湯涌温泉の楽しみ方完全ガイド|人気観光地・ランチ・体験スポット
金沢の中心街からすこし離れ、白山連峰の医王山のふもとに位置する湯涌温泉。1300年続く歴史ある温泉地は「金沢の奥座敷」と呼ばれ、加賀藩の時代から歴代の殿様が湯治に訪れていたとか。
その効能だけではなく、大正時代の詩人画家・竹久夢二も愛した地であり、近年ではアニメ「花咲くいろは」の舞台としても知られています。さまざまな歴史を経てさまざまな顔を持つ、豊かな自然と文化が共存する「湯涌温泉」の魅力を日帰りで巡るコースをご紹介します。

湯涌温泉ってどこにあるの?
兼六園や金沢21世紀美術館などがある金沢の中心街から、山間部を目指し車で30分ほど・路線バスでは乗り継ぎなしで50分ほどの場所にあります。
車中から、緑の木々が生い茂る山里までの美しい景色を楽しみながらお出かけください。
各交通手段でのアクセスはリンク先を見てみてくださいね。
「金沢の奥座敷」をゆったりと楽しむ一日
今回は1日で湯涌温泉の魅力をギュッとご紹介!
各スポットをGoogleMapにまとめましたので、位置関係を確認しお出かけの参考にどうぞ!
10:30 湯涌温泉江戸村
江戸時代にタイムトラベル!
金沢を中心とする加賀藩「加賀百万石」の生活は、江戸と並んでこの時代を代表するものだったそうです。
ここ金沢湯涌江戸村では、江戸時代の加賀藩を中心とした武士住宅や町家・農家を移築し、生活用具も展示されています。
「町家・武家ゾーン」「農家ゾーン」に分かれずらりと家々が並ぶ景色が圧巻!いざ!時間旅行へ。
入り口から続く「町家・武家ゾーン」。
江戸時代の加賀藩内、今の金沢市にあった商家や足軽住宅など6棟が当時の姿そのままに立ち並んでいます。
瓦屋根だけではなく、北陸に多かった板葺き石置き屋根も見られ、美しく整備されていて見ごたえがありますよ。
すべての建物内に入ることができ、各家々ごとに違う特色を知れるよう工夫をこらした展示も楽しめます。
当時の衣服や生活・遊びなどを体験出来たり、各所にクイズもあり、より江戸気分を味わえました。
町家ゾーンの次は、ここ湯涌地区や能登地区から移築された貴重な家々がある「農家ゾーン」へ。
こちらもすべての家の中を見ることができ、間近で暮らしぶりや道具の数々を見ることが出来ます。
スリッパが備え付けてあるので、安心して家に上がることが出来ました。
どちらのゾーンも、当時の暮らしぶりをこんなにも身近に感じられ、タイムトラベル気分がぐっと高まりました。
歴史ある湯涌温泉の探索には、まずはこちら「金沢湯涌江戸村」からのスタートをオススメします!
※市内にある17の文化施設をおトクに巡れる【金沢市文化施設共通観覧券】があります。
使いたい期間によって3種類ある中から、今回は[1dayパスポート]をチョイス。
対象の施設どこでも購入でき、提示するだけでそれぞれの施設に何度でも入館出来るのも便利ですよね。
入り口でチケット購入の際に窓口でお問い合わせください。
湯涌周辺では、こちら金沢湯涌江戸村と金沢湯涌夢二館でもお使いいただけます。
基本情報
金沢湯涌江戸村
【住所】金沢市湯涌荒屋町35番地1
北鉄バス停(湯涌温泉)より徒歩約4分
【電話番号】076-235-1267
【開園時間】午前9:00~午後5:30 (入園は午後5:00まで)
【休園日】毎週火曜日(火曜日が休日の場合はその翌平日)・年末年始(12/29~1/3)
【入園料金】一般:310円 高校生以下:無料 65歳以上・障がい者手帳をお持ちの方およびその介護人:210円(国民の祝日無料) 団体(20名以上)260円
※『1DAYパスポート』等の金沢市内の文化施設で使える共通観覧券があります
【駐車場】あり

11:40 カフェ レンテ
(Cafe Lente)
ランチはおしゃれなカフェでひと休み
金沢湯涌江戸村から車で3分ほど走り、温泉街の中程にある[カフェ レンテ]へ。
街並みに馴染むウッディな佇まいのカフェは、玄関で靴を脱いで上がるスタイルで、隠れ家にお招きいただいた気分に。
店内に入るとコーヒーのいい香りが漂い、高い天井と豊かな木々が眺められる大きな窓のゆったりとした空間が。
店内のテーブルはすべて、店主さんがひとつひとつ手作りされていて、いろいろな椅子の中にも作られたものがあるそうです。
あたたかな木のぬくもりが感じられます。
冬場には本格的な薪ストーブも。
湯涌の豊かな自然を感じたく、窓際の席を選びました。
自然豊かな景色とあたたかな雰囲気を味わいつつ、メニューをゆっくりと見て選びます。
選んだランチメニューは「かぼちゃのカレーグラタン」。
ホクホクのかぼちゃに、シンプルなスパイシーさの挽き肉カレーとチーズが絡み合っていて美味しい!
添えられているパンと一緒にオーダーしたコーヒーとの相性も良く、ゆっくりと味わいました。
パン派の方にはチキンサラダサンドイッチもおすすめです。
サンド類はあたたかなホットサンドも選べます。
ちょうどよい焼き加減でひと手間かけられたホットサンド、窓からの景色を眺めながらゆっくりいただくと、より味わい深かったです。
デザートには「スイーツプレート」を。
3種類のスイーツが味わえます。
特にプリンの固めでほの甘くほろ苦い素朴な味が美味しくて美味しくて。
単品でたっぷりといただくのもいいですよね。
酸味がなくコク深くまろやかなお味のコーヒーは、どのメニューとも相性がいいお味なので、ぜひ一緒にオーダーしてみてくださいね。
ひとつひとつのうつわ使いが素敵で、美味しくすてきなひとときを過ごせました。
JAZZが流れている店内奥には、さりげなくピカピカに磨き上げたピアノやギターが。
ジャズプレイヤーでもある店主さんを慕ってさまざまなジャンルのライブもされているそうです。
金曜から月曜までの4日間で営業でライブの日もあるので、行かれる際にはInstagramやFacebookをチェックしてみてくださいね。
基本情報
Café Lente(カフェレンテ)
【住所】金沢市湯涌町イ17-3
北鉄バス停(湯涌温泉)より徒歩約1分
【電話番号】080-3048-3732
【営業時間】10:00〜17:00
【定休日】火曜・水曜・木曜
【駐車場】数台あり

13:30 金沢湯涌夢二館
湯涌を愛した詩人画家の魅力たっぷり
ゆったりとした気持ちで満たされた後は、カフェレンテの並び・歩いて2分の場所に佇む[金沢湯涌夢二館]へ。
円形メインとしたモダンで優しい雰囲気の建物には、大正ロマンを想像させるステンドグラスの窓も。
窓を多く取ってあり、自然と融け合いながら作品を堪能出来る場所、なかなかないと思いますよ。
1階は常設展示室・ミニシアター・ミュージアムショップ、2階は企画展示室となっています。
入り口右手には夢二の多才な略歴があり、湯涌温泉への愛着を知ることが出来ました。
1階の常設展示室では夢二が愛した女性達をクローズアップした展示が解りやすく、実物の絵画や作品、貴重なスケッチなどが間近で見れます。
夢二の世界観にぐっと引き寄せられ、大正時代の人々の暮らしや嗜んだ芸術や文化も感じ、こちらでもタイムスリップ気分を味わいました。
展示室手前にある夢二の歩みが短い時間で解るミニシアターもオススメです。
2階の企画展示室は時折入れ換えになるので、また違う時期にも行ってみたくなりました。
自分で夢二デザインの中から選んで作れる、缶バッジワークショップも体験!
他にも景品がいただけるクイズラリーや、ぬり絵体験、夢二に親しめるコンテンツを体感出来るタブレットの設置などがあり、広い年代の方に楽しんでいただけると思います。
館内は通路を広く取っているので、ベビーカーや車椅子の方でも巡りやすいそうです。
夢二の絵やデザインを使ったポストカードから、品質にこだわった普段使い出来るお品までさまざまな夢二グッズがある、入り口左側のミュージアムショップも要チェック!
夢二館の駐車場は並びの[湯涌温泉総湯白鷺の湯]と共同で2ヶ所あります。
時間があれば日帰りでも入浴出来る白鷺の湯もたのしんでみてくださいね。
横の広場から階段を上ると無料の足湯もあり、さらに上ると湯涌温泉を舞台としたアニメ「花咲くいろは」の聖地「湯涌稲荷神社」があります。
そこには当時夢二と恋人・彦乃が散策されたとする道と歌碑もあるので、より夢二の世界観に浸って巡るのもいいですね。
※階段はありますが山道なので歩きやすい格好でお越しください
基本情報
金沢湯涌夢二館
【住所】石川県金沢市湯涌町イ144-1
北鉄バス停(湯涌温泉)より徒歩約3分
【電話番号】076-235-1112
【開館時間】9:00~17:30(入館は17:00まで)
【休館日】毎週火曜日(火曜日が休日の場合はその翌平日)・年末年始(12/29~1/3)・展示替期間
【入館料金】一般:310円 高校生以下:無料 65歳以上・障がい者手帳をお持ちの方およびその介護人:210円(国民の祝日無料) 団体(20名以上)260円
※『1DAYパスポート』等の金沢市内の文化施設で使える共通観覧券があります
【駐車場】12台

15:00 金沢湯涌創作の森
世界に一つだけ!オリジナル藍染め体験
湯涌温泉へのプチ旅行のラストは、オリジナルな体験を。
夢二館がある温泉街から金沢方面に車で6分ほどの山間の場所にある[金沢湯涌創作の森]に移動します。
くねくねとした山道を囲む木々の美しさを感じつつ、慎重に車を進め登って行き、まずは[受付・宿泊棟]へ。
こちらでは古民家を利用した専門設備を持った工房が4棟あり、各工房での創作体験が出来るのが魅力!
自分だけのオリジナルなお品を、雰囲気ある場所で教わりながらじっくり作れます。
自分だけのオリジナルなお品を作れる「藍工房」「染織工房」「スクリーン工房」「版画工房」での体験がある中、今回は「藍工房での藍染め体験」を。
※体験は前もって電話での予約が必要です!
管理棟受付の後、見本を見てイメージをつかんでから、いざ藍工房へ。
見本は迷うほど種類がありますが、作る物は工房で講師の方のアドバイスも聞きた上でも決められるので安心です。
- 里山の景色を眺めながら屋根付きのコリドールをゆっくり歩いていくと、奥からひとつ手前にある古民家がこれから体験をする「藍工房」です。
閑静な趣ある建物のドアを開くと、中には広くゆったりと造られている作業スペースが。
染め方は「絞り染め」「板締め絞り」の二種類があり、作れるアイテムもいろいろあるので、講師の方とゆっくり相談しつつ、いざ体験スタート!
今回は、絞り染めでバンダナ、板締め絞りでストールをそれぞれ作ってみます。
繰り返しな模様の部分を白く抜くためには、布地の折りたたみ方や紐の結わえ加減、型板の置き方がキーポイント!
完成形をイメージし、白抜きする部分を縛ったり板を万力で固定した後、独特の香りがする藍の液体の中へ。
布地をゆらゆらと揺らしながらしっかりと染み込ませていきます。
藍染は空気に触れることによる化学変化を利用し染めていくので、畳んだ布地を開く作業が必要です。
3回染め浸けの作業を繰り返した後は、川の流れに沿うようなイメージでやさしく手洗いします。
どの季節でも誰でも短時間で染められるよう、工夫してくださっているとのこと。
講師の方がしっかりサポートしてすすめてくださるので、小さなお子さんやお年寄りなど手助けが必要な方でも大丈夫とのこと。予約時にご相談ください。
それぞれの雰囲気がある世界にひとつだけのお品完成!
バンダナとストール、ここまでふたりでの作業時間は1時間弱。
講師の方が手際よく教えてくださり、楽しんで作業することが出来ました。
またの機会に別の物を違う手法と模様で作ってみたいです。
作業の時間プラス、染めたい物や模様を決めるまで時間がかかる場合もあるので、予約をした時間帯よりさらに余裕を持って行ってみてくださいね。
基本情報
湯涌創作の森
【住所】金沢市北袋町ヱ36番地
北鉄バス停(創作の森前)徒歩約10分
【電話番号】(076)235-1116
※体験・講座をご希望の場合は必ず事前に電話にてご予約ください。
【営業時間】9時から17時
【定休日】火曜(祝日の場合はその翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
【駐車場】あり

まとめ
歴史とロマンがひそむ、山間のしずかな里・湯涌温泉。
それぞれの特色を活かした場所で、体感・体験出来ることも多く1日楽しめました。
おひとりでもグループでも、さまざまな年代の方が親しめるよう工夫されている地だと思います。
今回はプチ旅行的ショートトリップな巡り方でご紹介しましたが、この地は湯涌「温泉」。
歴史ある宿や新しい宿がいろいろあります。
滞在し、じっくりと温泉に浸かり、ゆったりと周辺を散策するゆとり旅ももちろんオススメです。
各お宿の特色も紹介されている湯涌温泉観光協会HPや、「ほっと石川旅ねっと」ブログ記事もぜひチェックしてみてくださいね。