【能登半島】まだまだ楽しめる奥能登国際芸術祭!常設作品や日帰りコースも紹介します!

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石川県珠洲市全域を会場としたアートイベント「奥能登国際芸術祭2023」が9月23日(土)〜11月12日(日)の51日間開催され、今回もたくさんの人で毎週賑わいました。
こちらの記事では、奥能登国際芸術祭2023の概要やその見どころに加え、日帰りコースやパスポートの購入方法、おすすめのランチなどを紹介します!

【能登半島】まだまだ楽しめる奥能登国際芸術祭!常設作品や日帰りコースも紹介します!

奥能登国際芸術祭とは

能登半島の先端・珠洲市を舞台とした「最涯の芸術祭」と呼ばれる奥能登国際芸術祭は、2017年に始まり2023年で3回目の開催となりました。
3年ごとに開催されるこの芸術祭では、14カ国・地域から59組のアーティストの作品が市内に展示され、奥能登地域の伝統である里山文化と現代アートの融合を通して人々の交流を生み出しています。
(画像:佐藤 悠「おはなしの駅」旧珠洲駅(道の駅すずなり・新作))

金沢駅からの日帰りルートで巡る芸術祭

金沢から能登へのおすすめの移動手段は、車(レンタカー)。 

(※金沢駅から珠洲市まで約2時間20分)
金沢ー奥能登間はバスもありますが、日帰りで巡る際は小回りが効く車(レンタカー)がおすすめ!晴れた日の奥能登のドライブは海と山のコントラストも芸術のよう!
また、会期中は珠洲市内で時間をかけてじっくり回りたい方向けに「すずアートバス」も運行されました。

まだまだ楽しめる!奥能登国際芸術祭の常設展示作品を紹介!

会期終了後も、珠洲市内ではまだまだ芸術祭を楽しむことができます。
「時を運ぶ船」・「スズシアター・ミュージアム」などをはじめ、一部は常設展示作品として残されています。新たに加わった9作品も含め、その数は23作品。
見逃した作品がある方も、まだ芸術祭を見たことがない方も、ぜひ訪れてみてください!

(画像:リチャード・ディーコン「Infinity41.42.43」木ノ浦海岸(※常設展示作品))

Column

屋内の常設展示作品を見るときは…

「時を運ぶ船」や「小さい忘れ物美術館」など、屋内の展示作品は10名様以上のみ事前予約で鑑賞することができます。
ただし、スズ・シアター・ミュージアムは12月8日(金)~3月31日(月)のうち金・土・日・月曜日のみ開館しています。
(※スズ・シアター・ミュージアム分館は他の屋内作品同様に団体での事前予約が必要です。)

時を運ぶ船

雑誌「Casa BRUTUS」で平手友梨奈さんと共に表紙を飾り話題となった「時を運ぶ船」を見に行きました!
一隻の船と部屋一面に張り巡らされた赤い糸。圧巻です。
どこから撮影してもアーティスティックに撮ることができました♪

基本情報

時を運ぶ船

【住所】石川県珠洲市清水町4
【駐車場】あり
※第1駐車場が満車の場合は第2駐車場をご利用ください。



スズ・シアターミュージアム「光の方舟」

大谷地区の高台にある廃校になった小学校の体育館を使って、市内で収集した民具を保存・調査・展示する博物館と、現代美術作家のアート作品を展示する美術館が融合しています。中に入ればそこは異空間。

館内には、珠洲市内から収集した様々な民具がところ狭しと並んでいます。
写真中央の作品は「余光の海」といい、木造船や古いピアノに映像が写しだされます。まるでそこに海があるような光景で、ぼんやりと座って眺めていたくなりますね。
この他にも、役目を終えたキリコと古着を活用した「待ち合わせの森」・蔵の中を潜っていくようなインスタレーション「ドリフターズ」などの作品があり、見どころ満載のミュージアムです。

使用されなくなった数々の看板、フォントや色味がエモい!!

基本情報

スズ・シアター・ミュージアム「光の方舟」

【住所】石川県珠洲市大谷町2-47
【開館日】12月8日(金)~3月31日(月)のうち金・土・日・月曜日開館
【休館日】年末年始休暇 12月26日(火)~1月11日(木)
【開館時間】10:00~16:00
【個人鑑賞料金】
・一般 800円・大学生 600円・小中高生 400円
※最新情報は公式サイトよりご確認ください。
【駐車場】あり



小さい忘れ物美術館

旧飯田に現れた、黄色のフォトジェニックな空間。
「忘れられたもの」「忘れたもの」「忘れていたもの」をテーマに展示されています。

真っ黄色のお部屋がインパクト大!!

実際にお部屋の中に入ることもできます。

一つ一つ小物がかわいくて子供も大喜びでした。

以前駅として利用があった面影があちらこちらに残っています。

昔使われていた時刻表、当時のまま展示されていました。

待合室にて休憩…。

小さい忘れ物美術館

【住所】石川県珠洲市上戸町北方24-41-1 旧飯田駅
【駐車場】あり



風と波

珠洲市の鰐崎海岸に現れたのは、「割戻し」という技法によって形成された巨大な石の作品です。
そのテクスチャーとうねった波のような造形は珠洲の風や海を表現しており、
陽の光によって様々な表情を見せてくれます。
広い空と海が広がる風景の中、どっしりと立つ石はとても存在感がありますね。

ちなみに、付近を走る県道28号線は「奥能登絶景海道」といい、その名の通り絶景が続くおすすめのコースです。
ドライブついでにぜひ作品を見に行ってみてください。

風と波

【住所】石川県珠洲市馬蝶町20-83
【駐車場】あり


松雲海風艀雲(マツクモウミカゼハシケグモ)

強風で伸びた枝葉にも、雲のようにも、あるいは船のようにも見える面白い作品。
実は子どもたちが遊べる遊具でもあり、今回の芸術祭を皮切りに今後も展開されていきます!
上に登って周辺のを景色を楽しむのも良いですね。

すぐそばには潮騒レストランとスズ・シアター・ミュージアムがあるので、
見学やランチの後に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

基本情報

松雲海風艀雲(マツクモウミカゼハシケグモ)

【住所】石川県珠洲市大谷町927 1312
【駐車場】あり



常設展示作品は他にもたくさん!

今回紹介した以外の常設展示作品は「ほっと石川旅ねっと」の特集で紹介しているので、こちらもぜひご覧ください!

新設の「潮騒レストラン」で海を眺めながらランチ

世界的建築家・坂 茂(ばん しげる)氏によって設計されたレストラン。
「潮騒レストラン」という名前は、かつて西部小学校にあったランチルーム「しおさいルーム」から名づけられています。
モダンな雰囲気の外観は、海や空の色ともマッチしています。 

(※2023年12月8日(金)より営業再開)

潮騒レストラン内はこんな感じ。

店内は新しく清潔で、ガラス張りなので景色も最高です!
入ってすぐにはグッズ売り場があり、レストランへ続く通路はフリーで使えるオーシャンビューのカウンタースペースになっていました。

自然の恵みが味わえるランチ

金沢を中心に活躍する、「ぶどうの森」総料理長 米田岳人シェフ監修のもと、珠洲の里山里海で獲れる新鮮な食材をつかったお料理をいただくことができます。
景色も最高なのは言うまでもありません!

手間:海と森のプレートランチ
奥:日替わりパスタ:さざえとあおさのパスタ

基本情報

潮騒レストラン

【住所】石川県珠洲市大谷町2−47
【営業日】12月8日(金)〜3月31日(月) の金・土・日曜日(週営業3日間)
【休業日】年末年始休み:12月26日(火)~1月11日(木)
【営業時間】11:00~16:00
【駐車場】あり



奥能登国際芸術祭限定グッズを買おう!

第一線のデザイナーが手がける芸術祭オリジナルグッズは、道の駅すずなりや潮騒レストラン内に併設しているショップでも購入できました。
※写真は2023年度開催時のグッズです。

種類豊富でおしゃれなグッズ

「道の駅すずなり」には奥能登芸術祭限定のグッズがたくさん並んでいました!
どれも手が込んでいるデザインでおしゃれなものばかりでした^^
種類が豊富でどれにしようか迷ってしまいました・・・

過去の芸術祭グッズはオンラインショップにて販売しています。
こちらもぜひご覧ください。

今回の旅のまとめ

魅力あふれる珠洲市×奥能登芸術祭2023。
見どころ、写真・動画映えスポットがもりだくさん!
お友達・ご夫婦やカップルでのデートもおすすめです!
小さな子供にはまだ早いかな?と思っていましたが体験型のアートもあったりと子どもでも楽しめる!という新たな発見もありました。
まだまだ他にもたくさん作品があります!
奥能登地区で1泊して2日間かけてゆったりみていただくのもおすすめです。
歴史、自然、アート、地元の食に触れることができる奥能登芸術祭、大大大満足でした。
(画像:ラックス・メディア・コレクティブ「うつしみ」旧上戸駅(※常設展示作品))

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