兼六園の見どころ・歴史を徹底解説|散策に便利なマップ付
日本三名園の一つとして知られる兼六園。
兼六園は今年で開園150周年を迎え、四季折々の美しさを感じられる見どころが沢山。
今回は、実際に兼六園を訪れたライターが見つけたおすすめスポットや、散策をより楽しむためのポイントをご紹介します。
「金沢駅からどうやって行けばいいの?」
「駐車場はどこ?」
など、訪れる前に知っておくべきポイントも網羅しています。
この記事を読むことで、兼六園の魅力を120%堪能できること間違いなしです!
兼六園の歴史
兼六園は、1676年に加賀藩の前田綱紀が金沢城のそばに別荘を建て、その周りを庭園にしたのが始まりです。
当初は「蓮池亭(れんちてい)」と呼ばれていましたが、1759年の大火で一部が焼失。
その後、11代藩主の治脩によって再建され、1822年に「兼六園」と名付けられました。
1874年から一般開放され、1922年に国の名勝に指定。
長い歴史の生んだ美しさと、人の手によって整備されている美しさが融合した、四季折々の風情を感じられる日本屈指の庭園です。
兼六園は今年で開園150周年
加賀藩主の庭として受け継がれてきた兼六園は、明治7年に一般開放されてから今年で150年を迎えます。
開園150周年を記念し、園内には明治期の兼六園と現在の姿を見比べられる古写真が展示されていました。
古くから残る部分と丁寧に整備されてきた部分とが共存し、兼六園が長い間多くの人々に愛され続けている様子が感じられます。
なぜ有名なの?
兼六園は、茨城県の「偕楽園」や岡山県の「後楽園」と並び、日本三名園の一つとして知られています。
さらに、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(ミシュラン観光版)で最高評価の3つ星を獲得。
歴史的文化を感じられるこの名園は、国内外から多くの観光客が訪れるため、全国的に有数の人気スポットとなっています。
美しい兼六園をさらに楽しむために…
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QRコードを読み取るだけで、位置情報に連動した音声ガイドを楽しめます。名所の近くに行くと、自動的に解説が始まり、歴史のエピソードや園内の秘密などを知ることができます。
Column
兼六園の見どころマップ
広大な敷地に広がる兼六園は、見どころが詰まった名園です。
今回は実際に兼六園を歩き尽くしたライターが厳選した、「ココは絶対見るべき!」という7つのスポットを紹介します。
素晴らしい景色を楽しみながら、魅力あふれる園内を巡ってみてください。
- 霞ヶ池
- 徽軫灯籠
- 唐崎松
- 雁行橋
- 根上松
- 梅林
- 噴水
- 時雨亭
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見どころ①:霞ヶ池
兼六園の中心に位置している大きな池で、四季折々の景色が水面に映る様子はまるで風景画のよう。夏は緑であふれ、秋は紅葉で鮮やかな景色になり、訪れる度に違った風景を見ることができそうです。夜のライトアップでは、水面に映る光がさらに幻想的な空間を演出してくれます。
金沢をより楽しむなら…
見どころ②:徽軫灯籠
徽軫灯籠(ことじとうろう)は、兼六園を象徴する二本脚の優雅な灯籠です。池のほとりにひっそりと佇んでいる姿や、片脚だけ短く、岩に乗せられてバランスを保っている姿から、美しさとどこか儚さを感じました。不完全さによって生まれる独特な美しさが、訪れる人々を惹きつけてやみません。
見どころ③:唐崎松
滋賀県の唐崎から種が持ち込まれた雄大な松。積雪による枝折れを防ぐために施される「雪吊り」は、冬の風物詩として有名です。長く鮮やかな枝葉が霞ヶ池に向かって伸びており、美しさと力強さが感じられます。庭師によって丹念に剪定されているので、シルエットがとても美しいです。
見どころ④:雁行橋
雁行橋(がんこうばし)は、11枚の六角形の石が雁の隊列を模して並ぶ美しい橋。流れる小川の上に佇む姿はどこか神秘的です。晴れた日には、青空と石のコントラストが見事で、思わず足を止めてしまうほど。時の流れで石は摩耗し、今は渡れませんが、眺めるだけで穏やかなひとときを過ごせます。自然と造形美が織りなす雰囲気に心癒されるスポットです!
見どころ⑤:根上松
根上松(ねあがりのまつ)は、その名の通り、根が地上に盛り上がるように生えている見事な松。樹齢約200年余りとされているこの松は、力強くも美しい姿で訪れる人々を魅了します。根が露出する不思議な光景は、園内の景観に奥深さを与えています。写真映えも抜群なので、ぜひカメラを構えてみてください!
見どころ⑥:梅林
梅林は、早春に白や淡いピンクの花が咲き誇り、一帯に甘い香りが漂うスポット。梅の花が咲く時期は、訪れる人々に春の訪れを感じさせます。約200本の梅の木が織りなす景色は圧巻で、梅の開花を愛でながら散策するひとときは、心を穏やかにしてくれること間違いありません。
見どころ⑦:噴水
日本最古の噴水と言われており、高さおよそ3.5mの水柱を勢いよく吹き上げます。その仕組みは、水源である霞ヶ池の水面との高低差を活用した、自然の力によるものとなっています。霞ヶ池の水位によって噴水の高さが変わるのも面白いポイント。水しぶきの音でとても癒され、心がリフレッシュされた気分になりました!
ちょっと休憩《時雨亭》
兼六園内に佇む茶室で、静かな雰囲気の中、抹茶と和菓子を味わえる特別な空間です。縁側からは緑豊かな風景が広がり、心がホッと休まるひとときを体感できます。
亭内で頂くことができるのは、「お抹茶セット(時雨亭オリジナル上生菓子つき)」「お煎茶セット(和菓子つき)」の2セット。上品で甘い和菓子とお茶のほろ苦さで、疲れた心と体がリフレッシュしました!
美しい景色とお茶に癒されながら、心ゆくまで贅沢なひと時をお楽しみください。
Column
兼六園に行くなら外せない!兼六園茶店をご紹介♪
時雨亭だけでなく、兼六園の中にはさまざまな茶店が並んでいます!
中には、美しい庭園を眺めながら地元の味を満喫できるお店も…
兼六園の散策を120%楽しみたいのであれば、見ないともったいない!
兼六園散策の所要時間
兼六園をじっくり楽しみながら、風景やポートレートを撮影すると約1時間かかります。写真をほどほどにして散策メインにすると、40分ほどで見て回れます。四季折々の景色を感じながら、自分のペースで満喫してください!
兼六園のアクセス・駐車場
〈バス〉
金沢駅 ー(約10分)ー 広坂・21世紀美術館下車 ー (徒歩約5分)ー 兼六園(真弓坂口)
金沢駅 ー(約12分)ー 兼六園下・金沢城下車 ー (徒歩約5分)ー 兼六園(桂坂口)
金沢駅 ー(約 8分)ー 香林坊下車 ー (徒歩約10分)ー 兼六園(真弓坂口)
〈車〉
住 所 金沢市小将町1番53号
駐車台数 480台
営業時間 24時間(年中無休)
料 金 有料(1時間以内:350円 超過30分ごとに150円)
電話番号 076-263-1814
まとめ
いかがでしたか?
兼六園で、自然の豊かさと庭園を守る人々の思いに触れ、癒されてみませんか?いつもの忙しさから解放されて、ゆっくりとした時間を過ごしてみてください!