石川県観光公式サイト

石川県の工芸品といえば、何を思い浮かべますか？

有名なところでいえば、輪島塗や九谷焼、金箔ですよね♪

工芸品は触れてこそより楽しめるもの。

「輪島塗 沈金体験」「九谷焼の絵付け」「金箔貼り」のほかにも、「和傘づくり/絵付け」「うるし絵付け」など伝統工芸の体験がたくさん県内にありますよ～！

小さなお子様から参加できる体験も多いので、家族の旅の思い出にぜひトライしてみてくださいね。

その中でも、【和傘 傘森】さんの『ミニ傘の絵付け体験』をご紹介します。

場所は、ひがし茶屋街から徒歩1分のアクセス抜群！な「ひがしやま荘」の中の一角。

店内には陶芸や刺繍、日本画、油絵のアーティスト作品も並んでいて、ドアを開けるとゆっくりと時間が流れる素敵な空間です。

店内奥には、職人さん手作りの和傘がずらり。傘を開くと内側まで美しく凛とした佇まいの和傘は、外国の方にも人気だそう。

すべて手作業となるため、オーダーメイドの作品は、完成まで2~３か月かかるそうですよ。

そんな素敵な和傘を気軽に楽しめる『ミニ傘の絵付け体験』（所要時間：約45分）を、予め和傘傘森さんのオフィシャルHPからメールで予約してきました。この体験、びっくりしたのが現役和傘職人さんが直接丁寧に教えてくれるんです！エプロンも用意してありますので洋服が汚れる心配もありません♪

全体の流れは、頭髪と呼ばれる「傘の頭の箇所の模様を選ぶ」→「和紙に絵付け」→「乾かす」です。

絵付けには筆ペン・絵の具・スタンプから自由に選んで使えます。絵の具を混色したり重ね付けもOK！絵の具を使うのも、なんて久しぶりなんでしょう（笑）。童心に戻って楽しめました。真っ白な和紙にお子さんが自由な発想で描くのを見て楽しむのもよさそう！何を描こうか迷ったらスタッフさんが優しくアドバイスもしてくれます。

あとは乾くのを待って完成！空をテーマに描いてみました。和紙ならではの内側から透けてみえる感じも新鮮。待っている間にも、和傘職人さんにお話を聞くことができますよ。持ち帰りの際には、和傘を閉じてとってもコンパクトになるので持ち歩きにかさばることもありません。

今回対応してくださった和傘職人の森田さん。和傘を知らない方に知ってほしい、ものづくりの楽しさを知ってほしいという思いからこの和傘の体験を始められたそうです。実際に本物の和傘を手に取って和傘の魅力もお話してくださいます。

和傘に触れることが初めてだったので、新たな工芸品の世界を知ることができ、とてもうれしく思いました。繊細なデザインでありながら凛としたかっこよさがあります！

私は赤ちゃん連れでの絵付け体験だったのですが、子供にもとっても優しく対応をしてくださいました。 ご家族連れでの参加もOKなのはうれしいですよね。

※ほかの和傘職人さんが対応することもあります。

もうちょっと本格的にやってみたい、という方には、好きな和紙を選び、和紙張りからできる『ミニ傘つくり体験』（所要時間：90分）もおすすめです。こちらも公式サイトからのメールでお問い合わせ可能。

このほか「ひがしやま荘」では、陶芸体験もできるそうですよ。（※要予約）　こちらは「東山のんびり陶芸」とInstagramで検索してみてくださいね。

石川県内では、金箔貼りや九谷焼・うるし絵付けなど様々な体験を行うことができます。

それぞれの体験の様子は下記からご覧ください！

ぜひこの機会に石川県の伝統工芸に触れてみてはいかがでしょうか。

経済産業省では、伝統的工芸品の魅力をもっと多くの人に知ってもらうことを目的に、毎年11月を「伝統的工芸品月間」として、全国各地で普及イベントを実施しており、毎年5～10万人もの方々が訪れています。

「伝統的工芸品月間国民会議全国大会」は、その中心イベントとして実施されるもので、令和6年度は石川県が開催地になっています。

この大会では、伝統的工芸品の展示や販売、職人による実演等が行われるなど、伝統的工芸品に触れることができる良い機会ですので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください！

この秋、石川県では「工芸」と「食」を楽しめるさまざまなイベントが集中的に開催されます。

工芸の美しさや職人技を堪能しながら、地元の美味しい食材を味わえる絶好の機会です。ぜひ、石川の魅力を存分に体験してみてください！

いかがでしたか？今回は石川の「伝統工芸」を簡単に楽しめるスポットをご紹介しました。

周辺を観光の際には、伝統工芸体験を組み込むと、気軽に石川のことをもっと知ることができますよ♪

ぜひ旅行プランを立てる際の参考にしてくださいね！