石仏山祭り
女人禁制の霊山にて神宿る巨石に豊作祈願
打ち鳴らす太鼓を合図に石仏山へ入り、急な坂道を登ると、中腹に前立という高さ3m、幅0.6mの巨石があり、左右に小さな石が並ぶ。これは大己貴命(おおなむちのみこと)の霊代とされていて、ここが祭場となり、巨石の中頃にしめ縄をした前立の前に参集し、神饌(シンセン)を備え、その年の豊作を祈る。
石仏山は潔界山とも言われ、今日までも女人禁制の霊山。
石仏山は古代の祭祀遺跡であり、社殿のない神社として古来尊崇されてきた。石神信仰におこり、中世の修験道の霊場信仰を経て、麓ムラの神社の祭りとなってからも祭祀組織の当耶制が行われており、また石仏山の神を降ろして祭った後、田の神として里に降りられて春の農耕が始まることなど、民間信仰との強い絆がある。
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