能登のキリコ祭りを楽しもう!開催日や駐車場情報も紹介!
能登半島の観光に外せない一大イベント「キリコ祭り」!
「キリコ祭り」は能登が誇る伝統文化の一つ。夏から秋にかけて能登の各地で開催され、大きさや形も様々なキリコを見ることができます。
今回の記事ではその一部をご紹介!駐車場や開催日もこちらからご確認ください!
「能登のキリコ祭り」とは?
また、キリコ祭りでは各家で「ヨバレ」が開かれ、親族をはじめ親しい友人や知人を招いて祭り料理をふるまいます。
キリコによる幻想的な乱舞は必見で、2015年には「灯(あか)り舞う半島 能登~熱狂のキリコ祭り~」として日本遺産に認定されました。
「キリコ」ってなに?
山車の一種で、大きな直方体の形をしています。大きいもので高さ約15m以上、重さは2tもあり、間近でみるとその大きさに圧倒されます。
キリコに描かれた絵も見どころです。武者絵や竜、虎、美人画、仏画など、町内それぞれで様々な絵を見ることができます。
そして、夜になると内部の明かりが灯され町中を照らします。笛や太鼓・鐘の音を響かせ、神輿を先頭にいくつものキリコが並ぶ様は、一度は見てほしい能登の絶景です。
個性的な能登のキリコ祭りをご紹介!
駐車場や開催日の情報も記載していますので、ぜひご覧くださいね。
【あばれ祭】能登のキリコ祭りのトップバッター!
若い衆によって担がれたキリコが火の粉に包まれたり、神輿を地面に叩き付け、さらに川に投げ込んだりと大暴れ!キリコ祭りの中でも最も激しいものの一つとして知られています。
あばれ祭の開催日は?
あばれ祭の開催日は、毎年7月の第1金曜・土曜日です。
1日目には花火大会や松明の周囲を乱舞するキリコが見られ、2日目には神輿が登場し、キリコと共に八坂神社を目指します。
見どころ①:キリコの乱舞と熱気!
約40基ものキリコが登場し、宇出津の町中を巡行します。夜になると祭りムードはさらに高まり、「いやさか広場」に設置された柱松明の周りをキリコが乱舞します。
火の粉を浴びながら乱舞する様はとても勇ましく、広場は熱狂に包まれます。
見どころ②御輿を壊して大暴れ!
「チョーサ、チョーサ」と大きな掛け声を発しながら、御輿をこれでもかという程に地面に叩き付け、川に投げ込み、さらには火の中にも放り込みます。
容赦なく神輿が痛めつけられる様はまさに"あばれ祭"最大の見どころです!
御輿もキリコも大暴れの「あばれ祭」。ぜひ見に行ってみてくださいね。
基本情報
あばれ祭
[会場]
〒927-0433 石川県鳳珠郡能登町宇出津地内
[開催日]毎年7月第1金曜日・土曜日
[開催時間(見どころ)]
・キリコの大松明乱舞(1日目):午後9時頃~
・あばれ神輿出発(2日目):午後9時頃~
[臨時駐車場]
・宇出津新港臨時駐車場
・漁協製氷施設前臨時駐車場
・遠島山公園臨時駐車場
[交通アクセス]
能越自動車道 のと里山空港ICより車で約25分
[電話番号]0768-62-8526(能登町ふるさと振興課)
あばれ祭公式サイトはこちら▶
https://abarematsuri.jp/
【能登島向田の火祭】燃え上がる松明!大キリコが練り歩く!
炎は天高く燃え上がり、松明が倒れた方向で豊漁・豊作を占います。
能登島向田の火祭の開催日は?
能登島向田の火祭の開催日は、毎年7月の最終土曜日。
越後の国を作った伊夜比古神(男神)と伊夜比咩神(女神)が年に一度の逢瀬を楽しむ祭りとしても伝えられています。
当日は、崎山広場への出発の前に伊夜比咩神社で火祭神事が行われます。
見どころ②大小7基のキリコが町を練り歩く!
これらは神輿を先頭に伊夜比咩神社から出発し、街中を照らしながら松明のある崎山広場を目指します。
広場に到着すると、威勢のよい掛け声と笛の音を響かせながら松明の周りを7周練り歩きます。
見どころ②燃え上がる巨大な火柱
キリコと神輿が退場すると、大松明の周りを人々が手松明を持って練り歩きます。
希望すれば地元の方でなくても参加できるので、興味がある方はぜひやってみてくださいね。
そして、いよいよ火祭の見せ場がやってきます。
さらに、この日はちょうど松明の上に月が出ていてとても綺麗な光景を見ることができました。
悠々と練り歩くキリコ、燃え上がる大松明の火柱はとても迫力がありました。
基本情報
能登島向田の火祭
[会場]〒926-0211 石川県七尾市能登島向田町崎山広場
[開催日]毎年7月最終土曜日
[開催時間]19:30~23:00
[駐車場]
向田漁港、JA能登わかば能登島支店
[交通アクセス]
・能越自動車道 田鶴浜バイパス 和倉ICから車で15分
・能登島交通利用 向田宮前バス停から徒歩10分
[電話番号]0767-53-8424(七尾市交流振興課)
能登島向田の火祭公式サイトはこちら▶
https://himatsuri.jp/
【石崎奉燈祭】七尾四大祭りの一つ!100人で担ぐキリコの乱舞
先に紹介した「能登島向田の火祭」と共に「七尾四大祭り」に数えられています。
漆塗りに金の装飾、吹き流しや提灯で飾られた絢爛なキリコは町内ごとに色分けされており、赤や黄色、緑などを使った個性豊かな装飾も見どころです。
石崎奉燈祭の開催日は?
石崎奉燈祭の開催日は毎年8月の第1土曜日。
この前日には「前夜祭」が開かれ、キリコが町内や和倉温泉駅前を廻ります。
見どころ①軒先をかすめながら進む煌びやかなキリコ!
その高さは約12~13m、重さは約2tで、「サッカサイ、サッカサイ」という若い衆たちの掛け声と共に、窓から見る人々のすぐ目の前を進んでいきます。
見どころ②迫力満点!目の前で乱舞するキリコ
キリコが堂前広場へ到着すると乱舞が始まります。巨大なキリコが目の前に迫り紙吹雪が空に舞います。
担ぎ手たちの威勢の良い掛け声が広場を包み、担ぎ終わると沿道からは拍手があがりました。
堂々と並ぶ姿がとてもかっこいいです!皆さんスマホやカメラを構えて撮影していました。
この後も祭りは続き、夜にはさらに勇壮で華麗な乱舞を披露しました。
迫力満点のお祭りをぜひ現地で楽しんでみてください。
基本情報
石崎奉燈祭
[会場]〒926-0171 石川県七尾市石崎町
[開催日]毎年8月第1土曜日
[臨時駐車場]
・能登香島駐車場(和倉温泉運動公園テニスコート横)
・ワクラ村田製作所(午後12時までには必ず出庫してください)
[交通アクセス]
(車) 金沢からのと里山海道 和倉ICで下車
(公共) JR和倉温泉駅下車徒歩すぐ
[電話番号]0767-62-2835(石崎地区コミュニティセンター)
石崎奉燈祭公式サイトはこちら(七尾市)▶
https://www.city.nanao.lg.jp/koryu-s/event/8gatsu/issaki.html
【宝立七夕キリコまつり】巨大なキリコの海中乱舞と花火のコラボ!
能登のキリコ祭りの代表的なものの一つで、七夕飾りを付けた大キリコが100人もの若い衆に担がれながら町を練り歩きます。
夜には鮮やかな花火と海中乱舞するキリコのコラボレーションを楽しむことができます。
宝立七夕キリコまつりの開催日は?
開催日は毎年8月の第1土曜日です。
当日は地元学生によるパレードやステージイベントなど、様々な催しが開かれます。
見どころ①七夕飾りを身につけた大キリコ
高さは約14mで能登のキリコでも最大級。提灯や色とりどりの七夕飾りが飾られ、風流で美しいキリコとなっています。
見どころ②花火とキリコの刹那の絶景
海岸に集まったキリコたちは、沖に設置された松明を目指して海を進みます。
海をゆっくりと進むキリコがとても幻想的です。
巨大なキリコと花火のコラボレーションが楽しめる七夕祭り。夏の能登に訪れた際は見に行ってほしいお祭りです。
基本情報
宝立七夕キリコまつり
[会場]〒927-1222 石川県珠洲市宝立町鵜飼2-16 鵜飼川河口付近
[開催日]毎年8月第1土曜日
[開催時間]18:30~23:00頃
[臨時駐車場]
珠洲市立宝立小中学校、見付公園駐車場
[交通アクセス]
能越道のと里山空港ICから車で40分
珠洲鵜飼バス停から徒歩15分
[電話番号]0768-82-7776(珠洲市観光交流課)
宝立七夕キリコまつり公式サイトはこちら(珠洲市)▶
https://www.city.suzu.lg.jp/site/kankou/1797.html
そのほか様々なキリコ祭りが開催されます!
能登のキリコ祭りはこれだけではありません。夏から秋にかけて、能登各地で独特の変化を遂げたキリコ祭りが多数開催されます。
今回紹介したものよりも更に大きなキリコや、金箔や漆をふんだんに使ったものなどなど…他のキリコ祭りは特集でご紹介しています。ぜひご覧ください。
キリコ祭りを見学するときの注意
駐車場は公式サイトなどで確認し、決められた場所を利用しましょう。民間の店舗や地域の方のお家には絶対に駐車しないでください。
また、祭礼委員やスタッフの指示に従い安全に見学しましょう。担がれているキリコのそばは大変危険です。
能登半島には他にも祭りがたくさん!
能登半島では、キリコ祭りに限らず様々な祭りが開催されます。気になる方はこちらのリンクもチェックしてみてください!
おわりに
シーズン中は毎週のようにお祭りが開催されており、能登全体が活気づきます。
何百年もずっと守られ受け継がれてきた能登のキリコ祭りを、ぜひ一度体感してみてください。