地元民が選ぶ小松市のパン屋さんおすすめ5選!
石川県の南部に位置する小松市。小松空港に加え、3月16日に北陸新幹線小松駅が開業し、空港と新幹線駅が日本一近いまちになりました。産業で発展してきた小松には、職人気質のこだわりのお店がいっぱい。
今回は、勢い盛んな小松市にある、地元民おすすめのパン屋さんをご紹介します!
よりどりみどり!たくさんのパンが並ぶ「BIKKE 本店」
まずは、創業25年、地元で愛され続けているパン屋さん、「BIKKE(ビッケ)本店」からご紹介。
昨年、小松駅にも2号店をオープンしましたが、住宅地の中にある本店には変わらず大勢のお客さんが訪れています。なんと1日に並ぶパンの種類は100種類以上!熱々の焼き立てパンが次々と運ばれてきて、テンションが上がります。
子どもたちの大好きなメロンパンやデニッシュなど甘めのパンから、ランチにもぴったりのお惣菜パン、シンプルな塩パンなどどれにしようか迷ってしまう品揃えです。
創業からこだわり続けているのは、リーズナブルなお値段で、安全かつ美味しいパンを届けること。160〜180円のパンも豊富なので、ついつい買いすぎてしまっても大丈夫!お財布に優しいのも嬉しいですよね。
推しパンが決められないくらいたくさんの種類がありますが、BIKKEの看板商品といえばベーグルです。
特徴は、米粉を使ったもちもちの生地。そして、年間を通して何十種類というバリエーション。
この日並んでいたのは、濃厚なチョコクリームとチョコレートをたっぷりと包み込んだ〈濃厚チョコベーグル〉や、かぼちゃあんとクリームチーズの〈パンプキンクリームチーズベーグル〉、抹茶を練り込んだ生地に和菓子感が楽しい〈小倉あんとおもちのベーグル〉など。
旬の農産物を使ったヘルシーで彩り鮮やかなベーグルで、季節を感じてみてはいかがでしょうか。
基本情報
居酒屋メニューがパンに?「パンの朝顔」
さて、お次は3坪のかわいいパン屋さん「パンの朝顔」です。
30年近く前に創業した居酒屋「味処あさぶ」の一角でスタートしたお店で、「おいしいパンを食べて朝から笑顔になってほしい」という願いから《朝顔》という名前に。40〜50種類のパンを揃える人気店です。
こちらの看板商品はやっぱり〈自家製牛すじ煮込みのカレーパン〉!
脂を丁寧に取りながら何時間も煮込んだとろとろの牛すじ。牛すじは居酒屋で人気の秘伝の味。ルーに加えることで深みのある味わいに仕上がります。その美味しさは日本カレーパン協会のお墨付きで、協会が主催するカレーパングランプリで金賞を受賞。サクッとした歯触りにもちもちの生地。全国から注文が相次ぐのも納得です。
他にもさまざまな居酒屋コラボパンを展開していますが、すぐに売り切れると人気なのは厚焼き卵をがつんと挟んだサンドイッチ。断面の美しさにも注目。そのほか、スイーツ系や小さいお子さんにも食べやすいスティックパンなど楽しいお店です。
そして居酒屋コラボ、新たな挑戦が〈だしプリン〉です。とろっとなめらかで口溶けのいい〈とろけるなめらか生プリン〉をベースに、半年以上試作を繰り返してようやく完成した商品で、どこかみたらし団子のような優しい味わい。
小松をプリンのまちにしようと始まった「こまつプリン百物語」プロジェクトにも参加。和洋を融合させた新名物〈だしプリン〉。昆布やかつお節がふわっと香るシロップを忍ばせ、とろとろの生プリンと絡めながら食べることで味のグラデーションを楽しめますよ。
パンの朝顔では、お客さんの要望を受けて居酒屋スペースでイートインできるサービスも始めたそうです。ドリンクを注文すればのんびり過ごしてOKとのことなので、カフェとして気軽に利用できるのも嬉しいですね。
基本情報
パンの朝顔
【住所】石川県小松市八幡癸125
【電話番号】0761-47-1330
【営業時間】9時〜18時
【定休日】日曜・月曜(祝日の月曜は営業)
【駐車場】約10台
※イートインは10時〜15時
ふんわりしっとりの食パンの秘密は?「あんずの木」
続いては、ふんわりしっとりの食パンが自慢の「あんずの木」です。
食感の秘密は大麦。小松産の大麦を活用できないかと開発に取り組み、大麦をピューレ状にしてパンの生地に練り込むことで、やわらかくふんわりと焼き上がり、時間が経っても硬くなりにくいパンが完成したのだとか。
大麦はグラノーラなどにも展開。小松の農産物を使ったさまざまな商品開発にも力を入れています。
お店のコンセプトは「安くておなかいっぱいになる」ことと「栄養バランスに気を配る」こと。
あんパンやハムチーズパンなど老若男女に受け入れられるパンはどれも120円!
パン以外にも野菜たっぷりのお惣菜などが並びます。ニンジンたっぷりの自家製ドレッシングは規格外のものを使っているそうですよ。小松はニンジンをはじめ農産物の栽培が盛んな地域。形などが悪くても食材として有効的に活用できるよう、食品ロスへの取り組みにも積極的なお店なのです。
あんずの木の推しパンは〈フレンチトースト〉。卵、牛乳、砂糖で作った卵液に、自慢の食パンをしばらく浸してオーブンで焼き上げた品。絶妙なしっとり感。それはこの大麦ピューレを練り込んだ食パンがあってこそ。シンプルゆえに、素材の味わいが引き立つフレンチトーストです。
食パンを使った〈ラスク〉もおすすめ。こちらはカリカリっと香ばしくて、シンプルなプレーンのほか、チョコや抹茶味もありますよ。
基本情報
あんずの木
【住所】石川県小松市今江町7-433
【電話番号】0761-58-0814
【営業時間】11時〜16時(なくなり次第閉店)
【定休日】土曜・日曜・月曜・祝日
【駐車場】5台以上
早朝からお客さんが続々!里山のパン屋さん「穀雨」
四番目にご紹介するのは「穀雨(こくう)」。2年ほど前に金沢から移転したパン屋さんです。
大きな納屋を改装した店は、外からはパン屋さんとはわかりません。可愛い看板を目印に、一歩入れば、広々としたイートインスペースが。パンは20種類くらい揃えており、午前中いっぱいどんどんパンを焼いていますが、早々にして売り切れる日も。そのため、早朝からお客さんがひっきりなしに訪れます。
幅広い世代に楽しんでもらいたいというパンは、ふんわり系からハード系までさまざま。クロワッサンや食パンなども人気です。パウンドケーキやカヌレなどの焼き菓子もおすすめ。
中がとろとろの焼きたて〈クロックムッシュ〉は、ぜひ熱々のままイートインで!
穀雨でぜひ食べていただきたいのが〈ブラックペパークリームチーズベーグル〉。小麦粉、水、イースト、塩、きび砂糖というシンプルな生地は、引きが強くしっかりとした味わい。その中にたっぷりのクリームチーズ。そしてピリッと辛い粗挽きコショウ!中にも外にも大粒の黒胡椒でパンチを効かせ、お酒にもぴったりの大人の味に仕上がっています。
他にもいちじくや小豆など、心くすぐるベーグルが!こちらは子どもたちも喜ぶお味です。素材の良さを引き立てる、ワクワクするパンがたくさんありますよ。
基本情報
リニューアルほやほや!イートインもOK「あづまや 駅前店」
最後は、リニューアルオープンしたばかりの「あづまや 駅前店」です。
創業から70年余り、給食にも焼き立てのパンを提供するなど、小松で3世代にわたって愛されてきたパン屋さんです。木目調に明るく改装された店内には、パンが50種類以上、ケーキは15種類ほど並んでいます。リニューアルとともに新たに加わったメニューも続々。大注目の〈こまつプリン〉もありますよ。
あづまやといえば、やっぱり〈ホワイトサンド〉!しっとりなめらかな食パンで、真っ白いホイップクリームをはさんだ、小松のソウルフードです。レトロなパッケージも魅力のひとつ。店内には、トートバッグやTシャツ、文房具などホワイトサンドグッズがたくさん。
そしてお惣菜パンからデニッシュ、あんぱん、豆パンなど美味しそうなパンも所狭しと並びます。大きな食パンは、生クリームの入った〈キング食パン〉と、ホワイトサンドにも使われている〈ローランド食パン〉。ここの食パンしか食べないという熱烈な地元ファンもいるんですよ。
さて、リニューアルで併設されたカフェスペースは約10席。若い世代を意識してデザインしたということで、カラフルなランプシェードやフレームが可愛いミラーなど、写真を撮るのも楽しい空間になっています。トースターが備えてあるので、パンを温めて食べることができますよ。
オーダーしたのは〈キャロットケーキ〉。小松特産のニンジンをふんだんに使っていますが、ニンジン感というよりも、シナモンなどのスパイスが香る優しい味わいのケーキ。ブラウンシュガーやクリームチーズといった、体に優しい素材を使っているのもこだわりです。
基本情報
あづまや 駅前本店
【住所】石川県小松市土居原町112
【電話番号】0761-22-2625
【営業時間】8時~19時(土曜・日曜・祝日は18時30分まで)
【定休日】金曜・第3木曜
【駐車場】5台
小松にはリーズナブルで美味しいパン屋さんがいっぱい
小松には他にも、こだわりのパンを提供するお店がいろいろあります。リーズナブルで美味しい!がキーワード。
北陸新幹線小松駅も開業して、元気いっぱいの小松。見晴らしの良い気持ちのいい公園もたくさんあるので、ぜひ焼きたてのパンを持っておでかけくださいね!