金沢から日帰りで楽しめる!能登半島南部エリアへ!
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※このブログは2022年3月時点の情報です
能登を旅したい、でもなかなか時間がつくれない……。そんなときは、能登半島南部エリアがおすすめ。金沢市内から車で1時間圏内のところに、楽しめるスポットが点在しています。
波打ち際をドライブして能登半島へ!
能登へのアプローチは、全長8㎞の「千里浜なぎさドライブウェイ」を通って。
ここは日本で唯一、自動車で走ることができる砂浜。波打ち際を走るなんて、映画のワンシーンのようでちょっとドキドキしますが、車はノーマルタイヤでOKです!
潮風を感じながらビーチを走れば、気分は一気にリゾートモードに。能登ショートトリップへの期待も高まります!
千里浜なぎさドライブウェイ通行情報
千里浜なぎさドライブウェイは、安全に走行できない(波が高いなど)と判断された場合に、石川県(管理者)が通行規制を行い、車で走行することができません。
現在の規制状況を確認したい場合は、「石川みち情報ネット」からお調べください。
ドライブの途中に立ち寄りマストの道の駅
「千里浜なぎさドライブウェイ」を走るなら、立ち寄りたいのが「道の駅 のと千里浜」。入口にど~んと構える、千里浜の砂でつくった砂像が目印です。
毘沙門天やイノシシなどが彫られた迫力ある砂像の傍らでは、可愛らしい招き猫がお出迎え。砂浜を車で走行できるのも、見事な砂像ができるのも、実は理由は同じ。千里浜は砂の粒子が小さく、ひとつひとつの大きさがほぼ同じという特徴があるからなんです!
「道の駅 のと千里浜」でしたいことはいろいろ。直売所「かわんちまーと」でオリジナルのお土産を探したり、地元食材を使ったランチをレストランで食べたり、足湯(11月下旬~4月下旬はクローズ)でほっこりしたり、情報スポット「のとのまど」でドライブ所要時間を調べたり‥‥…。旅行者にとって頼もしい存在です。
直売所には、旬の野菜や加工品のほか、地元のお菓子屋さんのお菓子もあって、少しずつ買い求めるのが楽しい♪
能登の里山を駆け回ったイノシシ「のとしし」を加工したソーセージやジャーキー、カレーなどレアなものもあって、ぜんぶ試したくなります!
お米やお酒など、オリジナル商品も。お米は350g、日本酒は300mlのミニサイズもあるので、友達へのお土産にしても喜ばれそう。お米は農薬や肥料を一切使用せずに作物を育てた自然栽培のコシヒカリ。田んぼには、トキも降り立つのだとか。
そんな清らかな環境で育ったお米を100%使用した純米酒「唐戸山」は、こちらのオリジナル商品。雑味がなくスッキリと味わえます。
車のカップホルダーに収まるチップスは、ドライブのお供に。羽咋や能登各地で収穫される野菜を米油で揚げ、化学調味料無添加で仕上げています。紅はるかのチップスは焼き芋の風味がたっぷりで、あっという間に完食してしまいました。
知る人ぞ知る羽咋の自家焙煎珈琲店「神音カフェ」によるオリジナルブレンドのコーヒーも、挽きたてを飲むことができます。深煎りでコクのある味わいが気に入ったのでお土産にひとつ購入。
羽咋の空気や土、風土を感じるお土産は、旅を終えた後も、余韻に浸れます♪
基本情報
道の駅 のと千里浜
住所:石川県羽咋市千里浜町タ1番地62
電話番号:0767-22-3891
営業時間:平日9:00~17:00(12~3月を除く土日祝日は~18:00)
*レストランは11:30~14:00(13:50L.O.)
定休日 第2・第4水曜日(祝日を除く)
駐車場:あり
ローマ法王に献上したお米が育つ、神子原地区の棚田へ
「千里浜なぎさドライブウェイ」を降りて、まずは里山へ。羽咋市の神子原(みこはら)地区に到着して迎えられるのは、美しい棚田。
その名の通り、まるで神様に見守られているような、美しく穏やかな風景に心が洗われます。
ここはただ風景が美しいというだけではありません。豊富な雪解け水と、寒暖差のある気候が育てるお米は絶品! このお米は、ローマ法王に献上されたブランド米でもあるのです。
人口500人ほどの神子原地区で育ったお米が、カトリックの最高峰へ……。うーん、なんだかドラマを感じます。
棚田を望む約3㎞の散策ルートは、ハイキング気分で歩くのにぴったり。車も通行が可能です(農耕車を優先して、安全なドライブを♪)。
棚田の見頃は例年、田植えを終えた6月頃から刈り取り前の9月頃まで。美しい自然と人の営みがクロスする風景は感動的です。
神子原の豊かな恵みを気軽に味わえる直売所でひと休み
散策の拠点となるのは、農産物直売所の「神子の里」。
ここでの楽しみは、他ではなかなか手に入らない地元の特産品を入手すること。イートインスペースもあるので、散策の前後にランチをとったり、ひと休みしたりすることもできます。
もちろん、ブランド米の「特選能登神子原米」もあります! このお米の特徴は、強い旨みと豊かな香り、モチモチの食感。しっかりとした存在感は、料理の脇役ではなく、主役になれるほど。
収穫量は限られ、化学肥料を使った増産もしていないので、市場に流通する量が限られる貴重なお米です。
お腹が空いたら、名物の「神子原ライスボール」を。「ローマ教皇にお米を献上した際、素揚げのおにぎりにして召し上がった」というエピソードから着想したユニークな一品です。お米にチーズなどを詰めて揚げたライスボールは、食べ応えアリ。
そのほか、きれいな山水で育ったクワイを使ったかき揚げやおこわ、神子原米の米粉でつくったスコーンなどなど……。どれもリーズナブルなのに、レストランに負けない、ラインナップとおいしさです。
お酒好きなら、「特選能登神子原米」を使った日本酒も見逃せません! 生酛純米の「神子」は、ほどよい酸味と軽やかな味わい。300ml (1,320円)なら、旅行カバンに入れてもスペースをとらないかも? 神子原産「百万石の白」という酒米で仕上げる純米大吟醸や生原酒の発売も楽しみです!
基本情報
能登の森に抱かれて過ごす至極の時間
金沢からの日帰り旅行は、さらに足を延ばして志賀町へ。凛としたすがすがしい空気と緑が香る風を感じたら、目的地はもうすぐ。めざすは森の中にあるカフェレストランです。
「ペンション&カフェ クルーズ」に到着すると、手入れが行き届いた庭と、とんがり屋根の洋館に迎えられました。この非日常的な佇まいに、気持ちを高ぶらせながら、館内へ。
アンティーク家具や暖炉のある室内は、とても温かなムード。窓の外には静寂の森が広がり、この土地が持つやさしさや深みに包まれるような居心地の良さがあります。
雰囲気を醸し出すアンティークの雑貨やインテリアは、長年かけて集められたもの。テーブルの配置もゆったりとしていて、心置きなくくつろげます。
なにはともあれ、楽しみにしていたランチ!この土地ならではの「能登豚のソテーといろいろ野菜のプレート ころ柿ソース添え(1400円)」をいただきました。まろやかで旨味のある豚に、志賀町名物・ころ柿(干し柿)のソースがよく合います。
吹き抜けの建物のガラス窓の向こうは、ペンションのゲスト専用スペース。ディナーは地元の食材を使った和洋折衷のフルコースとのこと。ペンションというよりもオーベルジュのような印象です。
また、このペンションとは別に一棟貸しの貸別荘もあり、雑貨屋も併設しています。
※撮影のため一時的にマスクを外しています。
「志賀町は、食材も自然も豊か。のと里山海道の入り口にも近く、金沢や輪島へ車で約1時間で行くことができるんですよ」と、オーナーの久里さん。ご家族で切り盛りするアットホームな雰囲気は、ヨーロッパの田舎にある小さなホテルを髣髴とさせます。
「志賀町は、食材も自然も豊か。のと里山海道の入り口にも近く、金沢や輪島へ車で約1時間で行くことができるんですよ」と、オーナーの久里さん。ご家族で切り盛りするアットホームな雰囲気は、ヨーロッパの田舎にある小さなホテルを髣髴とさせます。
海あり、森あり。いろいろな表情を見せる能登は、どこを切り取ってもおいしい金太郎飴みたい♪ 魅力が尽きないから、旅を終えたばかりなのにもう能登へ行きたくなっています!
基本情報
ペンション&カフェ クルーズ
住所:石川県羽咋郡志賀町矢蔵谷子4-32
電話番号:0767-32-3896
営業時間:11:30~17:00(土・日曜・休前日は~15:00)
定休日:木曜 *ペンションは無休
駐車場:あり