰が望めます。
おすすめは、空気が澄んで晴れのチャンスが多い11月と、意外な2月だとか。
夏はさらにチャンスが多そうです。
この日は雲が多かったですが、肉眼では立山連峰を望むことができました。
コンパクトな駅舎ですが、並ぶ品々は地域色の強いものばかり。
季節商品や、地元の和菓子屋さんが作る味噌まんじゅう、七尾銘菓の「ながまし」、七尾の老舗和菓子店の「あんころ」など、独特の商品ラインナップ。
一方で、銘菓「能登のいも」もちゃんとありました。
奥の冷蔵コーナーには、地元の農家さんが仕込む、手作りの梅干しや漬物も販売しています。
作れる量に限りがあるということなので、出会えたらぜひ味わってみてください。
ここは、漁場の目の前ということもあってか、珍しい定置網の模型があります。
思わず目を留めると、250分の1のスケールの精巧な作り。
こんな展示物があるのも、能登ならではの光景です。
歴史を感じる定置網漁の写真も飾ってあったり、地元に根付く、漁場の活気を感じられる場所でもありました。
前述のとおり独特の雰囲気がある場所ですが、かなりのスペースを占めて、観光やスポット情報の資料がずらり。
道の駅の役割を、しっかりと果たしてくれています。
脇には「ご自由にどうぞ!!」の手作りPOP。
旅のお土産としても、さらに次の旅の計画に、いくつか持ち帰るのもよいですね。
道の駅いおりで引き換えられる商品はこちら!
道の駅いおりで引き換えられる商品は「みそ万頭 」・「大豆飴」・「能登いも」のいずれか2点です!
※引き換え商品の内容は、在庫状況等により変更になる場合がありますのでご了承ください。
基本情報
こちらもチェック!
能登ぐるっとスタンプ旅
2024年12月18日(水)~2025年1月31日(金)まで能登ぐるっとスタンプ旅を開催。
期間中にスタンプラリーに参加し、デジタルスタンプを3つ集め応募フォームより応募した方先着500名様には参加賞を、さらに応募者の中から抽選で30名様に特賞を進呈いたします。
スタンプラリーに参加して能登の特産品を当てよう!
※2024年12月18日(水)~2025年1月31日(金)までにご応募いただいた方を抽選の対象とさせていただきます。
まとめ
今回の能登応援ツアーでは、中能登の自然や食と、心躍る「映え」からディープな逸品まで、七尾の魅力を感じられるスポットを巡りました。
一本杉通り商店街の風情を見て歩き、道の駅能登食祭市場で能登の味覚を堪能し、のとじま水族館や能登島ガラス工房で体験を楽しむ。最後には絶景と個性派の道の駅いおりで、ドライブの最後を締めくくります。
能登は、豊かな自然とおいしい食材、地域の温かさが溢れる土地。
ぜひ車でしか見れない景色を見にきてください。