金沢の忍者寺「妙立寺」とはこんなところ!予約もできます!
この記事では、予約方法やその隠された内部のからくりを一部ご紹介します!
(※お寺の方にご協力いただき、特別に内部を撮影をさせていただきました。)
忍者寺とは?
加賀藩第三代藩主・前田利常によって創建され、内部の至る所に落とし穴、逃げ道、隠し階段、隠し部屋といった仕掛けがあり、まるでカラクリ屋敷のようになっているため、通称「忍者寺」と呼ばれています。
忍者寺の拝観は事前予約が必要!拝観料は?
予約受付時間は8時30分から17時まで。当日でも空きがあれば拝観可能ですが、定員になり次第締め切りとなります。
営業時間は以下をご覧ください。
忍者寺(妙立寺)の営業時間・案内時間 | |
---|---|
9:00~16:00 ※日によって1時間もしくは30分毎の案内となります。 詳しくはご予約の際にご確認ください。 |
拝観の所要時間は約40分で、専任のガイドさんが案内してくれます。
また、駐車場はないため近隣の有料駐車場をご利用ください。
※予約時間に遅れた場合はキャンセルとなります。
※予約時間の変更はできません。
忍者寺(妙立寺)の拝観料
拝観料 | |
---|---|
大人(中学生以上) | 1,200円 |
小学生 | 800円 |
団体・障がい者・学校団体割引 | 1,000円 |
※未就学児は拝観不可。
※小学校低学年の方は年齢を証明する保険証等公的証明書の提示が必要です。
忍者寺の中は撮影禁止
詳しくは公式サイトをご覧ください。
※案内無しで堂内を自由に歩き回ることはできません。
※堂内は複雑な構造をしており、段差も多いため車椅子での拝観はできません。
※ペットと堂内へ入ることはできません(境内までは可)。預かり場もありません。
補助犬(盲導犬・聴導犬)は入場することができます。
忍者寺の不思議な仕掛けやからくり
このため外観は2階建てに見えますが、実際は4階建て7層になっていて、23部屋と29もの階段があると言われています!
主な仕掛け①「伝説の井戸」
巨大な戸室石(とむろいし)の中をくり抜いて切れ目なく作られている井戸は、深さ25mで、横穴から金沢城に続く逃げ道があると言われています。
主な仕掛け②「明かりとり階段」
写真は裏側から見た「明かりとり階段」です。蹴込みのところが障子になっており、外からの明かり取り兼、いざというときは敵の足の陰を見て槍で刺し倒すことができます。
主な仕掛け③「隠し階段」
物置の戸を開けて床板をまくると階段があり、巧妙に逃げることができます。
主な仕掛け④「落とし穴階段」
階段の下にある床板を外すと落とし穴になり、下男部屋と続いていて侵入してきた敵を迎え討つことができるようになっています。
主な仕掛け⑤「賽銭箱」
本殿正面入口に埋め込まれた細工の仕掛けられた賽銭箱です。落とし穴としても利用できます。
主な仕掛け⑥「武者溜まりの部屋」
中2階にある、5つもの隠し扉がある武士の待機部屋です。
障子の向こうには螺旋階段が隠されていました。
主な仕掛け⑦「茶室 霞の間」
刀や槍が使えないように天井が低く作られた茶室です。「満月」「朧雲」「富士山」が形取られた床の間があります。
他にも仕掛けはたくさん!
10人ほどのグループになって、ガイドさんが各所を回りながら一つ一つ詳しく紹介してくれました。
今で言うオートロックのような機能、2畳分の落とし穴を上からは見えないように隠している賽銭箱、どんでん返しの戸がついた「切腹の部屋」や、敵が気付かない造りとなっている二枚戸など…なるほど、といった工夫が随所に散りばめられていて、シンプルでありながら巧妙な罠の仕掛けの数々に、考えた人の賢さに驚かされました。
忍者寺はこんなところ。
忍者寺の御朱印や個性的なお守り!
安産守り、しあわせ守りなど、様々な定番のお守りがある中でとりわけ目を引いたのが「愛犬家守り」と「わんちゃん絵馬」。
お寺と犬に何か深い関わりがあるわけではなく、住職さんの趣味だそうです^^
絵馬掛所にはたくさんの「わんちゃん絵馬」がかけられていて、とても可愛い光景でした。
御朱印は、住職が不在の場合は事前に書いたものが置かれています。これを購入して自分で日付を書き込み、御朱印帳に貼り付けます。
今回は住職不在との張り紙があったので、300円で書置きの御朱印を購入してきました。
基本情報
忍者寺(妙立寺)の料金・交通アクセス等
[住所]〒921-8639 石川県金沢市野町1-2-12
[電話番号]076-241-0888
[営業時間]9:00~16:00
[料金]
大人(中学生以上):1,200円
小学生:800円
各種割引:1,000円
※詳細はお問い合わせください。
[定休日]1月1日、2日および法要日
[予約方法]必ずお電話でご予約ください。
予約受付時間8:30~17:00
[交通アクセス]
金沢駅からタクシー約15分・バス約30分
最寄りバス停「広小路」「野町広小路」
[駐車場]なし
妙立寺周辺の観光スポット
忍者寺を見に行った後は、のんびりと散策に行きませんか?
「にし茶屋街」など、周辺には様々な観光スポットがあります!
- 妙立寺 / 忍者寺
- にし茶屋街
- 金沢市西茶屋資料館
- 加賀水引 津田水引折型
- 谷口吉郎・吉生記念金沢建築館
Google Mapの読み込みが1日の上限回数を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください
にし茶屋街
にし茶屋街は、ひがし茶屋街、主計町茶屋街と並ぶ金沢三茶屋街のひとつに数えられています。
約100mの目抜き通りに出格子の茶屋建築が連なり、江戸時代の面影を残しています。
メインストリートには、老舗の和菓子屋やカフェが軒を連ね、新しくオープンした和食屋なども人気を集めています。
基本情報
にし茶屋街
[住所]〒921-8031 石川県金沢市野町2丁目
[電話番号]076-220-2194(金沢市観光政策課)
[交通アクセス]
〇車
金沢駅から約15分
北陸自動車道金沢西ICから約15分
〇公共
「広小路」バス停から徒歩3分
[駐車場]にし茶屋街観光駐車場
金沢市西茶屋資料館
大正期の作家・島田清次郎が過ごしたお茶屋跡に建てられており、島田清次郎に関する貴重な資料が展示されています。また、観光ボランティアガイド「まいどさん」が常駐しているので、周辺散策の案内をしてもらうことができます。
基本情報
金沢市西茶屋資料館
[住所]〒921-8031 石川県金沢市野町2-25-18
[電話番号]076-247-8110
[開館時間]9:30~17:00
[定休日]なし
[料金]無料
[交通アクセス]
「広小路」バス停から徒歩約3分
[駐車場]なし
加賀水引 津田水引折型
(©加賀水引 津田水引折型)
約100年以上の歴史を持つ水引細工発祥の老舗です。
初代・津田左右吉が考案した水引細工をベースに結納袋や祝儀袋に用いて製作を行うほか、伝統を守りながら現代の生活に合った水引細工を提案しています。
また、アクセサリーブランド「knot(ノット)」では、通常は廃棄する水引素材を再利用し、ピアスやネックレスをはじめとした様々なアクセサリーを製作しています。
さらにお店の2階では、平日限定で水引のチャームやピアスが制作できる体験教室も受け付けています(2~9名の団体様のみ)。公式サイトまたは電話やメールにてご予約ください。
基本情報
加賀水引 津田水引折型
[住所]〒921-8031 金沢市野町1-1-36
[電話]076-214-6363
[営業時間]
平日:10:00~18:00
土曜日:10:00~12:00
[定休日]日曜・祭日
[交通アクセス]
○車
金沢駅から約15分
金沢西ICから約15分、金沢東IC・金沢森本ICから約20分
○公共
城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス「広小路」バス停から徒歩約3分
金沢ふらっとバス長町ルート「野町広小路」バス停から徒歩約1分
[駐車場]店舗前3~4台程度
谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館
金沢出身で、東宮御所(現仙洞御所)や東京国立博物館東洋館などの設計を手がけた、日本を代表する建築家である谷口吉郎氏の住居跡に建てられたミュージアムです。
常設展示室は、迎賓館赤坂離宮 和風別館「游心亭」の広間と茶室を忠実に再現した空間になっています。
基本情報
谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館
[住所]〒921-8033 石川県金沢市寺町5-1-18
[電話番号]076-247-3031
[開館時間]9:30~17:00(入館は16:30まで)
[料金]
一般310円、団体(20人以上)260円、65才以上210円(祝日無料)、高校生以下無料
※企画展は別途料金が必要です。
[休館日]
・毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日)
・年末年始(12月29日~1月3日)
・展示替期間
[交通アクセス]
〇車
金沢駅から15分
金沢西IC15分
〇公共
・金沢駅からタクシー約15分
・最寄りバス停
城下まち周遊バス、北陸鉄道バス「広小路」
金沢ふらっとバス長町ルート「野町広小路」
[駐車場]なし
まとめ
何度も行きたくなるような魅力的なお寺です。
Column
金沢観光の穴場!にし茶屋街~寺町のおすすめ体験スポット巡り
忍者寺のある寺町寺院群と、静かで落ち着いた雰囲気に心を惹きつけらる「にし茶屋街」はすぐ近く。
それぞれのんびりと観光を楽しめる、おすすめの体験や穴場スポットをまとめました。