小松マテーレ ファクトリーショップ モノーボへ行ってみた!
今回は石川県南部に位置する加賀エリアの能美(のみ)市の小松マテーレのファクトリーショップmono-bo(モノーボ)へ行ってきました!
『小松マテーレ』のファクトリーショップ『mono-bo(モノーボ)』は、九谷陶芸村からは海の方へ向かって車で30分弱。小松マテーレの工場のすぐ横にあります。
小松マテーレは、国内外に広く生地を供給する化学素材メーカーです。旧社名は小松精練で、2018年に社名を変更し、現社名になったそうです。
『mono-bo(モノーボ)』の商品には小松マテーレの工場で生まれた素材が使われており、「もったいない」を「みたことない」にかえるをコンセプトに2021年6月にオープンしたショップです。
『mono-bo(モノーボ)』では、これまでは廃棄されてきた自社素材の端材を使って作ったオリジナルアイテムを中心に販売しています。小松マテーレの80年で培った技術をふんだんに用いた機能的で個性的なオリジナルアイテムは説明を聞けば聞くほど驚きの連続でした。
広い店内に、たくさんの商品が並べられています。
「mate-mono(マテモノ)」と名付けられたシリーズのキーワードは「アップサイクル」で、サスティナビリティへの取り組みの一つとして、製造過程で発生する端切れなど、これまでは廃棄せざるを得なかった素材に焦点を当て商品化されたものだそうです。
店内には廃棄予定だった端材から作られている驚きの商品が並んでいます。
これは驚くほど軽くて丈夫なバッグです。
縫製工程なしで、無駄なく作られているそうです。と言われてもピンとこないので詳しく説明してもらいました
一般的なバッグは生地を裁断・縫製してつくられるため、生地のカットロスが生まれますが、
こちらの商品は糸から製品に編み上げる製法のためロスが生まれません。
右下の糸から左の大きな白いバッグの形に編んで、それを独自開発のマシンでまるごと染めると、真ん中の製品(バッグ)になるという流れだそうです。
生地も染料も無駄なく作れるというサスティナブルなバッグ。多くの方にぜひ一度手に取って見ていただきたいと思いました。
こちらは「KONBU(コンブ)」というネーミングの素材で作られたバッグです。
本当に昆布を縫製したような手触りで、その軽さと硬度により「スタンディングファブリック」と呼ばれているそう。持つとビックリするほど軽かったです。
ちなみに湿度を含む性質があるそうで、この季節だと乾燥している太平洋側ではもっとパキパキした感じになるそうです。季節や天気によって手触りが違うなんておもしろいですね!
こちらはカーテンの裏地を表にした「ひかるシリーズ」のバッグだそうです。
すごく丈夫で柔らかいのに耐荷重が約10kgもあるそうで、光沢感のある生地がお洒落でとても端材とは思えないバッグに仕上がっていました。
撥水加工によって、撥水性がとても高く耐久性もある製品もたくさんありました。
説明を聞くと欲しくなる商品ばかりでした。
こちらはマスクのコーナーです。
抗ウィルス加工など機能性を活かしたいろいろなマスクがありました。
今回案内していただいたショップのスタッフさんです。機能や成り立ちを丁寧に説明くださり、驚くことばかりでした。
ぜひ、説明を聞いて実際に商品を手に取っていただきたいと思いました。
基本情報
小松マテーレのサスティナビリティなショップ mono-bo(モノーボ)
【住所】石川県能美市浜町ヌ168-8
【電話番号】0761-58-0364
【定休日】日曜・月曜・火曜・水曜(年末年始、GW、お盆期間)
【営業時間】11:00~18:00
【駐車場】32台