【石川県加賀市】加賀の美を求める旅

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本コースでは石川県南部、加賀地方を中心にご紹介。この地域で発展・継承されている伝統的な九谷焼の文化に触れ、オリジナルアクセサリーづくりや、石切場として栄えた里山風景が広がる小松市滝ヶ原地区を地元ガイドと散策、絶景スポットの加佐の岬で雄大な自然に触れます。 ご当地グルメとして贅沢なカニ料理やパフェも堪能!加賀地方をめぐるコースをぜひご検討ください。

【石川県加賀市】加賀の美を求める旅

今回の旅のコースはこちら!

KAM能美市九谷焼美術館|五彩館|(九谷陶片「ハッピース」アクセサリー作り体験)→里山自然学校こまつ滝ケ原(石文化探索ガイドツアー)→くいもん家ふるさと加賀店(加賀カニごはんで昼食)→カフェレストラン 加佐ノ岬(加賀パフェでカフェタイム)→加佐の岬

今回加賀の旅に参加してくださったインフルエンサーをご紹介!

【ほりい みほさん】
奈良県出身。モデル歴は8年。地元奈良を中心にモデルやショー、観光PR活動を行う。旅人として、27ヶ国83都市へ渡航経験を有し、一人旅スタイルが好き。いつも全力自撮り撮影を行っている。

KAM能美市九谷焼美術館|五彩館|でオリジナルアクセサリーをつくろう

今回の旅は金沢駅から車で40分ほど南に位置する能美市から始まります。まずは『KAM能美市九谷焼美術館|五彩館|』へ。以前は「能美市九谷焼資料館」という名称でしたが、2020年に現在の名前となりました。九谷焼とは、石川県南部で焼き継がれている陶磁器のこと。九谷焼の制作工程や歴史を学べる美術館が『KAM能美市九谷焼美術館|五彩館|』なのです。
入ってすぐの吹き抜けには九谷焼作家である故・武腰敏昭の迫力ある陶壁作品「鳳凰の図」が目を惹きます。
ここ|五彩館|では、割れたり欠けたりして廃棄する九谷焼の陶片を、アクセサリーや小物にリメイクする「ハッピース」づくり体験ができます。「ハッピース」には「HAPPY(幸福)・PIECE(欠片)・PEACE(平和)」のメッセージが込められており、九谷焼特有の色鮮やかな陶片に創造力をかきたてられます。
好きな陶片を選んで、マニキュアを塗り、可愛くデコレーションしていきます。
廃棄される陶片を再利用したSDGsな体験として始められたのだとか。様々な色や形の九谷陶片で、ヘアゴムやイヤリング、ブローチなどオリジナルアクセサリーづくりが楽しめますよ。
作業時間も30分ほどと気軽にできるので、旅の思い出にいかがでしょうか。
せっかくなので、九谷焼の歴史についても学びます。
学芸員の方から九谷焼の成立から現代に至るまでの歴史を説明してもらいました。九谷焼の名前は知っているけど、その原材料から制作工程、技術の話などは初耳。これがすごく面白く、今度は作家さんの話を聞いてみたいと思いました。
人間国宝でもある𠮷田美統氏の作品。その繊細な金箔の装飾技術に目を奪われます。他にも大変細かな作業で絵付けされた作品など、九谷焼の奥深さを感じさせる作品ばかりです。
ここ|五彩館|は、九谷焼の五彩(紺青・朱赤・紫・緑・黄)にちなんで、色ごとに異なる展示がされています。とても面白くて分かりやすいその展示の数々に、見て知って楽しめるオススメの場所です。ほりいさんも「色鮮やかで細かい模様の九谷焼は、絵画を見ているようでついつい長居をしてしまいますね」と興味津々の様子でした。

基本情報

KAM能美市九谷焼美術館|五彩館|

住所:石川県能美市泉台町南56

電話番号:0761-58-6100

営業時間:9:00〜17:00 (受付は16:30まで)

定休日:月曜(月曜が祝日の場合は翌日休)、年末年始(12月29日〜1月3日) 展示替等により臨時休館の場合あり

入館料: 大人430円(370円)、75歳以上320円(320円)、高校生以下 無料

※( )内20名以上団体料金 ※障がい者と介護者1名は無料

※|浅蔵五十吉記念館|と共通の入館料

駐車場:30台、バス3台


《九谷陶片「ハッピース」アクセサリーづくり体験》

料金:500円 当日受付可能 時間:9:00~17:00(受付は16:30まで)

※上記料金には|五彩館||浅蔵五十吉記念館|共通入館料を含む

※体験受付は|五彩館|にて

石の里・小松市滝ヶ原で散策体験をしよう

お昼ご飯を食べた後、天気が良い日は外でアクティビティを楽しむのはいかがでしょうか。
加賀市のお隣・小松市にある、豊かな農村風景が広がる滝ヶ原集落。凝灰岩の産地として栄え、そこから切り出される石は福井県丸岡城の屋根瓦にも利用され、近畿地方や北海道などにも運ばれていました。石切場や明治後期につくられたアーチ型の石橋が今も残る滝ヶ原の散策ツアーに参加してきました。
滝ヶ原の魅力発信と豊かな里山資源や伝統技術などの継承を目的に、廃園・廃校となった小学校と保育所を再利用しオープンした『里山自然学校こまつ滝ヶ原』。そこで学校長を務める山下 豊さんにご案内をいただきました。
案内されたのは、石材彫刻師の中谷さんの工房。石製品の再興権威「石匠位(せきしょうい)」にも認定されている石工の達人です。石で出来ているとは思えないほど繊細な作品の数々を見ることができ、中でも不動明王が孔雀の上に鎮座する作品は圧巻でした。
奥に見えるのが標高478mの鞍掛山。山の形が馬の鞍に似ているため名付けられました。気軽に登れるにも関わらず白山や日本海を見渡すことができ、高山植物も鑑賞できて人気です。
木々の影が映る川の水は透き通り、土手には芽吹く蕗のとうに春の訪れを感じます。
滝ヶ原に残るアーチ型の石橋のひとつ、西山橋。以前は石材の運搬時に利用されていたようですが、今は生活道路として住民の暮らしを支えています。「実際に現存するアーチ型石橋を見ることで、歴史を感じることができました」とほりいさん。
廃校を活用した施設の中では石工職人が石を削る道具の展示もされています。

石切場の中で今も稼働している「本山石切場」の採掘場へ伺いました。1800年初期ごろから当時の藩主の土蔵をつくるなど、良質な石が算出される石切場として栄えてきたそうです。まるでダンジョンのような不思議な洞窟の中にはヒンヤリとした空気が流れます。

写真左の模様は木の化石の断面図。近年では店や家の玄関ポーチ、水回りなどに使用されるなど、県内外から石の注文が相次いでいるそうです。なお、採掘場の見学は3日前までに予約が必要ですのでご注意を。

基本情報

里山自然学校こまつ滝ヶ原

住所:石川県小松市滝ヶ原町ウ20

電話番号:0761-65-2436

営業時間:受付時間:9:00〜17:00

定休日:なし

駐車場:50台 バス2台


《石文化探索ガイドツアー》

料金: 

石切場と石橋見学60分コース…500円/人

石橋見学30分コース…300円/人

加賀に来たなら、「加賀カニごはん」を食べに行こう!

お昼はJR加賀温泉駅前にある『くいもん家ふるさと加賀本店』へ。
ここで人気なのが、「加賀カニごはん」。こちらは、北陸新幹線開通前の2015年に、ご当地グルメ企画として始まった取り組みだそう。加賀市橋立漁港で水揚げされた香箱ガニ(雌のずわい蟹)を1杯使い、旬の野菜や魚を使った小鉢に、味噌汁、加賀棒茶が付いた加賀市内のみで食べられる限定メニューなのです。
カニの焼き殻出汁を使った香箱カニ釜飯は地元産のコシヒカリと混ぜ合わせて直火で調理。炊き上げるのに時間がかかるので、前もって予約し、お店に着く前に電話するとスムーズです。
香箱カニのカニ味噌を詰め込み、地元野菜を香草バター、西京味噌と香ばしく焼き上げたカニ陶板焼きも絶品です。
炊き立ての加賀カニごはんを食べたほりいさん。「蟹の出汁と身がたっぷり入って、ふっくらほくほくで絶品!お腹いっぱい満たされました!」と大満足の様子。
なんでも「加賀カニごはん」は市内5店舗で提供されているそう。(毎年メニューは改良されるため今回の内容とは異なる場合あり)。「加賀カニごはん」の他にも海鮮刺身御膳やおけ寿司、わら焼きや鉄板焼き料理など種類も多く、季節ごとで旬の食材を味わえます。ちなみに数量限定のお店が多いため、事前予約がおすすめですよ。

基本情報

くいもん家 ふるさと加賀本店

住所:石川県加賀市小菅波町1-55

電話番号:0761-73-1135

【ランチ】11:00〜15:00(月〜日)※L.O.14:30、ドリンクL.O.14:30 月曜日はランチ営業のみ

【夜の部】17:00〜21:00(水・木・金・日・祝日)*L.O.20:30、17:00〜22:00(土)※L.O.21:30

定休日:火曜

料金:2023年加賀カニごはん:3980円(税込み)(年度ごとに内容が変わる ※夜のみの販売)、ランチ2000円〜3000円、夜3000円〜5000円

駐車場:40台


››くいもん家ふるさとInstagramはこちら

ご当地スイーツ「加賀パフェ」を食べよう

加賀に訪れたならぜひ味わってほしいのが、人気ご当地グルメの「加賀パフェ」。市内5店舗で提供されており、そのうちの1店が『カフェ・ランチ加佐ノ岬』です。こちらは加賀国立公園に隣接する木々に覆われた気持ち良いロケーションの中に佇むおしゃれなカフェです。
「加賀パフェ」は2016年に加賀市のおもてなし喫茶メニューとして誕生。その定義としては、ゼリーや生クリーム、スポンジケーキ、ポン菓子、アイスを敷き詰めた5層のパフェに、加賀棒茶がついたスペシャルメニューで、器にもこだわり地元作家が作ったオリジナルを使用と加賀を感じることができる贅沢なスイーツなのです。
加佐ノ岬の彩りパフェ/1,000円(税込)

その大きさに、ほりいさんも「すごーい」と嬉しそう。こちらのパフェのテーマは、加佐の岬から見る日本海や夕日、海鳥、灯台や緑の森を表現した「夕日パフェ」なのだそう。海に見立てたバタフライピーゼリーが綺麗です。
なお、加賀パフェはお店ごとにテーマや素材が異なるので、食べ比べするのもおすすめですよ。
スッキリとした飲み心地と芳ばしさが特徴の「献上加賀棒茶」は、クセもないのでお菓子にもとても合います。

まるで森の中に建っているかのような心地よい雰囲気の店内。屋外には大人数で食事できるテラスがあり、天気の良い暖かい日には外で楽しめます。食事メニューもあるので、家族や友達とのお出かけにもオススメのお店です。

基本情報

カフェ・ランチ加佐ノ岬

住所:石川県加賀市橋立町ふ23

電話番号:0761-75-1627

営業時間:10:30~17:00(月~土)、10:00~17:00(日・祝)*L.O. 16:30 11:30~14:00(ランチタイム)

定休日:木曜・金曜

※年末年始12月29日~1月4日(不定)

料金:ランチ1,800円~、加賀パフェ1,000円

駐車場:20台

パワースポット加佐の岬で雄大な自然に触れよう

最後にご紹介するのは、加賀を代表する景勝地『加佐の岬』。白山・御嶽山・富士山と三霊山が一直線上に並ぶ神秘的なパワースポット「パワーライン」の西の端としても人気です。駐車場から加佐の岬へ行くには雑木林の中を進みます。天気が良く木漏れ日が気持ち良いです。
雑木林を抜けると目に飛び込んでくるのが白亜塔形の「加佐岬灯台」。この辺は目印になるものが無く、漁師たちの目印として航海時に役立っていたそう。白い灯台と青空のコントラストが気持ちよく、空が広く天気の良い日は海も見渡せるオススメの場所です。
灯台から遊歩道を下って岬の先端まで行くことが出来ます。雨の日など滑りやすいため足元にはお気をつけください。
岬から一面に広がる海の風景は圧巻。とても気持ちよく、散策するだけでもエネルギーで満たされますね。日中の青空も素晴らしいのですが、夕焼けのタイミングも最高なので、カフェでのんびりしたあと、散策をして日本海に沈む夕日を眺めてみてはいかがでしょうか。

基本情報

加佐の岬

住所:石川県加賀市橋立町

電話番号:0761-72-7892(加賀市産業振興部環境課)

駐車場:20台

今回の旅はこれでおわり!

「石川県の観光といえば、金沢のイメージが強かったのですが、加賀エリアも面白いですね!! ご当地グルメや自然の景色、伝統工芸など、見どころが満載で、知らなかった加賀の魅力を発見できました」と大絶賛されていたほりいさん。
石川県南部を巡る観光の際には、本コースを参考にしてみてくださいね。

コースマップ

  • 九谷陶芸村
  • 里山自然学校こまつ滝ヶ原
  • くいもん家 ふるさと加賀本店
  • カフェ・ランチ加佐ノ岬
  • 加佐の岬

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