珠洲焼体験と能登の文化と歴史にふれる旅|石川県珠洲市
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ほっと石川旅ねっと体験ライターのまつおです。
能登には観光だけでなく、体験したからこそ触れることができるその土地の魅力がたくさんあります!
今回は能登エリアの珠洲市で珠洲焼の陶芸体験をし、珠洲焼館と須須(すず)神社へ行ってきました。
珠洲焼づくりを体験!初めてでも手回しろくろでカップができました!
珠洲市蛸島町にある『珠洲市陶芸センター』では「珠洲焼体験」ができます。
粘土も道具もすべて用意してあり、作り方も丁寧に教えてもらえるので、特に準備することなく珠洲焼を気軽に体験できます。
今回は、こちらの体験教室に参加してきました。
粘土も道具もすべて用意してあり、作り方も丁寧に教えてもらえるので、特に準備することなく珠洲焼を気軽に体験できます。
今回は、こちらの体験教室に参加してきました。
珠洲焼とはどういうものなのかをお聞きしながら陶芸を体験しました。
珠洲焼は、平安時代末期から室町時代後期にかけて珠洲市を中心に生産された焼き物で、忽然とその姿を消したそうです。500年ほど途絶えてましたが、今から約30年ほど前に復興されました。周辺にはいくつもの窯元があり、この後に行った珠洲焼館で多彩な陶工の作品を見ることができました。
珠洲焼は、平安時代末期から室町時代後期にかけて珠洲市を中心に生産された焼き物で、忽然とその姿を消したそうです。500年ほど途絶えてましたが、今から約30年ほど前に復興されました。周辺にはいくつもの窯元があり、この後に行った珠洲焼館で多彩な陶工の作品を見ることができました。
珠洲焼は、無釉(むゆう)で焼き締められておりザラッとした黒い表面が特徴です。
1200度以上の高温で焼き締めて、火を止めた後も窯を密閉して窯内に一酸化炭素を充満させることで、粘土に含まれる鉄分が黒く発色するそうです。焼きあがった器は微妙にニュアンスのある灰黒色となります。前から興味があった珠洲焼、和洋中どの料理にでも合いそうでワクワクします。
(この写真は次に伺った珠洲焼館で撮ったものです)
1200度以上の高温で焼き締めて、火を止めた後も窯を密閉して窯内に一酸化炭素を充満させることで、粘土に含まれる鉄分が黒く発色するそうです。焼きあがった器は微妙にニュアンスのある灰黒色となります。前から興味があった珠洲焼、和洋中どの料理にでも合いそうでワクワクします。
(この写真は次に伺った珠洲焼館で撮ったものです)
まず、先生がこちらが作りたい形(大きめのフリーカップを希望)に合わせて見本を作ってくれました。最初は底の部分から作っていきます。
親指くらいの太さで細長く伸ばした粘土を積み上げていくのですが、先生のはあっという間に形になりました。焼くと粘土が縮むので、ここでは約2割程度大きく作っています。
ひと通りの説明を聞いて(約10分)、この後は1人で作ります。完成まで先生についてもらえるので、分からないところはその都度聞きながら進めることができました。
材料は粘土、道具は手回しろくろのみ。シンプルな作り方ですが、ろくろは初めてなのでドキドキしました。
材料は粘土、道具は手回しろくろのみ。シンプルな作り方ですが、ろくろは初めてなのでドキドキしました。
少しずつ立ち上げていきます。
表面をヘラでならすとなんとなく形になってきました。カップにしては高さが足りないような気もしますが、とりあえずできたことに一安心。
口の部分の仕上げを確認しながら作業を進めます。ここまで1時間弱かかりましたが、はじめてのことばかりであっという間でした。
できました!カップというより小鉢ですかね・・
重さもずっしりとして手に馴染みます。これは焼き上がりが楽しみ!
体験時間は2時間で粘土も残り時間もあったのでもう1個作りました。
時間内に2個完成!
2個目は注意するポイントが少しわかってきて、形は違うけれどこれはこれで納得。両方とも小鉢かな…と思いながら、高くまっすぐ立ち上げるのが難しかったので、また機会があればぜひ再挑戦したいと思いました。
陶芸にハマる気持ちもわかるような気がしました。
焼き上がりは着払いで自宅に送ってもらえるそうです。
どんな風な珠洲焼になるのでしょうか。到着が待ち遠しいです。
時間内に2個完成!
2個目は注意するポイントが少しわかってきて、形は違うけれどこれはこれで納得。両方とも小鉢かな…と思いながら、高くまっすぐ立ち上げるのが難しかったので、また機会があればぜひ再挑戦したいと思いました。
陶芸にハマる気持ちもわかるような気がしました。
焼き上がりは着払いで自宅に送ってもらえるそうです。
どんな風な珠洲焼になるのでしょうか。到着が待ち遠しいです。
後日、焼き上がりの器が送られてきました!灰黒色の珠洲焼に感動です!
約1ヶ月半後に珠洲焼に焼成された器が届きました。ちゃんと灰黒色の珠洲焼の器になっていました。使いやすそうな大きさで初めてでもちゃんとできたことに感動です!サラダ?煮物?何を盛り付けようかワクワクしています。
陶芸センターの周りを散策することもできます。
陶芸センターの周りには珠洲焼のモニュメントもあり、散策もできるようになっています。
昔の珠洲焼の紋様を説明した展示物もいくつかありました。集中して粘土をこねた後に外の風にあたって散策するのもいい時間でした。珠洲焼の体験と共にぜひ周りの景色もご覧ください。
基本情報
珠洲市陶芸センター
【住所】石川県珠洲市蛸島町ミ部1-1
【電話番号】0768-82-3221
【定休日】月曜、祝日の翌日、年末年始(12/29~1/3)
【営業時間】9:00~17:00
【駐車場】15台
《珠洲焼づくり体験》
【体験時間】9:00~17:00のうち2時間
※事前に珠洲市陶芸センターへ要電話確認
【体験可能人数】1日1~24名(要予約)
【体験実施期間】通年
【料金】お一人様 3,000円(税込/粘土代、焼成代込み) 送料着払い
ただし、珠洲市内の児童、生徒は1,500円
手回しろくろを使い、手びねりで形を作ります。
粘土は1人1kg使用するので、
湯呑なら2~3個、丼なら1個作ることが可能です。
【体験可能な方】 小学生以上ならどなたでも
珠洲焼に興味を持ったら展示販売されている『珠洲焼館』へ!
珠洲市陶芸センターから車で約2分(徒歩でも約8分)の場所に『珠洲焼館』があります。珠洲焼資料館と同じ敷地です。
中に入るとゆったりとした広い館内で、珠洲焼の品揃えの多さに圧倒されます。能登のお土産に買っていく方も多いのは納得です。
季節や生活シーン別に珠洲焼きが並べられています。
こういう並べ方だとどんな風に使うのかを想像しやすいです。
こういう並べ方だとどんな風に使うのかを想像しやすいです。
お花を生けても、珠洲焼の黒さと生地肌の風合いがよく合いますね。
こちらのコーナーではぐい呑みが集められていました。
形と値段を比較しながら選ぶことができます。お手頃なものも並んでいました。
形と値段を比較しながら選ぶことができます。お手頃なものも並んでいました。
窯元別にも並べられていて、お目当ての作家さんを見つけることもできます。
こちらは女性の作家さんの作品です。現代風にアレンジされていて使いやすそうでした。
基本情報
古代から日本海側一帯の守護神で縁結びの神様を祀る『須須神社』へ!
そして珠洲まで行ったらぜひ立ち寄ってほしいのが『須須(すず)神社』です。
珠洲市陶芸センターから車で海沿いの道を北上して15分くらいの所にあります。
珠洲市陶芸センターから車で海沿いの道を北上して15分くらいの所にあります。
鳥居が海に面していて、景色も中の社叢(しゃそう)もとても素晴らしい神社です。
狛犬の古さがこの神社の歴史を物語っています。
ここにも義経伝説の歌碑がありました。
能登ではあちこちに義経の伝説があり、大切に語り継がれてきたことがわかります。
4月~10月まで拝観できる宝物殿には、義経ゆかりの品々が収蔵されており、「蝉折(せみをれ)の笛」は海難を救われたお礼として義経が奉納したものだそうです。このほかに「弁慶の守刀」もあるようで、義経や弁慶がすぐそこにいるように思えます。
時期が合わずに見ることが叶いませんでしたが、次回はぜひ拝見したいと思いました。
能登ではあちこちに義経の伝説があり、大切に語り継がれてきたことがわかります。
4月~10月まで拝観できる宝物殿には、義経ゆかりの品々が収蔵されており、「蝉折(せみをれ)の笛」は海難を救われたお礼として義経が奉納したものだそうです。このほかに「弁慶の守刀」もあるようで、義経や弁慶がすぐそこにいるように思えます。
時期が合わずに見ることが叶いませんでしたが、次回はぜひ拝見したいと思いました。
中の鳥居の先は神域として大切にされてきた社叢へと続いています。
須須神社の社叢は照葉樹林の北方的限界性を示しており、国指定天然記念物となっているそうです。神様がおられる社叢という厳かな感じでした。
須須神社は約2000年前、第10代祟神天皇の時代に創建された由緒ある神社です。
当初はこの地から少し北の山伏山に創建されましたが、8世紀頃に今の場所に遷宮されたそう。
今でも奥社が鎮座する山伏山は、かつて「鈴ヶ嶽(すずがたけ)」と呼ばれ、神奈備(かんなび)のお山であると古くから崇拝を受け、海上を行く船の目標とされていたそうです。
当初はこの地から少し北の山伏山に創建されましたが、8世紀頃に今の場所に遷宮されたそう。
今でも奥社が鎮座する山伏山は、かつて「鈴ヶ嶽(すずがたけ)」と呼ばれ、神奈備(かんなび)のお山であると古くから崇拝を受け、海上を行く船の目標とされていたそうです。
この地に来られたことに感謝してお参りしました。
本殿の屋根には前田家の梅鉢家紋がありました。
加賀藩祖前田利家が巡国の際に須須神社を祈願所と定め、社領として石高75石を寄進し、武運長久の祈願をしたということ。
そういうご縁があっての梅鉢家紋か、と納得しました。
加賀藩祖前田利家が巡国の際に須須神社を祈願所と定め、社領として石高75石を寄進し、武運長久の祈願をしたということ。
そういうご縁があっての梅鉢家紋か、と納得しました。
基本情報
須須神社(すずじんじゃ)
【住所】石川県珠洲市三崎町寺家4−2
【電話番号】0768-88-2772
【拝観⽇】通年(ただし宝物殿拝観は4月~11月まで)
【拝観時間】9:00~16:00
【拝観料】 無料
宝物殿拝観料(要予約)大人300円、団体250円、中学生以下無料
(200円追加で、寺家の大キリコも見ることができます)
【駐車場】20台
珠洲市の中心、車でも15分程度の場所で珠洲焼に触れ、能登の歴史を感じられる須須神社を堪能してきました。
楽しくて知識も深まり、とても充実した能登の一日になりました!
ずっと昔からこの地で様々な人が行き交い、歴史を積み重ねて来たことが感じられる旅になりました。
また訪れて深掘りしたい石川県内のスポットが増えました。
珠洲のおすすめ旅をぜひ体験してみてください。
楽しくて知識も深まり、とても充実した能登の一日になりました!
ずっと昔からこの地で様々な人が行き交い、歴史を積み重ねて来たことが感じられる旅になりました。
また訪れて深掘りしたい石川県内のスポットが増えました。
珠洲のおすすめ旅をぜひ体験してみてください。